日本サーバーではプラチナ4以上の割合は、
2024-08-20現在だと全体の20%。
人口比率で言えば、
大半の人は目も当てられないヘタクソです。
同じように私のTFTも目も当てられないレベルであり、
むしろ「上達しよう」と思った場合、
他の何よりも難しいと感じました。
というのも普通は、
大人でも子供でも、
ゲームをしても周りの人は励ましてくれません。
他の活動ならば、
そんなことはないでしょう。
たとえば、子供が楽器の演奏やスポーツ、
学問などに打ち込む姿を見れば、
親はそれを褒め、励まし、さらなる成長を期待するはずです。
大人の場合でも、
読書、筋力トレーニング、
などは誰でも褒めてくれます。
しかし、ゲームとなると話は別で、
とたんに
- 「時間の無駄だ」
- 「将来役に立たない」
- 「もっと身になることをしろ」
- 「お前は生き方を間違えている」
といった否定的な言葉が浴びせられます。
異性に対して
「趣味はギャンブルです」
と言えば、
サーッと引かれるアレと同じです。
私の記憶でも、
LOLのプレイを励ましてくれるのは、
ソロキューで同じチームになった味方4人ぐらいです。
つまり上達しない原因というのは、
- 「単純に『周囲からの励ましがなさすぎる』」
それが最も大きいのではないか?
と。
では記事の続きを書いていきましょう。
この記事はパッチ14.16の時に執筆されました。
エキスパートの成長過程【4つの段階】
アンダース・エリクソンは、
様々な分野のエキスパートを研究した結果、
彼らの成長過程には共通の4つの段階があると結論づけました。
それぞれの段階は以下の通りです。
- 興味を持つ: 将来エキスパートになる子供は、まず自分が興味を持つことになる分野と楽しい出会い方をします。この段階では、遊びを通してその分野に触れ、何が面白いか面白くないかを判断し、様々な活動を通して能力を伸ばしていきます
- 真剣に取り組む: 子供がある分野に興味を示し、才能がありそうだと判断されると、コーチや教師のレッスンを受け始めます。遊びから練習へと移行し、具体的な目標に向かって努力するようになります
- 徹底的に取り組む: 10代初め頃から半ばにかけて、この道で一流になろうと決心し、そのための行動を始めます。能力を最大限に伸ばせる教師を探し、長時間の練習に耐えうるようになり、技術を習得するために必要なことを何でも実行します
- 独自性を発揮する: 既存の常識を覆し、その分野に独自かつ独創的な成果をもたらします。これまでの段階を通して、必要なスキルや知識を習得し、自分の限界に挑戦することで、誰も到達したことのない領域を開拓します
特に重要なのは、これらの段階は
どの分野のエキスパートにも共通して見られる
ということです。
また、これらの段階を通して、
練習や訓練が単に生まれ持った才能を引き出すためのものではなく、
才能そのものを創造するためのものであるということがわかります。
子供のほうが何にでも興味を持ちやすく、脳の可塑性(変化みたいなこと)が高い。
興味を持つ
子供が興味を持つ段階では、周りの人たちは、
子供たちがその分野を 遊び として楽しめるようにサポートします。
具体的には、
- 十分な時間と注意を払う: 子供が自由に探求できる時間を与え、彼らの活動に興味を示し、励ますことが重要です
- 達成感を感じさせる: 簡単な目標を設定し、それを達成できたときに褒めてあげたり、ご褒美を与えたりすることで、子供たちは達成感を感じ、さらに意欲を高めることができます
- 自己規律、努力、責任感を教える: 練習を習慣化し、時間を有効に使うことを促します
- 共通の興味を持つ: 親が子供と同じ分野に興味を示すことで、一緒に楽しむ時間が増え、子供はより意欲的に取り組むことができます
- 学習を遊びと結びつける: 練習や学習を強制するのではなく、遊びや楽しい活動と関連付けることで、子供たちは自発的に取り組むようになります
これらのサポートを通じて、
子供たちは 内発的な動機 を育み、
自らが興味を持った分野に積極的に取り組むようになります。
特に、褒めること や ご褒美 は、初期段階においては有効ですが、
子供が成長するにつれて、
これらの 外発的動機づけ は効果が薄れていきます。
長期的には、子供たちが 自ら 学習の成果を実感し、
内発的な動機 に基づいて練習に取り組むようになることが重要です。
周りの人たちは、子供たちが 主体的に 学習を楽しむことができるように、
適切なサポートを続けていく必要があります。
LOLプレイヤーで例えた場合
- 友人に誘われてLOLをする
- ゲームを1人で起動して、1人でも楽しめるようになる
1 LOLはチュートリアルが不親切だからか、
あるいは5対5のゲームだからなのか、
1人で始めて、その後ずっとプレイする人は少ない。
中学生くらいの時に、
口うるさい友人っていませんでした?
