ナーは対戦ゲームにありがちな、使っているほうは面白いのだけど、戦っているほうは不快であるみたいなチャンピオンだ。レーン戦だけならば、クインやティーモに近いイメージである。
良いトップレーナーの条件は、後出しの時に有利なチャンピオンを知っているかどうか。
有利なチャンピオンを出すには
- 有利なチャンピオンを知っていること
- 有利なチャンピオンで勝つ方法を知っていること
1はOPGGを開きながらピックすれば良いだけなのだが、2はゲームに詳しくないと難しい。
※ トップレーナーに限らず、ピック時にはOPGG(統計サイト)を開いておくこと。ARAMやURFの時も同じで、開いておいたほうが上達は速い。
それでは今回の記事では、ナー対策、つまりボコり方を書いていくことにする。
この記事はパッチ11.3の時に執筆されました。
ナーのストーリー
- レーン戦で相手をボコる
- 集団戦でCCを決める
こうやって書くと非常に強そうに見える。
同じような役割がパッと思いつくのはケネンとウーコンかなと思ったが、二人とも(パッチ11.3現在)先出しすると弱すぎてどうしようもない。そう考えると、ナーは随分強いことになる。
対策の方向としては
- ナーよりレーン戦が強いチャンピオンを出す
- ナーより集団戦が強いチャンピオンを出す
どちらか、あるいは両方満たしたチャンピオンを出したいところだ。
LOLのカウンターピックはカードゲームでいうマナカーブ理論と同じ。相手より少しだけ強いチャンピオンを出すのが、理想的とされている。
※ マナカーブ理論=相手より少しだけ(1ターン)遅いデッキが有利。
ナーに強いチャンピオン
1番右の数値がマッチアップ数だ。数値を見る限りマルファイトが圧倒的にカウンターチャンピオンだと認識されており、ヴェインとリヴェンも妙に使われている。
ヴェインとリヴェンは普通は、好んでピックしないチャンピオンだからだ。特にヴェインをトップで先出ししたら、味方は喧嘩を売られていると思うはずだ。
非常に浅い考えではあるが、あなたがダイヤ未満であるならば、マルファイトかマオカイを出すだけで良さそうである。
レーンキルレートが高いチャンピオン
さっき書いた戦術でいえば1の、ナーよりレーン戦が強いチャンピオンを出すとなる。
- マルファイト
- クイン
- ウーコン
- レンガー
- ヴェイン
- リヴェン
- ナサス
ナーに対して圧倒的に強いのがマルファイトなので、BANされていなければマルファイトを取るべきだ。
その場合ナーは、息継ぎとディヴァインサンダラーで凌いでいくことになる。
他には
- クインを使うならヴェインを出したほうが良い
- ナサスは簡単
- ウーコン、レンガー、リヴェンは得意な場合のみピックする
ウーコンはダリウスに対して、レーンキルレートが圧倒的に高い唯一のチャンピオンだったと記憶しているので、後出し性能は凄いのだろう。
それ以外で勝率が高いチャンピオン
さきほどの戦法で言うと2、ナーより集団戦が強いチャンピオンを出すとなる。
ただしハイマーディンガーだけは例外で、1になるだろう。
- マオカイ
- ハイマーディンガー
- サイオン
- ティーモ
おそらくこれらのチャンピオンは、単純に味方のジャングラーが来た時に、ガンクが刺さりにくいのだと考えられる。
相手のジャングラーにガンクを刺されなければ、レーンには勝利できると思うが、ハイマーの時だけは難しい。タワープレートを5個全部取るのが目的のチャンピオンかつ、逃げ足も遅いからだ。
基本的にLOLは集団戦での対処はできない
集団戦でのナーのCCは、あなたが受けるわけではないので、対処できないと考えたほうがいい。
しかし装備が揃ったヴェインやティーモ、1000スタック溜まったナサスならば、味方がCCを食らっても問題ないと思わないだろうか?
このように、LOLのソロキューの集団戦はスケーリングで対処する。
幸いナーの集団戦は、マルファイトやマオカイよりずっと弱いみたいなので、そこまで苦戦はしないだろう。
しかしスケーリングで解決することは、覚えておいたほうがいい。
終わりに
ナーはファイターに強いチャンピオンなので、あんまり先出しされることは少ないと思う。
ファイターを出して後出しされた時は
- 息継ぎとドランシールドでファームする
- ストライドブレーカーを買う
- スイフトネスブーツを履く
ナー自体は強くなっているのに、以前は簡単に勝てたガレンにそこそこ苦戦するので、結局相手のファイターがストライドブレーカーを買うから、ナーも買わざる得ないのだろう。
結論を書くと
- マルファイトかマオカイを出す
- ナーに握撃されたくない人はヴェインかティーモを出す
- ウーコン、レンガー、リヴェン、が得意な人はソレらを出す
となる。