ジャックスを先出したら、
ケネンが出てきてボコボコにされた。
セトを先出ししたら、
ヴェインが出てきてボコボコにされた。
よくある話だ。
クインやケネンが育っても大したことはないが、
ヴェインやティーモが育つと
速やかにゲームが終わってしまう。
この記事では、ガレン、ダリウス、セト、イラオイなど、
気の利いた遠距離攻撃がないメレーチャンピオンで、
クインやティーモと戦う方法を書く。
- カウンターを当てれば勝てる
と思ってるのはプラチナ未満のプレイヤーの話で、
ミッドでもトップでも
「カウンターを当てられても軽々しく負けてはいけない」
どころか、
「軽々ボコれるくらい」
じゃないとレートは上がらないのである。
仕組み的に当たり前の話で、
後出しで統計上のカウンターチャンピオンを当てるだけならば、
LoL初めて1週間のプレイヤーでもできるからだ。
※ 知ってる人に教われば、5分で手順を覚えられる。
「LoLGaren! 遠距離攻撃の無い近接チャンピオンで、遠隔チャンピオンに勝つ方法!! 始まります!」
この記事はパッチ25.13の時に執筆されました。
3つのチャンピオンクラス
まず近接チャンピオンは主に、
次の3つのクラスに分かれる。
- タンク
- ファイター
- スレイヤー
さらに2種類ずつに分かれるのだけど、
今回は使わないので3つだけだ。
とりあえず、
大雑把にこれだけ覚えてほしい。
あなたがプラチナ4以上ならば、チャンピオンクラスは知らないと厳しい知識だと考えていい。
トップに来るレンジドチャンピオンは誰?
ケイルやアーゴットはレンジドではあるものの、
これらをレンジドと思う人は少ないだろう。
そういうキーストーンを持っていくと、
レーン戦で勝てないからだ。
なので今回の仮想敵は
- クイン
- ティーモ
- ケネン
- ヴェイン
とする。
上の4人に対して強いチャンピオンは?
マルファイトが圧倒的に強い。
特にAD相手に強いタンクなので、
クインとヴェインでは歯が立たない。
とりあえずマルファイトは
- タンク
と覚えておいて欲しい。
ミッドクインを見てみよう

2割の確率でミッドクインだ。
結構使われているが、
味方からするとやめてほしいというのが、
正直な感想だろう。
2025/06/25はパッチが当たって1日目なので、
統計は1個前のパッチ25.12を参照する。


相変わらずマルファイトに弱いが、
スレイヤーにも弱いようだ。
トップクインを見てみよう

ナーとジェイスの弱さ、
あるいはその2人に対するクインの強さに驚くものの、
他のチャンピオンは大体予想通りのはずだ。

クインのAA射程は525しかないので、
セトの射程490のEを受けやすい。
クインEがセトWと相性が悪い。
などの理由で、
セトはクインに対して妙に強い。
他の組み合わせは、
記事に書いた予想と似ているはずだ。
しかし、あなたがマスター未満ならば
「スレイヤーに弱いのはわかるけど、なんでマルファイト以外のタンクに弱いの?」
と思うはずだ。
なぜトップレンジドはタンクに弱いのか?

トップマルファイトに明確に勝てるトップレンジドは、
ブラッドミアだけである。
ブラッドミアはマルファイトの
Qハラスもガンク合わせのRも効かない。
なので強いに決まっているし、
ヘルスも多くWもあるので、
やはりレンジドっぽくないチャンピオンだ。
なので例外的に強いと思って欲しい。
というわけで説明を続ける。
あなたはジェイスが見えたからといって、クインを後出しする気になるだろうか?

