考察記事

人間は感情マシーンだけど、機械に価値観を寄せていくという話

次のようなコメントが来た。

最初に結論を書くと

  • 彼らが怒るのはゲームを理解していないから

となる。

まだLOLの価値観を持ち合わせていないのである。

アンガーマネジメントというのは、
病的に怒りっぽい人じゃない限り

  • 俺はしないけど、お前は(アンガーマネジメント)しろよ

というものだ。

人間怒りたい時に怒ればいいし、
全く怒らないよりは怒ったほうがいい。

そんなわけで、
怒る理由だけを書く。

怒るのは別に構わない。

この記事はパッチ13.3の時に執筆されました。

The Emotion Machine

次のうちどちらが人間に近いか、
考えてみてほしい。

  • 感情能力がある思考マシーン
  • 思考能力がある感情マシーン

1 漫画やアニメに出てくる高性能なロボット。

そういうイメージが沸くと思う。

2 思考能力はおまけで、
感情がメイン。

人間はこういった生物だ。

ブログ記事の見出しを英語で書くのは、基本的にNG行為だけど書いた。

冷淡

アニメ、漫画、小説には魅力的なキャラクターが描かれる。

普段は冷淡、合理的、計算高いキャラクターが、
物語後半に味方をかばって退場するシーン。

テンプレである。

しかしそういったキャラクターが魅力的なのは

  • 人間は思考能力の弱い感情マシーン

という共通了解を持っているからだ。

プレイヤーは自分の価値観を機械に寄せている

ジャングルを自分のモノだと言うジャングラーの問題点

こういう考えを持っている人は

  • 物凄い下手
  • 初心者

どちらか。

というのも、
そう思っていた場合

  • 相手のジャングル
  • 味方のレーン

「上の2つは誰のものなんですか?」

となってしまう。

そうなるとLOLをプレイする上で、
問題がたくさん出てくる。

ゲームのルールを理解していないので、
そういうことを考えるわけだ。

「自軍のジャングルを味方に取られるのが嫌だ」
全く合理的な考えじゃないので、ゲーム知らないヤツと判断される。

他人から良く思われたい

人間はこういった本能を強く持っているのは、
誰にでもわかることだろう。

2つくらい論理を飛ばすと、
それだけ孤独に弱いわけだ。

なので人間は

  • 他人からの視点を強く意識する(嫌われないように)

のだけど、
手練のプレイヤーは他のプレイヤーを

  • CPU(LOLマシーン)

だと思っている。

ゲームなのに人間に寄せるという行為は、他人に嫌われたくないから。
話にならないけれど、配信者とかなら良いと思う。

大人になるにつれて合理的になる

養老孟司が

「数学にxやyが出てくると、そこでつまずく子供が多い」

というようなことを、
言っていた。

つまずく子供が言うには

「xって文字でしょ? 数字じゃないじゃん?」

となって、
納得できないらしい。

私は数学は出来たのだが、
英語で似たような経験がある。

「なんでローマ字読みで読めない英語がたくさんあるんだ?」

って。

ムラマナ オレリオン・ソル

コメントをくれた彼は、
大人なのである。

ミッドオレリオン・ソルのビルドガイド【今夜勝ちたいムラマナビルドと普通のAPビルド】

このブログをいつも読んでいる人ならば

「コイツなら平気でマクロの設定も書くと思ってたわ」

と予想していたはずだ。

しかし中学生が上の記事を見たら

「コイツなんて卑怯な野郎なんだ、許せないんだわ」

と思う可能性が高い。

高いというか

「オレリオン・ソルでマクロ使って勝つわ」

と思う中学生がいたら、
可愛げがないし嫌すぎる。

卑怯な点は、
他にもたくさんある。

  • オレリオン・ソルを使っている
  • マクロ機能が付いたマウスを使っている
  • マクロを組んでいる
  • 人の設定を見てマクロを組む卑怯な奴ら

しかし大前提が1つあって

  • 戦いというのは、もともと卑怯なもの

人間は、すぐに武器を持つ。

大人が卑怯なのは合理的だから。
ちゃんと素手で戦え。

鉄拳

むかし少しだけ、鉄拳という格闘ゲームを
プレイしていたことがある。

やったことない人は
信じられないかもしれないが、

  • ゲームセンターでプレイする時に、投げを使ってはいけない

投げは卑怯という価値観があるわけだ。

なので

  • 相手が投げを使ってきて、初めてこちらも投げることを許される

となる。

こんなくだらないことに本気で怒るのが、
一般人の感覚だ。

※ あまりにくだらないせいか、他人話しても中々信じてもらえない。

コレがLOLであれば、
ヤスオ相手にアニーを出すだけで、
アニー側は物理的に殴られてしまうだろう。

ネットゲームだと、やられる側の抵抗する手段が皆無なので、投げに対処できないヤツが問題となる。

絵を描く人はLOLが下手

数年前くらいから

  • 全くわからないが、そういう傾向がある

と考えていた。

絵はまともに描けないのでわからないが、
歌は結構わかる。

歌はLOLと同じ。

  • 人間ではなく機械に合わせる

KICK BACK

あなたと私が、
2人でカラオケに行くとしよう。

あなたは米津玄師のKICK BACKを歌うとする。

その時にあなたは、
歌を聴いている私ではなく、
機械から流れる音に合わせて歌うはずだ。

機械もあなたに合わせない。

それに比べて絵というのは、
人に合わせることが多いように思える。

カラオケならば、
せいぜい自分の歌いたい曲ではなく、
みんなが知ってそうな曲を歌うくらいだ。

終わりに

  • 人間は思考能力がある感情マシーン
  • 価値観を機械に寄せ終わっている人と、そうじゃない人
  • 人間には他人から良く思われたいという強い本能がある
  • 人間は大人になるにつれて合理的になる

大まかにプレイヤーを2種類に分けると

  • 周りの人間に合わせるプレイヤー
  • LOLに合わせるプレイヤー

になる。

人間関係こそ最も大事ではあるものの、
対戦ゲームで1のプレイヤーが
中長期的に良い結果になったことを、
私は見たことがない。

理想的なのは

  • 自分のやりたいことと、ゲームのルールが一致している

場合だ。

冒頭の彼に対するアドバイス

物事には、

  • やってはいけないこと

というのがあって、
今回のケースだと

  • 相手に迎合する

というのがソレ。

  • 味方に怒る
  • 味方に怒られる
  • 味方に従いたくないけど従う

1と2は全く問題ないけれど、
3をすると大変なことになる。

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