書評

【兼本浩祐】普通という異常【LOLと健常発達】

人間は定型発達と、
非定型発達という分け方がある。

健常発達と昔は呼ばれていたのだけど、
そうするともう片方は健常ではなくなってしまう。

なので呼び方が変わったそうだ。

ただこの本では、
そこを踏まえて健常発達と呼ぶ。

  • 健常発達(ニューロティピカル・NT)
  • ADHD(注意欠陥・多動性障害)
  • ASD(自閉スペクトラム症)

スペクトラムと言って、
誰でも上に書いた3つの要素がある。

とりあえずパーソナリティ障害のことは忘れて、
こういった特性や種類になっていると考えて欲しい。

今回の本には、

  • 健常発達的特性とは、どういうものか
  • 健常発達的特性が、自分や他人にどう迷惑をかけるのか

そういったことが書かれてある。

この記事はパッチ14.13の時に執筆されました。

いじわるコミュニケーション(悪役令嬢バトル)

まず健常発達の際立った特徴として、
こういうコミュニケーション方法を好む。

いじわるコミュニケーションとは、
悪役令嬢漫画と同じだ。

直接的な暴力じゃなく、
高度なコミュニケーションによって、
グループ内での立場を決める戦い。

そう考えて差し支えない。

  • 健常者は令嬢バトルを上手にこなせる
  • ADHDやASDの人は令嬢バトルから排除される

女性は10歳ぐらいから令嬢バトルが始まり、
男性はもっとずっと後。

もちろん男女混合のコミュニティも令嬢バトルだ。

どうしてこうなるのか?

その理由を書く。

いじわるは親切より伝わりやすい

ラカンのシェーマLの簡単な画像が紹介されていた。

普通という異常

以前Discordであった話をしよう。

「いじわる」でも「親切」でもない、
一般的なコミュニケーションだ、

Hさんという女性がnoteに記事を書いた。

そのHさんはDiscordに

「記事を書いた」

と言って記事を貼った。

うどんこさんという”いじコミ”が苦手な男性は、
どういう行動を取ったかというと

「感動しました」

と言っただけだった。

Hさんの行動は次のようになっている。

  • S(建て前) 「記事を書きました~😘」
  • a (本音) 「SNSで反応しなかったら、どうなるかわかるよな😠

このやり取りがわからないと、
よほどスペックが高い男性じゃない限り、
非モテになってしまう。

逆に難しい話やブログの記事などは、
本音の部分だけになる。

何故かというと、
令嬢バトル風に書いたら伝わらないからだ。

だからLOLのコミュニケーションも直接的に言う。

というか日本人以外の人が珍しくないのだから、
ストレートに表現しないと
試合中は問題しか起こらない。

たまにブログに「皮肉」が書いてあるとか言う人がいるが、「皮肉」という言葉の意味がわからないか、文章が読めない人だ。
試合内容はハイコンテクスト、コミュニケーションはローコンテクストである。

親切は負債になる

私と親しい女性は昔から、
夜職でも建設でもないのに
タバコを吸っている女性が多い。

何故か昔から、
メンヘラ的な女性に好かれる。

思い当たる理由はたくさんあるのだけど、
不思議な点が1つ。

「なぜメンヘラ的な男性とは親しくならないのか?」

しかし考えてみるとコレは当然だ。

  • 私(女性が好きな男性)が、いつも同じ男性に親切にする
  • 私が、いつも同じ女性に親切にする

どちらの状況でも、何かを返さなければ
向こうは「たかり屋」や「忘恩」となってしまう。

3歳児くらいでも、
返報性の法則は人間なら機能するからだ。

私は人の人生の悩みを聞くのが、
LOLより好きなのだけど、
向こうはどのように思うのか?

