はじめに凄くどうでも良いことを書く。
CS=クリープスコアなので、CSを練習するという言い方は非常に抵抗がある。
ピンとピングくらいどうでもいい違いなのだが、CS練習と書くのは違和感があるのだ。
細かい話は終わり、本題に入る。
ラストヒットが苦手な人は、プラクティスを起動してAAでラストヒットを取る練習をすると思う。
素晴らしいことだけど、ハッキリ言ってあまり良くない。
やらないよりやったほうが良い、しかしゼドやジンのような初心者でもCSをミスなく取れるチャンピオンを使って、別なことを学んだほうが効率は良い。
そこで今回の記事では、ラストヒットの練習をするだけでダイヤになれるくらい、効率が良い方法を書く。
この記事の対象読者
- ラストヒットが上手になりたい人
- ADC・サポートが上手になりたい人
- ミッドが上手になりたい人
- トップが上手になりたい人
3レーンそれぞれウェーブの押し方が違う
例えばボットなら、真っ先にAAを入れないとGGだ。
しかしミッドで、真っ先にAAを入れるとGGになる。
同じことをしているのだけど、結果が全然違ってくる。
初心者がプラクティスを起動してラストヒットを練習すると、おそらくミッドでも自分がナサスケイルでもレーンを押し続けるようになるだろう。
それはせっかく練習した本人の努力にとって悲しい。
それでは各レーンの押し方について学んでいこう。
ボットレーンは相手より先に9体目を倒す
ボットレーンの理想は、相手より先にレベル2になり、なった瞬間にオールインしてキルを取ることだ。
1ウェーブ目の前衛ミニオンを3体倒すとレベル2に上がる(後衛は経験値が低い)。
ボットレーンの練習手順
- 最初からAAを入れ続ける
- ウェーブの位置はレーン中央を維持
- 2ウェーブ目が来たら3体を素早く取る
- レベル2になった瞬間、Ctrl+QかWかEでスキル取得
- そのまま一気にミニオンをタワーまで押し込む
- するとレーンの位置が中央にリセットされる
せっかくレベル2先行しても、ウェーブの位置がタワー手前だとキルが取れない。
1対1ならレベル2先行されても大したことがないが、2対2でレベル2先行されるとブリッツにフラッシュEを食らっただけで、キルを取られる可能性が高い。
今書いた手順を知らないと、ゴールドにすら上がれないだろう。
なのでボットレーナーのプレイヤーレベルは結構高い。
ボットを練習する時のアイテムとルーンのかけら
アイテム
- ドランブレード
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- アダプティブフォース
- なんでもいい
攻撃速度のほうが金銭効率が良いだけで、攻撃速度じゃなきゃダメということはない。
ラストヒットが苦手な人はアダプティブでADを上げても全然構わないし、むしろそうしたほうがいい。
ミッドレーンは最初は押さない
この記事に書いてあるが、最初からAAをしても4ウェーブ目を押しきれないからだ。
3ウェーブ目から少しづつプッシュを開始して、4ウェーブ目を相手タワーに押し付けたい。
つまり簡単に書くと
- レーンの位置を維持しつつ
- 4ウェーブ目の最後のミニオンを
- 相手より先に倒すのが目標
- その後すぐにリコールする
- 徒歩でレーンに戻る
となる
もっと簡単に書くと
- 3ウェーブ目=キャノンウェーブ
- 4ウェーブ目=ノーキャノンウェーブ
ラストヒット練習だけど、4ウェーブ目を押し込んだらリコールする。物凄く重要。
かなりちゃんとラストヒットを取らないと、帰ってもほとんどアイテムが買えない。
ミッドを練習する時のアイテムとルーンのかけら
アイテム
- コラプトポーション(CS精度が上がらないヤツ)
- ドランシリーズ(CS精度が上がるヤツ)
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- アダプティブフォース
- なんでもいい
一番上が攻撃速度なのはアダプティブでADが増えないからだ。
プッシュ力は攻撃速度でしか上がらない。
コラプトポーション飲みながらの4ウェーブ目プッシュが理想的で強いけど、ラストヒットは難しくなる。
練習のためにコラプトなだけで、実践ではAPだったらほとんどドランリングを買う。
もちろんラストヒットが取れないからである。
ミッドは押し込むのが無理なチャンピオンもいる
