トップカウンターピックのリクエストが
2つ来て思った。
- 対面の相手にどうやって勝つのか?
コレをどのようにして考えているのか、
知っておいたほうがいい。
- 推論を知っていたほうが記事が読みやすい
- 推論を知っていたほうがLOLが面白い
からだ。
推論(すいろん、英語: inference)とは、既知の事柄を元にして未知の事柄について予想し、論じる事である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 推論より引用
推論くらいは普段の会話や、
なろう小説にも出てくる。
そんなに特別な概念じゃない。
大体次のようになっている。
- 演繹(deduction)
- 帰納(Induction)
- 枚挙的帰納法
- アブダクション
- アナロジー
普段われわれが日常的に使う推論は、
帰納の3種類だ。
それではどんどん書いていこう。
この記事はパッチ11.24の時に執筆されました。
速い思考と遅い思考
人間の思考は
- 速い思考
- 遅い思考
2種類ある。
言われてみれば、
日常的に誰でも思い当たるだろう。
1しか使わない人もいるし、
小学生男子は1しか使わないのが普通だ。
ちなみに人間が遅い思考をあまり使わないのは、
昔は食べ物がたくさんなかったからだ。
脳は燃費が悪かったので、
食糧難の時代にじっくり考える行為は、
高級品であった。
時間と食べ物の両方必要だったので、熟考は貴族的行為とも言える。
大昔は裕福な人しか、物事を考えることができなかった。
脳みそのスペック自体は、今と昔で変わってない。
演繹(えんえき)とは
演繹は遅い思考方法。
- 前提が正しい場合
- 結論も正しくなるタイプの推論
前提が正しい場合と、
演繹として妥当であるかどうかは、
全く別な問題。
※ 前提の正しさは、ほとんどの場合、かなり怪しい場合が多い。7割あっていればいいみたいなところがある。
- 全ての人間は死ぬ 前提1
- ソクラテスは人間 前提2
- なのでソクラテスは死ぬ 結論
こういった有名な三段論法がある。
ちょっと面倒臭いし、
わかりにくいと思わないだろうか?
この演繹という方法は、
立ち止まって考えないと、
できない種類の思考だからだ。
辛いものを食べた後は?
本格カレー屋では、
カレーの後にラッシーを飲むそうだ。
※ ラッシー=ヨーグルトと牛乳を混ぜたもの。
- 辛い食べ物には唐辛子が入っている 前提1
- 唐辛子の辛み成分はカプサイシンである 前提2
- カプサイシンは脂溶性である 前提3
- 牛乳、ヨーグルトには脂質が含まれている 前提4
- 食後に牛乳、ヨーグルトを飲むと辛みがなくなる 結論
コレも演繹。
帰納(きのう)とは
帰納は速い思考方法。
われわれが普段する推論は帰納で、
文章も帰納で説明される。
なぜか?
演繹は読み手に激しく負担がかかるからだ。
演繹は、オタク同士の会話になる。
帰納の種類は3種類。
- 枚挙的帰納法
- アブダクション
- アナロジー
順番に説明しよう。
枚挙的帰納法
- 事例1 お酒を飲むと、次の日に体調が悪い
- 事例2 お酒を飲むと、次の日に体調が悪い
- 事例3 お酒を飲むと、次の日に体調が悪い
- 予測あるいは結論 お酒を飲むと、次の日に体調が悪くなるのでは?