  • 男性 何度も親切にされれば、何か返さなければいけないと考える
  • 女性 好きだから親切にしてくると考える

1は負債があり、2は負債がない。

好きだから親切にしてくるだなんて、
寂しいヤツだなと思うのだけど、
そうじゃなければ向こうからすると辻褄が合わないのだろう。

実際には好きだからではなく、社会学で学んだことを確認しているだけである。

「色、金、名誉」という躓きの石

お金があればスノーボールするけれど、
お金がなければティルトする。

これはLOLでも人生でも同じだろう。

男性が親切に負債を背負うのも、
お金がないので恩を返せないからだ。

健常発達者の人生とは、
ほとんどの部分が

  • 色、金、名誉

で説明できてしまう。

※ 色=性的な事柄

モチベーションという言葉があるが、
上の3つ以外をモチベーションにするのは、
中々できることではない。

統合失調症の人や、
人生でティルトしている人は、
上の何かで躓いているわけだ。

期待が大きすぎるとダメ。

統合失調症の症状

よく聞く病名ではあるが、
かなり一般的な症状だ。

主な陽性症状

  • 幻覚
    統合失調症の症状の特徴のひとつに、実際にはないものを知覚する幻覚があります。なかでもほかの人には聞こえない声が聞こえる「幻聴」が、現れやすい症状です。
  • 妄想
    妄想とは、ほかの人にとってはあり得ないと思えることを確信してしまうことです。周りが違うと説得しても受け入れられません。たとえば、何でも自分に関係があると思い込む「関係妄想」、周囲の人が自分を陥れようとしていると思い込む「被害妄想」、見張られていると思い込む「注察妄想」など、様々なものがあります。
  • 考えの混乱
    考えをまとめることが困難になるため、支離滅裂で、まったく脈絡のないことを言ったり考えたりするようになります。話が途切れたり、とんで脱線したりします。

主な陰性症状

  • 意欲がなくなり無気力になり、身の回りのことにかまわなくなる。
  • 感情が表に出にくくなり、いつも無表情で、喜怒哀楽がなくなる。
  • 友達や家族など人と関わることを避けて、閉じこもる。
厚生労働省より引用