しかし彼らのおかげで、
人前での振る舞いやファッションを覚える。
2 良いか悪いかは別として、
1人でLOLを起動して楽しめるようになった。
そうなれば、
そろそろ真剣に取り組んでもいい頃です。
大人がLOLをしている場合は、圧倒的に励ましがない。
おそらく堅実性が高い人、世間一般でいう立派な人ほど、LOLしている人を励まさないだろう。
応答的な対応
幼い頃、母親の前でボクサーの真似をした時、
母親はどんな対応をしたでしょうか?
「すご~い😊」とか、「みえな~い😮」とか言いながら、
手を叩いて反応してくれたはずです。
これが
- 応答的な対応
「興味を持つ」段階では特に重要になります。
幼い時に周りの大人がこういう対応をしないと、子供は愛着障害になる。
たまにいる距離が近すぎたり、遠すぎたりする人は、そういうことだ。
真剣に取り組む
LOLを1人で起動して、
1人で遊んでも楽しめるようになったら
このレベルと考えていいです。
子供が「真剣に取り組む」段階に入ったとき、
周りの人たちは、
彼らが 練習を通じて成長 できるように、
そして 練習を継続 できるように、
次のようなサポートをします。
- 適切な指導: その道の専門家ではないが、子供に やる気を出し、練習に集中 できるように導く教師やコーチの存在が重要となります。彼らは、子供たちが 限界的練習 に取り組むための基礎を築く手助けをします
- 励ましと褒美: 熱意を持って子供たちを励まし、達成時には褒め言葉やご褒美を与えることで、 練習への意欲 を高めます
- 練習習慣の確立: 親は、子供が 毎日練習する習慣 を確立できるようサポートし、練習を 他の活動よりも優先 するよう促します
- 練習と楽しさの結びつけ: 練習を 楽しい活動と関連付ける ことで、子供たちは意欲的に練習に取り組むことができます。例えば、人前で演奏する機会を与える、チームで競い合う場を提供するなどが考えられます
- 自己評価能力の育成: 子供たちが 自身の学習成果を評価 できるように、 心的イメージ の獲得を支援します。これにより、子供たちは 内発的な動機 に基づいて練習に取り組むことができるようになります
この段階では、外発的動機づけ (褒美や励まし)も有効ですが、
内発的動機づけ を育むことが、
長期的な成長 につながります。
子供たちが 自ら 練習の意義を見出し、
主体的に 取り組めるようになることが重要です。
周りの人たちは、根気強く、
子供たちの成長をサポートしていく必要があります。
特に、子供が 壁にぶつかった と感じたときには、
練習を休む ことを許し、
以前のレベルに戻って から再開するよう促すことも有効です。
これにより、子供たちは 挫折 を避け、
自信 を取り戻し、
再び 意欲的 に練習に取り組むことができるでしょう。
プラチナ4以上はこのレベルで、世間一般での「LOLができる人」も、このレベルと考えていい。
LOLプレイヤーで例えた場合
- 適切な指導と自己評価能力の育成
ダイヤモンド4あれば、
LOLで必要なことは大体できると考えていいです。
それぐらいの友人がいれば、
教えてもらうのが良いでしょう。
ちなみに昔のダイヤモンド4は1%未満だった。
パーソナルコーチの重要性
主に以下の3点に集約できます。
- 個々の学習者に合わせた指導
- 効果的なフィードバックの提供
- モチベーションの維持
1 各学習者の能力や課題を把握し、
それに最適な練習方法や目標を設定することで、
効率的な上達を促します。
2 学習者のパフォーマンスを注意深く観察し、
具体的なフィードバックを提供することで、
学習者が自身の進捗を理解し、
改善点に気づく手助けをします。
3 学習者が困難に直面したり、伸び悩んだりしたときに励まし、
適切なアドバイスを与えることで、モチベーションを維持し、
練習を継続する意欲を高めます。
自分1人でLOLをする場合、自分の心的イメージを頼りに自分の動きを改善する必要があるので、下手な人ほど改善が難しい。
徹底的に取り組む