コレが枚挙的帰納法。
誰でも簡単にわかると思う。
なぜ簡単にわかるかと言えば、
普段からこういった思考を
直感的にしているからだ。
過度の一般化
事例があまりにもインパクトが強いと、
一度しか事例がなくとも、
予測が決まってしまうことだ。
よく言われることが、
女性に酷い態度を取られた思春期の男性が、
一生女性との会話を避けるようになる。
というヤツ。
男性同士では、まずならない。
インパクトがないからだ。
インパクトが薄ければ忘れるし、インパクトが強ければ過度の一般化だ。
メモを取るのが良いと思うのだけど、中々難しい。
アブダクション
アブダクションだとわかりにくいが、
仮説形成と言えば、
すぐにわかると思う。
「俺が思うに○○なのではないか?」
コレがアブダクションだ。
- 確認されている事実(あるいは体験)
- それに見合う仮説を立てる
こういった記事や、普段の雑談。
ほとんどアブダクションである。
アナロジー
似ている性質、特徴から、他のものを測ることだ。
類推とも言う。
コンピューターウイルスは、アナロジー。
ウイルスさえ知っていれば、
名前を聞いただけで、
コンピューターウイルスがどういうのものか、
アナロジーすることができる。
新しいことを覚える時、例え話、全てアナロジー
われわれは何かを人に説明する時、
例え話を非常に良く使う。
直感的に理解できるからだ。
理解するコストが低いので、
自分で何か覚える時にも良く使う。
あなたが新しいチャンピオンを覚えるなら
- 同じロールのチャンピオン
- メインと似ているチャンピオン
- 隣のロールのチャンピオン
ここらへんならば、
簡単に覚えられる。
言語学習の世界では、
「i+1」というらしい。
インプットするならば、
自分の能力に1足したくらいが良い理論だ。
アナロジーは必然的にi+1になる。
演繹と帰納の良い点・悪い点
演繹の良い点・悪い点
- 前提が正しければ結論も正しい
- 遅い思考を使うのでコストが高い
- 知識は拡大しにくい
帰納の良い点・悪い点
- 結論が誤っている可能性が高い
- 事実よりも仮説を元に考えるので、知識が拡大しやすい
- 速い思考を使うのでコストが低い
フェイクニュースが拡散しやすい事実や、
われわれの普段の会話を見る限り、
正しいかどうかは正直どうでも良さそうだ。
毎日やることじゃない限り、
問題にしない人のほうが多い。
一生帰納のヤツは一生勝てない
格闘ゲーマーは、
3回以上の数を一生という。
LOLで言えば
- 自分がどのように操作しているのか?
- どのチャンピオンを知っているのか?
- どのロールができるのか?
- ○○には何を出すべきか?
- 味方の問題行動にはどう対処するべきか?
こういった事柄は、
帰納では全くわからない。
ビシっと決めておくべきことは、
決めておかなくてはいけない。
私のオススメはゲームではなく、
あなたのプライベートの過ごし方である。
朝と夜に行う行動は、
あなた自身と言っても言い過ぎじゃない。
普通の人はゲームごときに、時間とエネルギーをかけて演繹したりしない。
仮説演繹法
われわれが何か物事を決めたり、
考えたりする時は、
次のような方法を使う。
- 仮説を漠然と決める
- 仮説を演繹する
- 結論を出す
簡単に言えば、
仮説を演繹するだけ。
最強のサモナーネーム【ゲームに集中しやすい名前と、そうじゃない名前がある】
ヤスオの記事は専門的なので、
サモナーネームの話をする。
- 仮説1 可愛い名前やキャラクターだと嫌がらせをされる
- 仮説2 人間は可愛いものに嫌がらせをする性質がありそうだ
- 結論 キュートアグレッションというものがあった
犬や猫を飼っている人ならば、
考えるまでもなくわかることだ。
甘噛みしたくなる。
終わりに
- 大昔は食糧難だったので、演繹はコストが凄く高かった
- 普段の生活や会話では、帰納を使う
- 重要なことは演繹を使う
- 毎日行うことも演繹を使う
- 実際に演繹する時は、仮説を演繹する
実際のLOLやスポーツは
- 何も考えずにプレイ
- 試合前後は演繹をする
リザルト画面見ずに、
すぐ次のゲームに行くプレイヤーは、
プレイヤーと呼んでいいのかどうか怪しい。
- 試合前後に演繹・帰納するプレイヤーは強い
- 朝、あるいは寝る前に演繹・帰納する人間は強いのではないか?
コレはアナロジー。
私も日記という名のリザルトを、
付けるべき時が来た。
- トップヨリック
- トップアクシャン
明日・明後日はこの記事を書く。
その他
ファスト&スローは有名。
ノーベル経済学賞者、
ダニエル・カーネマンの本である。