あなたは上の症状を見て、
こう思ったはずだ。

「幻覚以外は身近に感じる」

と。

統合失調症は色、金、名誉の基準(自分のものさし)が大きく、
分相応だから元気がなくなるそうだ。

こういう欲望の肥大化をデュルケームはアノミーと呼んで、
自殺の原因になると言っていた。

「菌烨takoと結婚したい」と本気で思えば、
誰でも自分の頭がおかしくなったと気づく。

しかしシルバーの人が「プラチナ4になりたい」
という微妙な欲望ですら、
命取りになってしまうことも多い。

朝にやりたいタスクを1個書いて、1日が終わる前にソレを実行する。
これくらいの望みが現実的だ。

対人希求性

  • 色、金、名誉

の色と名誉を抜き出した場合、
対人希求性となる。

  • 発達障害的な心性を持つ人
  • 健常発達的な心性を持つ人

どちらの対人希求性が強いのかというと、
圧倒的に健常発達のほうだ。

LOLと対人希求性

私はLOLで相手が若い女性でも

「何年もLOLやってるのにアタックムーブすらできないなんて、もう少し自分を見直したほうがいいぞ」

みたいなことを平気で言う。

あなたが

  • 健常発達的な心性を持っている
  • LOLがプラチナ4以上
  • このブログを10回以上読んだことがある

上の条件を満たしていれば、
私とLOLを通して仲良くなるのは、
絶望的だと感じるはずだ。

対人希求性があるように見えないからである。

実際LOLに限ってはゼロに近い。

読書やブログ執筆も
人と遊んでいたら書けないので、
私の対人希求性が薄いのは
誰でも予想できるわけだ。

色、金、名誉。3つとも関連性が非常に薄いけれど、LOLは好き。
芸事はそういう心性が必要だと、坂口安吾も言っていた。

健常発達者の心性

  • 色、金、名誉を求める気持ちが強い
  • 対人希求性が強い

まずこういった心性を持った場合、

  • 身につけるハビトゥス(習慣、癖、性向、身のこなし)は限られる

そのようになってしまう。

健常者は熱心にゲームをしない

少なくとも女性に向かって

「何年もLOLやってるのにアタックムーブすらできないなんて、もう少し自分を見直したほうがいいぞ」

なんて言わない。

ちなみに上の発言が相手にどう伝わるかというと

「お前はメタ認知の能力を身につけて、外から見た自分がどんだけ芋野郎に見えてるか気づけ」

と伝わってしまう(可能性が高い)。

男性の身だしなみをキツく注意する女性の、
逆バーションと言えるかもしれない。

眉毛を整えたり、鼻毛を切ったりするのに比べると、LOLでプラチナ4になるのは物凄い大変だ。

色、金、名誉を求めるのが現実的な性格

女性がゲームが下手な理由【女性は現実的だから熱心にプレイしない】

女は実体で、男は現象である。

上の記事は、そういう内容だ。

例えば女性は化粧をする。

イヤイヤやっている人もいるかもしれないが、
普通ぐらいの見た目の女性でも、
男性で言えば俳優ぐらいの身だしなみ度を持っている。

一方で男性はどうか?

男性で筋力トレーニングを1年間続けられる人の割合は、調査によって異なりますが、一般的には非常に低いと言われています。

  • フィットネスクラブの継続率: 2016年のアメリカの調査では、フィットネスクラブに通う人のうち、1年間継続できる人はわずか4%という結果が出ています。この数字には、ヨガやピラティス、スタジオレッスンなども含まれており、筋力トレーニングのみを継続している人はさらに少ないと考えられます。
  • 筋力トレーニングのみの継続率: 一部の調査では、筋力トレーニングのみを1年間継続できる人はわずか0.3%というデータもあります。これは、1000人に3人しかいないという非常に低い割合です。

これらの数字はあくまで参考値であり、個人のモチベーションや環境によって大きく左右されることを考慮する必要があります。しかし、筋力トレーニングを継続することは容易ではなく、多くの人が途中で挫折してしまうという現実があることは認識しておくべきでしょう。

Gemini Advansedに聞きました

何かしらのゲームをしている男性と、
身体を鍛えている男性の割合のどちらが高いかは、
誰でもすぐわかるだろう。

女性は男性より太りやすいにも関わらず、
魅力的な女性は多いけれど、
シルエットがカッコいい男性は少ない。

silhouette

「silhouette」という単語は、18世紀フランスの財務大臣エティエンヌ・ド・シルエット(Étienne de Silhouette)に由来します。彼は、贅沢を嫌い、影絵のような簡素な肖像画を好んだことから、影絵のことを「silhouette」と呼ぶようになりました。

この単語が英語に取り入れられた際、フランス語の発音に近い「シルエット」ではなく、英語風に「シルエット」と読まれるようになったため、綴りと読みが一致しない形になったと考えられます。

Gemini Advansedに聞きました

フィジークという身体のバランスを競う競技がある。

その競技で大事なのは

  • 僧帽筋

だ。

もちろん他の部分も鍛えまくる必要があるのだけど、
上の4つのサイズさえ大きければ、
そんなに減量しなくても服を着ればカッコよく見える。

LOLの練習と筋力トレーニング、
両方を経験したことがある人ならわかることだが、
上の四箇所を鍛えるよりも、ラストヒット練習のほうが負荷が高い。

プラチナ4以上のLOLプレイヤーが健常者かどうかは、
かなり疑わしいのがわかるだろう。

胸は同じくらいの負荷かもしれないけれど、とにかく腕は楽だ。

健常発達症候群

自閉症の人の特徴みたいな定義の、
健常発達者バージョンらしい。

パロディーとして大げさに書かれているそうなのだけど、
次のような特徴になるそうだ。

(1)ニューロティピカル(健常発達)症候群は遺伝的に発生すると考えられています。

(2)非常に奇妙な方法で世界を見ます。時として自分の都合によって真実をゆがめて噓をつきます。

(3)社会的地位と認知のために生涯争ったり、自分の欲のために他者を罠にかけたりします。

(4)テレビやコマーシャルなどを称賛し、流行を模倣します。

(5)特徴的なコミュニケーションスタイルを持ち、はっきり伝え合うより暗黙の了解でモノを言う傾向があります。しかし、それはしばしば伝達不良に終わります。

(6)ニューロティピカル症候群は社会的関心にのめり込み、自分のほうが優れていると妄想し、周りの人間と強迫的に同じになろうとすることに特徴付けられる、神経性生物学上の障害です。