例えばカサディンとかベイガーとかだ。
そういったチャンピオンの場合、とにかくタワーに押し込まれないようにする。
具体的に言うと、相手と同じくらいミニオンを殴ってレーンの位置を維持する。
消極的ミッドの練習手順
- ミニオンを無駄に殴らない
- タワー内には侵入させない
- ゴールドが溜まったらリコールする
- テレポートでレーンに戻る
つまりトップレーンのケイル・ナサスと同じだ。
ミッドの場合、タワー下でラストヒットを取れる取れないより、押し込まれることに抵抗ないほうが問題だ。
消極的ミッドを練習する時のアイテムとルーンのかけら
アイテム
- コラプトポーション(CS精度が上がらないヤツ)
- ドランシリーズ(CS精度が上がるヤツ)
さっきと同じ。
ドランシールドはマルファイトやカサディンなど、対象指定スキルでマナと体力を交換してくる相手に買う。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティブフォース or CDR
- アダプティブフォース
- なんでもいい
メイジのスケーリングはチャンピオンにもよるが、CDR>アダプティブフォース>攻撃速度の順番になっている。
序盤弱い、もしくはプッシュ力がないチャンピオンで、プッシュレーン(自軍のミニオンが相手より多い状態)にすると、タワー前でレーンを止められる可能性が高い。
トップレーンは組み合わせによる
メレー(近接)対メレーなら基本的にボットと同じだ。
ソロレーンなので7体倒すとレベル2になる。
別な言い方だと、2ウェーブ目の最初のメレーミニオンを倒すとレベル2になる。
レベル2先行=プッシュレーンなので、ボット同様に2ウェーブ目をタワーに押し込みたい。
トップ2ウェーブ押し込みの練習手順
- 最初からAAを入れ続ける
- ウェーブの位置はレーン中央を維持
- 2ウェーブ目が来たら1体目を素早く取る
- レベル2になった瞬間、Ctrl+QかWかEでスキル取得
- そのまま一気にミニオンをタワーまで押し込む
- その後は敵ジャングルのバフまで行く
- 歩いてレーンに戻る
その後は敵ジャングルのバフまで行く、コレの説明だが
実戦では
- 敵の中立バフがある=ワードを置いて戻る
- 敵が中立バフを狩っている=戦闘
- 敵の中立バフがない=何もせず戻る
の3択になる。
メレー対レンジならば、ミッドと同様に押さずに引きたい。
この場合は消極的ミッドと同じ練習手順になる。
- メレーで押せばミニオンにAA入れるたび対面から攻撃を食らう
- レンジで押せばジャングラーのガンクが来たら倒される(機動力がない&柔らかい)
お互いレーンは押したくないわけだ。
トップレーンが上手なプレイヤーは全レーン上手。
特にトップとADCはレーン戦だけなら非常に良く似ている。
トップを練習する時のアイテムとルーンのかけら
アイテム
- 基本はドランシールド
- タワーに押し込めるチャンプならドランブレード
トップレーンは
レーンが長い
ミッドよりもベースから戻ってくる時の時間も長い
ので、サステインは大事だ。
ミッドと違ってコラプトポーションは、テレポート持ちじゃないと辛い可能性が高くなるのは覚えておこう。
ルーンのかけら(シャード)
- キャラに合ったもの
- キャラに合ったもの
- なんでもいい
ミッドレーンはキャノンウェーブの前のウェーブをスキルで素早く押してリコールすればいい。
しかしボットやトップレーンは、そういうことをしてもミニオンがタワーに焼かれることが多いのである。
終わりに
- 2ウェーブ押し込み=ノーキャノン>ノーキャノン
- 4ウェーブ押し込み=キャノン>ノーキャノン
- 敵ミニオンを自軍のタワーに侵入させないようにする
- ラストヒット精度が高くないとレーン戦が上手くてもダメ
- 10分で90取れればダイヤに上がるのは苦戦しない
今回の練習方法なら、ダメージトレード以外の操作が学べるだろう。
ダイヤ以上の人達は、基本的にこの記事に書いたようにウェーブを押す。
なのでこの通りに練習すればダイヤになるだろう(実際はダイヤより少しレベルが高い内容)。
ちなみにボットレーンはADCとサポート二人で押すので、序盤はかなり激しいレーン戦になる。
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