LOLでいうとマスター以上がこの段階かもしれません。
エメラルドが追加されてからは、
簡単にマスターに到達できるようになったけれど、
それでもこのレベルと考えていいでしょう。
子供が「徹底的に取り組む」段階に入ったとき、
周りの人たちは、彼らが 一流 を目指せるよう、
そして 長時間の練習 に耐えられるよう、
次のようなサポートをします。
- 経済的・精神的なサポート: この段階では、 高度な指導者 の下でのレッスンや、 遠方への移動、 練習に必要な道具 など、 経済的な負担 が大きくなる可能性があります。親は、これらの 費用 を負担したり、 精神的な支え となることで、子供が安心して練習に打ち込める環境を整えます
- 時間的サポート: 長時間の練習には、 時間 の確保も重要です。親は、 送り迎え や 練習時間の確保 など、 時間的なサポート を行うことで、子供が練習に集中できる環境を作ります。
- 目標達成へのサポート: 子供が 高い目標 を設定し、それを達成できるように、 励まし や アドバイス を送り続けます。 成功体験 を積み重ねることで、子供は 自信 を深め、さらに 高い目標 に挑戦する意欲を持つことができます。
- 自立へのサポート: 子供が 自ら練習計画を立て、 自己管理 できるように促します。 自立した学習者 として成長することで、子供たちは 自身の能力を最大限に引き出す ことができるようになります。
アリとキリギリスのアリのようになるためには、
身も蓋もないのですけど、
経済的な支援が必要です。
処刑されて回帰した漫画の主人公は、
長期的な目線で復讐を企てます。
そのような姿勢がないと、
できる人同士の戦いでは厳しい。
LOLプレイヤーで例えた場合
このレベルになると、
長時間の練習、
そして辛い練習に耐える必要があります。
例えば私は、
こうやって記事を書くのも、
LOLの練習をするのも、
身体を鍛えるのも、
すべて面白くありません。
耐えられるレベルではありますが、
苦痛です。
その動機はどこから来るのかというと
- 能力そのもの
- 他者からの承認や尊敬
- 異性へのアピール
1 あなたはスポーツジムに行った経験はあるでしょうか?
人間やはりクソみたいな生き物で
「自分が平均よりも上である」
と認識すると面白くなります。
2と3 2と3は、ほとんど同じです。
例えばこのように長くブログを書いていると、
「そういった堅実性が高いことができる人」
と思われますよね?
このブログのコンセプト、および執筆者について【プロフィール】
LOLは異性にアピールできないので、
能力そのものですけど、
ブログは異性へのアピールが動機として大きいです。
大人になってからゲームに対して「徹底的に取り組もう」と思うのは難しい
独自性を発揮する
子供が「独自性を発揮する」段階に入ったとき、
周りの人たちは、彼らが 既存の枠組みを超えて、
新たな領域 を開拓できるよう、次のようなサポートをします。
- 挑戦への励ましと支援: 子供たちが 現状に満足せず、 さらなる高み を目指せるよう、 挑戦 を 励まし、 支援 を惜しみません。失敗 を恐れることなく、 新しいことに挑戦 する 勇気 を与えます
- 自由な探求の促進: 子供たちが 独自のアイデア を 自由に探求 し、 表現 できる環境を提供します 型にはまった指導 ではなく、 創造性 を 刺激 し、 個性を尊重 することが重要です
- 多様な経験の機会: 異なる分野 の知識や経験に触れる機会を提供することで、子供たちの 視野を広げ、 新たな発想 を生み出す きっかけ を作ります
- 専門家との交流: その道の第一人者 との交流や 共同作業 の機会を提供することで、子供たちは 最先端の知識や技術 を学び、 自身の限界 を 超える 挑戦をすることができます
- 成果の共有と評価: 子供たちの 成果 を 認め、 共有 し、 適切な評価 を与えることで、 自信 と モチベーション を高めます。 客観的な評価 や 建設的な批評 は、さらなる 成長 につながります。