(7)悲劇的にも、発生率は非常に高く、一万人に対して九六二四人と言われます。

(8)治療法は現在のところわかりませんが、多くのニューロティピカル症候群を持つ人は、自らの障害を代償して、正常に自閉症の人と交わることができるようになります。

兼本浩祐. 普通という異常 健常発達という病 (講談社現代新書) (pp.50-51). 講談社. Kindle 版.

2と3 いじわるコミュニケーション、
悪役令嬢バトルである。

4 自分の関心事よりも、相手の関心事に合わせる。

最近(2024年6月30日)の私の話をすると、
SNSで半裸の女性がスポーツ系の下着は着る場合、
あまりにもカルバン・クラインであることが多い。

なので男性にも関わらず、

「俺もカルバン・クラインの下着を買おうかな」

と思ってしまった。

5 何度も交流のある同じグループの人以外にも、
こういうハイコンテクストなコミュニケーションを取ろうとする。

6 よくある対戦ゲームにいるクソnoobの思考だ。

しかし一般的な社会では、
こういった特性のほうが好ましい場合が多い。

よほどオシャレな人じゃない限り、
プリセット的な服装が望ましい。

7 コレは言い過ぎらしい。

よっぽど厳しめに発達障害の線引きをしないとこの数字にはならないように思います。

兼本浩祐. 普通という異常 健常発達という病

終わりに

以下はすべて健常発達者の特徴だ。

  • いじわるコミュニケーション(悪役令嬢バトル)が得意
  • 奇妙な視点で世界を見ている
  • 真実を歪めて嘘をつく
  • 社会的地位と認知のために生涯争う
  • 自分の欲のために他者を罠にかける
  • 特徴的なコミュニケーションスタイルを持つが、伝達不良に終わることが多い
  • 社会的関心にのめり込む
  • 自分のほうが優れていると妄想する
  • 周りの人間と強迫的に同じになろうとする
  • 人生は色、金、名誉で説明できる
  • 色、金、名誉が分相応だと、精神に不調をきたす
  • 対人希求性が高い

健常発達者のコミュニケーションは戦いなので、
コミュニケーションが得意であるほど、
LOLも上手な可能性が高い(特に戦闘は)。

しかし健常発達者ならば、
LOLにエネルギーを注ぎ込まないだろう。

LOLが上手ならば、
他の部分で負ける可能性が上がるからだ。

それに対戦っていうのは、
必ず相手を上回る必要がある。

みんなと同じになろうとすることで勝とうとするって、
普通に考えておかしいことだとわかるはずだ。

ただコレはLOL人的な感性だろう。

LOLじゃなければ、
プリセット的なものをなぞり、

「これぐらいならのヤツならいけそうだな」

という異性を妥協して好きになる。

確かにその動きは、
勝率(人生満足度)が高い動きに思える。

おまけ

  • 健常発達
  • ASD
  • ADHD
  • パーソナリティ障害

色々あるけれど、
そんなものは些細なことだ。

大事なのは

人生に堅実生は大事だが、ゲーマーに堅実生はない。どうやって鍛えればいいのか?

※ 月ごとのカウントなので月末に登録すると損をするけれど、気にしない人だけ登録して欲しい。

アリとキリギリスのアリのような心境にならないと、
寝ないでプレイするぐらい夢中なこと以外は、
まず身につけることはできない。

最後にもう1度、私が現実的だと思う目標設定を書く。

  • 朝にやりたいタスクを1個書いて、1日が終わる前にソレを実行する

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