上のチャンピオン全てを、
自由自在に使えるとしたら、
ピックしたくないのは圧倒的に
- クイン
ではないだろうか?
序盤コケると取り返しがつかないのにコケやすい
- ボットのマークスマンと役割が被っている
のはソロキューなので無視していい。
※ 普通は嫌がられるけど。
チームの構成は、
ALLADとかじゃなければ大丈夫だ。
とりあえずクインはCCが薄いので、
大量のゴールドが必要なチャンピオンである。
安全にファームできれば
対面を倒せなくとも後半強いのだけど、
大きな問題が1つ。
- トップは最もガンクしやすいレーンである
- なので耐久力が低いトップが敵にいる場合、一生そのレーンだけガンクする
まともなジャングラーならば、
上のように考えるのである。
そしてこれは、ある程度のレート(エメラルドかダイヤモンド以上)なら、
10人全員の共通了解だ。
ひたすらガンクが来るので、レンジドに対してのマルファイトが妙に強い理由の1つだ。
有利な組み合わせ時のマルファイトが最強な理由
- 敵のガンクを受けないのに、味方のガンクが来た時には強いから
クインやヴェインなど耐久力が低い相手には、
マルファイトは秘儀の彗星を持っていく。
理由は大きく2つで
- Q上げQハラスが効果的なのでプレイングが簡単、さらに敵のガンクを受けないから
- スノーボール時にAPマルファイトになれるから
1 パッシブ+彗星付きのQを当てて下がる。
相手のHPが減ってきたら、
Rからのコンボで倒す。
※ 普通、その前に相手は帰る。
このハラスはリスクが低い上に、
QでMSがアップしている。
しかもレベル6以降は敵がタワーの中にしても、
2対1なら簡単に倒せる。
2 ARAMでは仕様的に弱すぎるだけで、
自然な文脈でAPになれるのであれば強い。
しかしLoLの上手下手ってのは、
「サイオン相手にAPマルファイトをしない」
みたいな礼儀作法を身につけているかどうかだ。
タンク受けとスレイヤー受け
呼び名はヴァンガード攻めでも、
アサシン攻めでもなんでもいい。
ようは
- 普段より硬くする
- 普段より火力と機動力を高める
という戦術だ。
1つ例を挙げてみよう。
ダリウス対ティーモ
始める前に考える要素は
- サモナースペル
- キーストーン
- スタートアイテム
- ファーストアイテム
1 サモナースペルはフラッシュに加えて、
ゴースト、テレポート、イグナイト、イグゾーストのどれか。
2 キーストーンはフリートフットワーク、征服者、フェイズラッシュ、不死者の握撃、開放の魔導書。
辺りが候補となる。
不死者の握撃やフリートフットワークは
ティーモにブラインドがあるので入れたくないし、
ティーモごときに征服者など不要だ。
MAXまで出血させてRを撃てば、
征服者どころか武器すら必要ない。
ガンクが絡んだ時や集団戦でも役に立つ、
フェイズラッシュでいいだろう。
開放の魔導書にしてテレポートで復帰しつつ、
ゴーストかイグゾーストで倒す戦法も機能するはずだ。
3 ティーモは遠距離攻撃がある上に、
EがDotダメージなので、
よほどのへそ曲がりでもない限り
ドランシールドを選択するはずだ。
※ 一応最序盤はダリウスのほうが有利なので、ドランブレードでもいけなくもない。
4 ストライドブレーカーかトリニティフォースとなるが、
ティーモ相手に圧倒的に強いアイテムがある。
ヨリックに対するラヴァナスハイドラみたいなもので、
知ってたら負けないレベルの装備だ。
おそらくゴースト、フェイズラッシュ、ドランシールド、の組み合わせになるんじゃないだろうか。
自然の力

ティーモの場合
- Q 1カウント
- E 1発で3カウント(AA1発ごとに1増加)
- R 3カウント
で計算されるので、
簡単に穀然(きぜん)状態になる。
ティーモは柔らかいので、
移動速度が10%上がっただけのダリウスに
簡単に倒されてしまう。
特に敵ジャングラーもAP時に有効で、
その場合のティーモ側は
- ミッドがADだったらスワップしてもらう
とかしかない。
LoLは最初はファームのための武器を買うのが基本なのだけど、
サポート以外だとトップレーンだけは、
最初に防具を買っても支障がない。
※ その場合は、2手目にファーム用アイテムを買うことになる。
タンクならば、流石にホロウレディアンスのほうが良いだろう。
レンジド相手に殴り続ける前提のルーンは悪い
チャンピオンにもよるのだけど、
基本的にメレー対レンジドにおいて
- 征服者やリーサルテンポなどの、オールイン用キーストーンは弱い
柔らかい相手に1対1でそこまで火力は必要ないし、
サブルーンも良くないからだ。
先程の彗星マルファイトのように、
ダメージトレード用のルーンや、
開放の魔導書が良い。
レンジド相手には息継ぎ+魔法の靴+ビスケットデリバリーが強い
息継ぎは以前に比べると、
これでも大きくナーフされている。
とりあえずドランシールドと組み合わせると、
とんでもない耐久力になる。
レンジドを使った時、
セト相手にフェイズラッシュを入れて、
全然削りきれない経験をした人は多いはずだ。
魔法の靴の強い点は
- 300ゴールド浮く
- 届くブーツがMS10高い
「魔法の靴を履いたら序盤にブーツが買えないじゃないか」
と思った人は、
マルファイトと対面した時の
ヴェインを思い出して欲しい。
マルファイトのQの射程は625だ。
ヴェインのAA射程は550しかない。
ビスケットデリバリーは誰が入れても役に立つが、特に息継ぎ、ドランシールドと相性がいい。
ヴェインでマルファイトからラストヒットを取るには?
正解は1つしかなく。
- 耐久力を上げる
である。
※ 最初に武器やブーツを買っても、マルファイトを倒せるはずがないからだ。
メレー対レンジドのメレー側の場合は、
いきなりスイフトネスブーツを買えるなら悪くないが、
何も考えずに300ブーツを買うと厳しくなる。
不死者の握撃と開放の魔導書の話