上に書いてあることはピンと来ませんが、
簡単に言えば次のようなことです。
LOLプレイヤーで例えた場合
上の記事はこのブログでベスト5に入る記事です。
記事の中で、
友達ルールというものが出てきます。
- 自分の属する集団を1番にする
- その集団の中で目立つ(1番になる)
- 排他的な集団である
- 自分と似ている相手に引き寄せられる
- グループは5人前後で、普通10人を超えることはない
- 異なる友達グループは交わらない
- 他のグループと交渉するのはリーダーのみ
自分を目立たせて異性にアピールするために、
キャラを立てる必要があります。
「独自性を発揮する」レベルのプレイヤーは
プロと言っても差し支えないでしょう。
なので
- 自分を目立たせて社会にアピールする
必要が出てきます。
つまり
- プロ集団の中でも自分を目立たせる
そういう動きになるのでしょう。
終わりに
- ゲームへの偏見: ゲームは「時間の無駄」「将来役に立たない」といった否定的な見方をされがちで、上達への励ましが得られにくい
- エキスパートへの道のり: アンダース・エリクソンの理論では、エキスパートになるには4段階があり、最初は「興味を持つ」ことが重要
- 興味を持つ段階: 楽しさを共有し、成長を促す
- 真剣に取り組む段階: 1人でゲームを楽しめるようになったら、適切な指導や励まし、練習習慣の確立、自己評価能力の育成が重要
- 徹底的に取り組む段階: 高い目標達成には、経済的・精神的・時間的サポート、そして自立への促しが必要
- 独自性を発揮する段階: 既存の枠組みを超えた挑戦を励まし、自由な探求を促進し、多様な経験の機会や専門家との交流を提供する。才能を超える努力と探求心、そして周囲の理解と支援が重要
- 応答的な対応: 幼児期における周りの大人の反応は、子供の愛着形成や学習意欲に影響を与える
- 周りのサポート: 子供の(相手が大人でも)ゲームへの興味を尊重し、応援することが大切
この記事で紹介したエリクソンの理論は、
ゲーム上達だけでなく、
あらゆる分野での成長にも当てはまります。
楽器演奏、スポーツ、学問、そして仕事など、
どんな分野でも、
最初は「興味を持つ」ことから始まり、
段階を経て「独自性を発揮する」レベルへと到達していきます。
そして、各段階において、
周囲からの適切なサポートが重要となります。
励ましや指導、経済的・精神的な支援など、
様々な形で学習者を支えることで、
彼らの成長を加速させることができます。
励ましとは2種類あって
- 自分で自分を励ます
- 他人が自分を励ます
自分で自分を励ます機会がないものは、
おそらく身につかないでしょう。
私のTFTはそんな感じです。
それと世の中は戦いなので、
自分でやっていて消耗が激しく、
続けるのが辛いことは
- 落胆させる:希望や意欲を失わせる
- けなす:価値を下げるような発言をする
- 非難する:誤りや欠点を責める
- 無関心:関心を示さず、放置する
という外部の動きが加わることも多いです。
やはり価値が高いからなのでしょう。
職業LOLじゃなければ、普通は誰も励ましてくれないので、LOL上達は難度が高い。
人に好かれやすいキャラクター
周囲からのサポートが必須なのであれば、
漫画に出てくる応援されやすいキャラクターが良いでしょう。
先日コーチング中に
「SNSとかで見る、とりあえずモテるためにヒゲ脱毛とかする人、アレ本当にダメなヤツだぞ。
だってヒゲあったほうが女性からのウケが良いのだから、
考えたくないからとりあえずやっておくみたいな、
消極的な価値観で非モテを脱出しようってのが見え見え」
と言った記憶があります。
そういう姿勢の人は、
「人に好かれる」ために、
ただひたすら迎合する可能性が高いです。
押せもしないクレンズを入れるタイプです。
やはり人に好かれるより、
興味を持つのが最初なのでしょう。
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