日本はハイコンテクスト文化です。
日本国民全員が同じ言語を喋るから
と言われています。
大昔の
- 北海道
- 沖縄
- 小笠原諸島
みたいな話は難しいので、
この記事では無視します。
今回の記事の内容、
および結論は
- ハイコンテクストなコミュニケーションは避けたほうがいい
- 少なくともLOLをハイコンテクストでプレイしてはいけない
という話です。
まずは
- ハイコンテクストとローコンテクスト
の説明をします。
ローコンテクストからいきます。
ローコンテクストとは
前提となる文化や価値観が違う状態。
- 詳しく話す必要がある
- 直接的な表現で話す必要がある
- 話を飛躍してはいけない
- 相手が理解できないのは話す人が悪い
英語圏は大体ローコンテクスト文化です。
ストレートに話します。
ハイコンテクストとは
前提となる文化や価値観が非常に近い状態。
- あまり話さなくても良い
- 直接的な表現は避ける
- 話を飛躍させてはいけない
- 相手が理解できないのは聞く人が悪い
日本と中国が
ハイコンテクスト文化と言われています。
ほのめかすように話します。
日本人なのに言われていますという言い方なのは、一般的な日本人は自分達のコミュニケーションを、ハイコンテクストと思っていないからです。
誰に期待をするのか?
- ローコンテクストは話し手
- ハイコンテクストは聞き手
1 話し手とは言いますが、
ほぼ自分になります。
反対に相手には全く期待しません。
簡単に言えば
- 通じないのは自分が悪いと思って話す
となります。
2 聞き手とは言いますが、
ほぼ相手になります。
相手に期待して話します。
簡単に言えば
- 通じないのは相手が悪いと思って話す
となります。
ハイコンテクストでは、丁寧に説明しすぎると、相手の能力が低いというニュアンスになる
LOL日本サーバーでの中国人英語チャット
中国は日本ほどではありませんが、
ハイコンテクストな文化と言われています。
なので少し例を挙げてみましょう。
- ドック
- 親がどうこう
こういったゲーム内チャットは、
我々にとっては身近ですね。
Dog
日本人だと意味がわかりません。
しかし”Dog”と彼らが言うタイミングは
- 味方のヤスオがダイアナRにヤスオRを合わせられなかった
みたいな後に言われます。
しかし日本人からすると、
犬猫ってあまりにも可愛らしいので、
全くピンと来ない。
日本だけの文化だと、
Dogという単語が、
あまりにポジティブな意味を持ちます。
※ 中国人がDogという言葉をネガティブに使う理由は、自分で調べて欲しい。
中国人視点だと「隣の国の人間が、自国の文化が全くわからない」と思わない。
大半の日本人は台湾と中国の違いすら、良くわからなかったりします。
LOLをしていると、ソレが良くわかります。
Mother and Father
悪口を言う時に、
相手の母親とか父親を出す。
コレも日本人だと、
意味がわからない。
日本にも儒教みたいな考えは強く
- 子供は母親のもの
みたいな風潮はあります。
しかし個人をやり込める(言い負かす)時は
- 相手の能力が低いことを指摘する
コレがジャパニーズスタイルです。
つまり日本人は
- アイツがクソみたいな性格なのは親がいないからだ
- アイツがクソみたいな知能なのは親のせいだ
という感覚を持ち合わせていません。
そういうことを言った場合、
同情的な態度になるというか、
ただの親切な人です。
日本は何故か
- 自分の今が悪いのは、周りのせい
ということを、
言わせない雰囲気があります。
責任とは普通、自分にかかる言葉です。
日本ではなぜか自己という言葉を前に付けて、
相手に罪をなすりつけます。
※ バカな人、あるいは人間は相手に罪悪感を持たせるのが好き。
私はいつもコーチングの時に
「LOLが下手なのはゲーム外での環境が悪い」
と言います。
このブログのビルドガイド
- ビルドガイドはローコンテクスト的
