言葉にはクラスタというものがあって、
あまり遠い言葉を使う人は、
近い将来、精神に異常をきたすそうだ。
※ マリアーノ・シグマン。
アスリート、スポーツ、自信、Eスポーツ、LOL。
言葉のクラスタはかなり近い。
「ほとんど同じ意味」
と言っていい。
というわけで今回は
の書評を書く。
この記事はパッチ13.3の時に執筆されました。
どうして自信が必要なのか?
この本の冒頭部分を結構読んで探したのだけど
- ○○だから自信を付けよう
とは書いてなかった。
ただ文庫本のまえがきは
人生をなんとか挽回したい、再起を果たしたい。
一生折れない自信のつくり方 4Pより引用
そう思っている人たちのために、『一生折れない自信のつくり方』を出版してから8年が過ぎました。
という言葉から始まっている。
本には書いていないが、
自信を付けるメリットは
- あったほうが楽しい
- ないと話にならない
あったほうが楽しい
孔子が言うには、
- 知る>好む>楽しむ
となっていくそうだ。
楽しむものには及ばない。
LOLをプレイしていて楽しいのであれば、
その人が上手くなるかどうかは、
もはや時間の問題といえる。
「自分の人生や将来に絶望しているけれど、毎日とても楽しい」
なんていう人は、
中々いないだろう。
ないと話にならない
アイヴァン・ジョーゼフの自信というスキル
という有名な動画がある。
※ 英語には、スキルは習得するもの、アビリティは生まれつき持っているもの、というニュアンスがある。
その動画では
「飛行機の操縦したことがない人が、飛行機の操縦に自信があるわけがない」
と言っていた。
自信がないと話にならないのは当たり前で、
「おまえ練習してないだろ」
というわけだ。
どうして自信がないのか?
- マイナスの思い込みに囚われている
- 長期的な視点がない
1
少々哲学的ですが、「あなたはあなたの思考そのもの」なのです。
自信の欠如、何かに対する恐れ、否定的な解釈、――
これらのもとは、すべて「あなた自身の思考」です。
一生折れない自信のつくり方 36Pより引用
本には、本人の努力が必要と書いてあった。
確かにマイナス思考的の人というのは、
真面目な人か、
努力をしない人のどちらかであることが多い。
2
依存や甘えを断ち切り、真の自立した人生を実現するためには、長期的に物事を考える視点が大切になります。
ところが、自信を持てない多くの人は、目先のことしか考えていません。
一生折れない自信のつくり方 61Pより引用
この部分を読んだ時に思ったのは
「目先のことしか考えられないのは、彼らが自分の将来を暗いと思うからじゃないか?」
と考えたのだが、
まさにこの
- 現状の自分が変化しないと思っていること
こそが短期的な視点そのものである。
段々ラクになっていくとか、
そのうち面白くなってくるかもしれない、
みたいな視点がない。
こういったものは
- (マインドセット)成長マインドセットと固定マインドセット
- (暗黙の知能観)増大的知能観と固定的知能観
の固定と付くほうの考えだ。
固定と付くほうはつまり、
短期的な視点しかないことを意味する。
具体的な自信をつける方法
130Pから、ようやく自信をつける方について書かれている。
そこまで薄い本じゃないので、
当たり前ではある。
これがインターネットの記事だったら、
”今すぐ自信を付ける方法20選”
というタイトルで、
冒頭に20選書いてあっただろう。
小さな成功を積み上げて大きな成功をつくり上げる
この本に限らず、
頻繁に言われることだが
- 自分の思っていること
- 自分のしていること
を一致させるといい。
という話だ。
- 知行合一(ちこうごういつ)
現代風に言えば
- インプットとアウトプットを一致させる
となるだろうか。
自分なりの成功パターンを作る
メンタルコーチが堀内投手に課したこと、それは「毎日同じ時間に多摩川のグラウンドで走ること」でした。
一生折れない自信のつくり方 146Pより引用
それは決してハードなトレーニングではありません。
軽くジョギングするようなスピードでグラウンドを2週走った後、歩きながらメンタルコーチと会話するだけです。
メンタルコーチが期待していたのは
「プライベートでメンタルコーチを付けてまで努力している」
という自信を植え付けることだったそうだ。
他人が聞いてもピンと来ない話だが
- 効果は高かった
- 練習の負荷が低いので何年も続けられた
というわけである。
私もLOLだと
- LOLの情報は、公式のパッチノート、統計サイト、対戦相手からしか得ない
ことにしている。
対戦相手がいるゲームは、
目の前の対戦相手から学べるので、
昔からそういう方法を取っている。
いちおう仕組み的な話を言うと、機能的固着は負の影響をもたらす。
誰でもできることを熱心にやる
凡事徹底というヤツだ。
今までやったゲームでは、
格闘ゲームが最もわかりやすかった。
格闘ゲームは流れが決まっていて
- 技を当てる
- コンボを繋いでダウンさせる
- 起き攻めをする
攻め側の行動はこの流れなのだけど、
上手な人ほど全ての行動の精度が高い。
LOLを説明する場合は、
もう少し複雑になるが
- チェックリストを時系列に並べる
- 順番にチェックを付けていく
というイメージである。
ゲームに限らず物事は細かい手順がたくさんあって、ソレを100~1000個くらいしていく。
早起きの習慣が自信をつくる
起きる時間を固定すれば、
夜更かししても生活リズムがすぐに戻るし、
健康的な生活でやる気も出る。
という話ではない。
- 小さな成功を積み上げて大きな成功をつくり上げる
- 自分なりの成功パターンを作る
- 誰でもできることを熱心にやる
この3つを消化しやすいのが
- 朝早く起きてその日の予定を立てる
- その後、予定を消化する
ことである。
もっと簡単に言うと
- その日の予定は朝早起きしないと立てられない
ギリギリまで寝てたら、
何か考えて予定を立てられない。
あまり早起きしても体に悪いので、30分~1時間くらいの早起きで良いだろう。
予定をゆっくり立てられれば良いわけだ。
終わりに
- 自信はあったほうが面白い
- 自信をつけるには長期的な視点が必要
- 予定を立てて消化するには早起きしないと難しい
夜寝る前に明日の予定を立てるという手もあるが、
寝る前というのは、
- 一日の中で頭が働かない時間の1つ
である。
午後2時ぐらいの眠さで、
明日の予定を立てても、
大した結果にはならないだろう。
LOLで考えればすぐにわかる
- 試合中の頑張りや努力
- 試合前の計画
1よりも2のほうが、
何百倍も重要だ。
というわけで
- 計画を立てる
- 消化する
- よくやったと自分で思う
このサイクルが自信をつくる。
起床時間は徹底したほうがいい
私も特別な行事がない限り、
必ず朝5時に起きることにしている。
前日夜更かしして4時まで起きていれば、
1時間だけ寝て、
その日の夜に速く寝る。
ギリギリの時間に起きると、
起こされていることになる。
そんな消極的な姿勢では面白くないだろう。
開幕ブリッツクランクに引っ張られるヤツと同じだ。
関連図書
買うなら漫画が良いだろう。
読むコストも低く、
記憶しやすい。