LOLは本格的な対戦ゲームなので、
シルバーぐらいでも、
レーン戦だけなら上手です。
さらに30分と長いゲームにも関わらず、
チャットで騒いだり、
味方にハテナピンを一生鳴らしたりする人は、
意外と少ない。
負け試合でも、
落ち着いてプレイしている人が多い。
プレイヤーとして優秀そうな彼らが、
何故LOLの試合に勝てないのか?
という話をします。
最初に結論を書くと、
真の動機を隠しているからです。
この記事はパッチ12.12の時に執筆されました。
人狼ゲームの知り合いとTFTした時のこと
先日、人狼ゲームで知り合いの人達と
TFTをしました。
彼(彼女)らは
- LOLを全く知らない
- TFTをしたことがない
- ゲームモードはハイパーロール
私は
- LOLは達人に近い
- TFTはハイパーロールしかしない
- レートは3000~4000
- TFTの実力をLOLで例えると、シルバーぐらい
あなたはおそらくLOLがある程度できるので、
TFTは結構 簡単に勝ち方を理解したはずです。
キャリーが全て
上手い下手は置いといて、
勝つには
- 4 or 5コストのチャンピオンを星2にする
- そのチャンピオンにアイテム3つ付ける
ハイパーロールで1位を取るには、
この方法が簡単でしょう?
「キャリーに武器付けてダメージ出して貰わないと勝てない」
おそらく10回以内のプレイで、
気づいたはずです。
LOLプレイヤーで、この事実に気づかない人、みたことがありません。
スレッシュに武器3つ付けてたら勝てない
私はTFTは新しいセットになるたび、
少しプレイするくらいで、
けっこう下手です。
下手というか、
積極的に組み合わせを覚えません。
今回のドラゴンセット、
唯一覚えたのはブルーザーで、
- サイ・フェンに武器3つ持たせる
- 余ったアイテムはオーン、サイラスに持たせる
- 序盤の武器はブルーザー以外の重なったチャンピオンに持たせる
これだけ。
1がわかると、3も自然にわかる。
人狼民にはキャリーの概念がなかった
MOBAに置いてキャリーとは、
チームを勝利に運ぶ役割のチャンピオンのことです。
中盤以降アイテムが完成すると、
3人分くらい強いチャンピオンを指します。
Dota2ではもっと極端で、
軽々と1対5を捌くほど強いです。
人狼ゲームには、
そういう役割のロールはありません。
だからTFTで
- 高コストのチャンピオンに武器3つ持たせて勝つ
コレに気づくことができません。
LOLで「キャリーをした」という表現はおかしい
みんな似たりよったりの性能のゲームなら、
全く問題ない表現でしょう。
しかしLOLでは、
30分過ぎた試合でリーシンが
マスター・イーより活躍するのは、
まず無理です。
単純にリーシンはキャリーじゃなく、
マスター・イーはキャリーだからです。
LOLで活躍した意味で「キャリーをした」は、違和感を感じないといけない。
だってフィオラやマスター・イーは、森カリオペ見ながらファームしてるだけだから。
具体的なキャリー
マークスマンとか、
レンガーのことを言います。
- マスター・イーを使う
- ひたすらファーム
- 武器3つ作って勝つ
これがLOLの勝ち方。
というか誰かが、
そういう役割をこなす必要があります。
ボットレーンでADCの代わりに、
レネクトンを置いても、
中盤以降に勝つのは難しいです。
ボットレーンにマークスマンではなくメイジを置くと、レーン負けた時に逆転できません。
ダイヤ未満の試合では、自分がキャリーを使うのが最も簡単に勝てる方法
あなたはリーシンを使ったとします。
リーシンの勝ちパターンは2つ
- 序盤に10キル取って勝つ
- 序盤そこそこ活躍してる間に、味方のキャリーが育つ
1 レベル3で敵の森に入って、
敵ジャングラーを倒す。
スノーボール開始の合図です。
2 3/0/4くらいの活躍をして、
ゲームが崩壊するほど負けてるレーンもない。
そうすると味方の中盤強いチャンピオンが、
順調に育つはずです。
味方キャリーの操作とアイテムがおかしい
味方のジンクスが、
スノーボールもしてないのに、
ゲイルフォースを買っていた。
コレだとバロンも倒せないし、
集団戦も火力が足りなくなります。
どうして問題が起きたのか、
考えてみましょう。
- ジンクスが下手だから
- あなたがリーシンだから
1から行きます。
ゲイルは本当に下手なのか?