- 他の記事はハイコンテクスト的
に書いています。
ビルドガイド
1 読んでいてためになると思って
ビルドガイドを読む人は、
初心者です。
難しい言葉を使うと、
上級者は外発的な報酬でLOLをしません。
なのでビルドガイドには
- ダイヤモンド未満の部屋では自分がダメージを出す必要がある
- ソロキューではファーム速度の速い装備が望ましい
こういった大前提を書きます。
「ビルドガイドは初心者向けに書かないとダメ」
つまり
- ビルドガイドを読んで伝わらなかった場合、話し手(この場合は私)が悪い
ことになります。
最初はビルドガイドを検索する人とか、読む人がいるとは思いませんでした。
今でもピンと来ません。
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2 抑圧 (心理学)
4 初めて働いた時あまりにも大変で、
プライベートで何もできなかったのを覚えています。
世の中の人間は
- 思ったよりかなり能力が高いんだな
と考えたのを覚えています。
※ 人間は本当に未熟だと根拠も無しに、「自分の能力は高い」と考える習性がある。
難しい記事を書いた場合、
こういった態度で大丈夫というか、
全く問題になりません。
しかしこういった態度のほうが
- 相手を知的な人間として扱っている
というふうに見えるわけです。
それは日本がハイコンテクスト文化だからです。
実際に難しい話をする時は、
話の内容自体がハイコンテクストにならざる得ないので、
表現はローコンテクストになります。
つまり文章は、ローコンテクストなのが普通です。
外国人混じりのLOLカスタム部屋
実際にあった話をします。
最初にラックスをピックした人が
「サポートいくすなあ」
と言いました。
その後ソラカをピックした人がいて、
そのままサポートアイテムを持って
ボットレーンに向かいました。
周りの人間に怒られた人は、
ラックスのほうでした。
ソラカの人が、
外国人だったからです。
- おいっす
- すなあ
- でち
とか言われても、
外国人は普通わからないでしょう。
私はゲーム内で日本語を話しても、
日本人だと思われないことが多いです。
日本人でも外国人でも、
私のゲーム内発言は
「翻訳した文章に見える」
と言います。
なぜそういう話し方をするのかというと、
そうじゃないと日本に住んでいる外国人に、
話が通じないと知っているからです。
LOLは日本人だけでプレイするわけではない
他の国の人がいますので
- 日本語はわかりますか?
とは、言葉通りの意味になります。
日本サーバーでコレを言われて怒る人がいたら、
感性がド田舎すぎるので、
LOLをプレイするのは難しいでしょう。
- 日本がハイコンテクスト文化なのは、大前提として日本人同士の場合のみ
だからです。
例えば試合開始前のピック画面で、
あなたはトップレーナーです。
次の言葉を言われたとしましょう。
- 「トップ変われ」あるいは「トップ交代しろ」
- 「トップ変われカス」あるいは「トップ交代しろバカ」
1 怒ってはいけません。
相手が日本語を話していても、
日本人じゃない可能性が大きいからです。
相手が明確に外国人だとわかっている場合、
その外国人の話し方は気にしないでしょう。
2 これは相手が外国人でも、
怒って大丈夫です。
カスやバカというのは、
直接的な表現だからです。
「俺は怒ったぞ」
と言ってヌヌ、ティーモ、ヤスオをピックして、
開幕敵に突っ込んだ後、
AFKして大丈夫です。
侍を見せていきましょう。
実際に日本語自体が、曖昧な表現でも大丈夫となっている
高名な養老孟司が言っていたのですが
- 英語で書く時は構成を考える
- 日本語で書く時は構成を考えない
1 英語は語順が大事だったり、
重要なことを最初に話したりするから
だそうです。
2 なるようになるから。
だそうです。
maybe
英語のmaybeは”50%”です。