不死者の握撃はレンジ相手に発動できれば悪くない。
むしろフリートフットワークや、
フェイズラッシュよりいいだろう。
しかし全然発動しない組み合わせがある。
ガレンでクイン相手に入れていけば、
10分で2回くらいしか発動しない可能性があるし、
しかもその2回は
敵ジャングラーに襲われた時かもしれない。
そういう場合には不死者の握撃ではなく、
開放の魔導書を入れるといい。
プレスアタック、フリートフットワーク、フェイズラッシュ、
チャンピオンによっては電撃などもあるのだけど、
不滅天啓はレンジドに対してルーンが優秀だ。
テレポートで戻ってきて、ゴースト、イグゾースト、イグナイトに変えて味方のガンクを待つ。
終わり
- 育ったヴェインやティーモはゲームを終わらせるほど危険です。
- マルファイトはAD系レンジドチャンピオンに圧倒的に強く、特にクインやヴェインに有効です。
- トップのレンジドチャンピオンはブラッドミア以外、ほとんどのタンクに弱いです。
- トップレーンはガンクされやすく、耐久力の低いレンジドチャンピオンは特に狙われます。
- マルファイトは「秘儀の彗星」とQ上げハラスで、低リスクかつ効果的にレンジドを削れます。
- ダリウス対ティーモには「自然の力」が非常に強力なカウンターアイテムとなり、耐久力と移動速度で圧倒します。
- メレー対レンジドでは、「征服者」や「リーサルテンポ」のようなオールイン系ルーンは推奨されません。
- 「息継ぎ」+「ドランシールド」と「魔法の靴」は、レンジドへのハラス耐性と追撃能力を高めます。
- シールドバッシュが効かない場合、「不死者の握撃」より「開放の魔導書」が柔軟性があり有効です。
- 相手チャンピオンの特性を理解し、適切なルーンやアイテムを選ぶことが、LoLの熟練度を示します。
この記事では、League of Legends(LoL)のトップレーンにおいて、近接チャンピオンがレンジドチャンピオンと対峙する際の具体的な戦略と、それに伴う思考プロセスを解説しました。
ジャックスやセトといった近接チャンピオンが、ケネンやヴェインのようなレンジドチャンピオンに苦戦するのは「あるある」です。特にヴェインやティーモが育ってしまった時の絶望感は、LoLプレイヤーなら誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
この記事で最も強調したかったのは、マルファイトというチャンピオンが、レンジドチャンピオン、特にAD系の相手に対してどれほど強力か、という点です。彼の硬さ、そして「秘儀の彗星」とQハラスの組み合わせは、レンジドの強みを潰し、レーンを支配するための強力なツールとなります。
また、ダリウスとティーモの対面における**「自然の力」**の有効性など、具体的なアイテム選択の重要性もご紹介しました。
LoLの奥深さは、チャンピオンの相性だけでなく、ルーン選択、アイテムビルド、そしてジャングラーとの連携といった多角的な要素が絡み合う点にあります。レンジド相手に不利な組み合わせでも、適切な知識と立ち回りで状況を覆すことができるのが、このゲームの醍醐味です。
この記事が、あなたのトップレーンでの戦いをより有利に進めるための一助となれば幸いです。
サモナーズリフトでの健闘を祈ります!
タンクとレンジドが1対1をしても、
レンジドがボコボコにされる組み合わせは少ない。
統計を見ても、そして実際のプレイ経験でも、
タンクがレンジドに対して圧倒的に有利な組み合わせが多い
のは事実だ。
ジャングラーやミッドが絡んでくるからだろう。
そう考えると、
- 大半のトップレンジド相手は、ただ安全にファームしてるだけで勝てる
というのが正解かもしれない。
タワーダイブの時だって、
硬ければ硬いほど有利である。
おまけ メレー対レンジド インタラクティブ戦略ガイド
記事の内容がわかりにくいと思ったので、
AIで作成してみた。

ここは凄く良く書けていると思う。
私が書いた本文よりパッと頭に入ってくる。


試みとしては面白いしわかりやすいが、
実際はこんな単純じゃない。

ちなみに対面がヴェインやクインの時に
マルファイトを出した時は、
相手ジャングラーのガンク率は少ない。
相手のジャングラーもADだった場合は、
さらにガンク率が下がる。
味方トップがADな上に、
まともなスキルがないのでガンクが刺さらない。
しかも敵ジャングラーとかち合って2対2になれば、
自分がRを受けて軽々倒されてしまうからだ。