パッチ12.12だと、
基本的にソロキューのマークスマンは
- スノーボールしてる イモータルシールドボウ
- ソレ以外 クラーケンスレイヤー
例外はありますが、
こうなっています。
だからゲイルフォースジンクスとか、
特別な理由がない限りおかしい。
しかしLOLの実力は総合的なものなので、
レートにもよりますが、
そのジンクスは
- ラストヒットが取れる
- アタックムーブができる
- チャットで騒がない
- ピンで騒がない
- ティルトしない
- あまりガンクを受けない
致命的な弱点がある分、
他は同レートのプレイヤーより、
ずっと優れているはずです。
ジンクスがどのレートだったとしても、下手ではない可能性のほうが高いです。ゲイルなだけ。
リーシンだからダメージが足りない
あなたがケイン、マスター・イー、レンガーならば、
ジンクスがゲイルどころか脅威ビルドでも、
全く問題ありません。
状況を整理してみましょう。
- 味方のジンクスは序盤が上手
- 味方のジンクスは中盤以降が下手
- リーシンは序盤が強い
- リーシンは中盤以降が弱い
LOLはレートの低い試合ほど、
試合時間が長いです。
なのでリーシンのようなチャンピオンは、
苦戦が予想されるでしょう。
あなたがキャリーを使っていれば、
たまにダッシュしてるだけの人がチームにいても、
順調に勝利していたわけです。
序盤オールインして負けて落ちるようなプレイヤーは少ない
30分のゲームを、
格闘ゲームのようにプレイする人。
意外と少ないです。
日本人にしては、気が長いプレイヤーが多い。
※ ブログで日本人は気が短い説を言うと、よく怒られる。
リーシン目線だと、
「自分が序盤活躍しても、味方が弱いから勝てない」
マスターイー目線だと
「ちゃんと味方は大人しくしてたな、やっとグインソーできたわ」
と感じるでしょう。
リーシンを使っていて、
- 味方キャリーの操作があやしい
- 味方キャリーの装備がおかしい
ここまで具体的に理解っている人の場合、
怒ったり不満に思う人は少ないはずです。
だってプレイする前から、
わかってますからね。
- リーシンではキャリーの不在をケアできない
という事実を。
部屋の中のゾウ
気づかないフリをする問題のこと。
TFTでは、
「ひたすら硬いだけの装備とチャンピオンを揃えても、
キャリーが不在なら1位は取れない」
誰でもすぐにわかります。
それなのに
「LOLでは味方(自分含めて)にロクなキャリーがいないから、
試合に勝てない」
という事実には、
気づかない振りをします。
”TFTではすぐに気づくのだから、
LOLでは気づかないフリをしている”としか、
説明できませんよね?
ゲーミングキーボードもビックリの
自己欺瞞をしているわけです。
人間は真の動機を隠す
色々な理由はありますが、
その中の1つに
「身勝手な動機は隠したほうがいい」
からだそうです。
身勝手な動機の代表的なものが
- 所属コミュニティーでの地位を上げたい
この理由は隠したいところです。
直感的にわかりやすいでしょう?
小学生の時は誰も思わないけれど、中高生になるとだんだん意識するアレ。
TFTのキャリーは簡単に作成できる
TFTでは特定のチャンピオンに、
アイテムを3つ付けるだけです。
難易度も手順も、
どちらも簡単。
しかしLOLだと
- ルーンとアイテムビルド
- 操作方法
- レーンならラストヒット精度
- ジャングルならクリア速度
事前に練習して、
詰める必要があります。
動機を全く隠さなかった場合
とりあえず、
- 試合に勝てないのは、味方が弱いことにしたい
どうして試合に勝ちたいのか、
その動機は人によって違いますが、
- 論理的な思考ができない(かもしれない)
- EQが低い(かもしれない)
- 熱意がないので、やる気もないゲームに時間を割いている
- とりあえず練習したくない(元気がないので)
- 実はただ他人と遊びたいだけでLOLを起動している
- 他にやるべきことがあるけれど、ゲーム中毒だからゲームしてしまう
こういった動機を隠しているとします。
例えば
「俺数学2だったし、
小学校の算数のテスト毎回20点だったし、
本気で練習してゴールドに上がれなかったら、ショックで○○してしまいそうだから、
とりあえず勝てないのは味方がよええことにする。
ベル=ヴェスやシヴァーナでフルクリアも練習しねえわ。
ラストヒット練習もしたくねえから、ユーミとソラカだけ使う」
と正直に言うと、
あまりにも格好悪いですよね。
友人から返ってくる言葉は
「LOL辞めろ」
でしょう。
だから自己欺瞞をして、
自分自身にすら、
自分の動機を隠します。
しかし実際に上のようなことを、
人に向かって打ち明けられる人は、
相当 優秀な気がしませんか?
そういうことを人に言う時点で、
とても聡明な人であることに、
疑いはありません。
終わりに
- 部屋の中のゾウ
- ゾウに気づく簡単な方法は、友人に丁寧に説明してもらうこと
何が困難な事かと訊かれ、「自分自身を知る事だ」と答え、何が容易なことかという問いには「他人に忠告する事だ」と答えた。
ウィキペディア タレス
古代の哲学者タレスの名言が、
そのまま当てはまります。
高名なファインマンも、
同じようなことを言っていました。
私は良く友人のゾウについて言及します。
それにはコツがあって、その物事が、
取るに足らないことのように扱いましょう。
ADHDの人が激しく先延ばしをするのは、
物事を重く感じるからだそうです。
タスクや問題は、軽く感じれば大丈夫。
色々書きましたが、やはり自分の部屋のゾウに気づくのは難しいでしょう。