日本語のmaybeは”多分”です。
LOLでの日本人が言う
「アイツ多分noobだよ」
で考えてみましょう。
この言葉には、
「おそらくnoobだけど、何か我々にはわからない深い考えがあるかもしれない」
という意味が含まれていることにします。
- ジャングルジャーヴァンⅣがサブ不滅
- トップダリウスがフラッシュ+ゴーストじゃない
1 ランクがシルバーならば、
80%超える多分でしょう。
ダイヤ帯ならば50%、
チャレンジャー・マスター帯ならば30%、
くらいになるでしょう。
2 シルバーなら80%で、
ドnoobと決めつけています。
残り20%は、
スマーフ+何か考えがある。
というわけですね。
ダイヤ帯ならば30%くらいでしょう。
相手のほうが理解が深い可能性が、
高まりますからね。
ダリウスのマッチアップを考えたことがなければ、
何も言えません。
ハイコンテクスト文化は強者が得するだけ
以前、次のようなコメントがありました。
人に対して一貫性を言う人だったので、
よく覚えています。
コレは
- 人に向かって一貫性と言う人は避けたい
と普段から私が考えているからです。
しかしソレについて説教をするのは、
ただの面倒な人になるので、
やめておきます。
しかし皮肉のほうは、
誰に対してもできる注意なので
書いておきましょう。
価値観や思想じゃなくって、命にかかわることだからです。
皮肉と受け取る仕組み
- 何かを読んで、皮肉と受け取ると文章が読めない
- 人と話していて、皮肉と受け取るとコミュニケーションが取れない
仕組みを話すと、
真面目に書いている文章を
皮肉と受け取っていることには、
次のような心の働きがあります。
- 自分の心が動揺した
- どうして動揺したのか
- 相手が(皮肉を言ってきた)攻撃してきたから
1と2 動揺するのは別に構いません。
3 本当の理由は、
自分が動揺したからです。
なので思いついた理由を付けただけです。
この場合は
- 自分が動揺したのは相手に悪意があるからだ
としました。
格闘選手ならば、
動揺しませんでした。
運動によって扁桃体(脳の警報機)が鍛えられているだけでなく、
まず相手がそんな態度を取らないから。
あなたは格闘選手に面と向かって、
舐めた態度を取りますか?
私は取りませんし、
相手が失礼な態度を取っても、
ヘラヘラするでしょう。
こういった細かいやりとりが、対戦ゲームの真髄です。
地獄のミサワ
皮肉を言われた場合は、
言葉通りに受け取りましょう。
そしてその後、
相手が皮肉だと言った場合
「へえー、つまり君は、俺と共通のコンテクストがあると思ってたんだ」
と高みから見下ろしましょう。
コンテクスト=文脈や背景という意味
終わりに
- コミュニケーションにはハイコンテクストとローコンテクストがある
- ハイコンテクストは日本人同士かつ、顔見知り同士でしか通じない
- LOLをハイコンテクストにプレイしてはいけない
- 文章もハイコンテクストに読んではいけない
ハイコンテクストの大きな問題点は2つ
- ローコンテクストな場所でハイコンテクストだと、全然知的じゃないこと
- ハイコンテクストは強い人が得をすること
1 ハイコンテクストな場所でローコンテクストな場合、
つまり日本の私生活ですね。
男性なら別にローコンテクストで
困りませんよね?
そういう人って思われるだけです。
2 この場合の弱い人は、
ネガティブな心の声が多い人とします。
そういった人は相手が
どうとでも受け取れるようなことを言った時、
いちいち傷付きます。
周りの人間は、
そういった特性のある人を容易に見抜いて、
ボコボコにして気持ちよくなろうとします。
※ 人間は頭があまり良くないのだけど、社会性みたいなものだけ妙に高い。
ローコンテクストだと、
そういったことは中々できません。
LOLに限らず、
格闘ゲームも人狼ゲームも、
ローコンテクストです。
寡黙なのは好ましくないです。