考察記事

LOLは重要なことだけ記憶するべき【4つの記憶レベル】

記憶にはレベルがあって、「LOLの場合は適正な場所に留めておくのが良い」という主張が今回の記事の内容だ。

LOLは敷居が高いゲームだと良く言われる。私は様々なゲームをしてきたが、実際にLOLの敷居は高い。

初心者がまともにゲームできるようになるまで、覚えることが多いからだ。そこでたくさん覚えようとするのだけど、実際その努力は逆効果に働くことが多い。

LOLには習熟するべきことと、少しだけ覚えておけば良いことがあるのだけど、初心者はソレがわからないに決まっている。

仕組み的に何を記憶するべきか知っているのは、LOL上級者か達人、あるいは名のある学者くらいだからだ。

わかりやすくするために、それぞれ例を挙げよう

習熟するべきこと
  • ドレイヴン、オレリオン・ソル、カリスタの操作
  • ディヴァインアーゴットのW切り替え
  • ラストヒットを伸ばし続ける姿勢
  • ミニマップを見ること
  • 試合の流れを知ること

コレらは出来ないと話にならない。試合中に他のことを意識できないし、新しく学ぶこともできないからだ。

難しいチャンピオンや特殊な操作は、捨てたり使わなければいい。例えばリー・シンとジャックスのワードジャンプは別に使えなくても問題ない。

もちろん意識せずに使えたほうがいいけれど、ダイヤになるのに全く関係がない。あなたがプロでなければ、覚える必要がないのである。

※ 楽しさは大事なので、プラクティスやCOOPでコンボ練習する分には良いと思う。ただLOLはそういうゲームじゃないので、避けたほうがレートも実力も上がりやすい

ハッキリ記憶しないほうが良いこと
  • チャンピオンのマッチアップ
  • チャンピオンごとのテンプレビルド
  • チャンピオンのスキル性能
  • アイテムの性能

チャンピオンの性能は覚えるべきなのだが、スキルのCDや、有利なチャンピオンの順番、テンプレビルドはしっかり覚えないほうがいい。

流動的なものなので、ハッキリ覚えるのはエネルギーの無駄だからだ。

フィオラのWの性能は覚えていても、威力やCDやスローの%は忘れたほうが良い。

「フィオラのWってCD長いよね」くらいで留めておくのがベストである。

それではまず、記憶の4つのレベルから説明させていただきたい。

この記事はパッチ11.6の時に執筆されました。

4つの記憶のレベル

ファミリア(familia)=親近感

リコグニッション(recognition)=見分ける

リコール(recall)=再生する

オートマティック(automatic)=自動的⇒習熟

出口汪の「最強!」の記憶術より引用

セレゴ・メソッドと呼ぶらしい。

記憶を4つの段階に分ければ管理しやすいので、かなり画期的だと思う。

ファミリアは、ほとんど覚えていない状態。

リコグニッションは自力では思い出せないが、選択肢があれば見分けられるレベルの記憶。例えば我々は漢字を書けないが、読むことができる。

※ 漢字書けるけど読めない。我ながら上手な比喩ひゆが出来てしまった。

リコールは自力で書ける漢字となる。我々にとってもリコールという単語は馴染みが深い。

オートマティックは、ドレイヴンメインの人が使うドレイヴン。集団戦中でも何も考えずに斧を拾える。

流動的な要素をオートマティックにしてはダメ

初心者が陥りがちな代表的なものが、OPGGなどのテンプレビルドだ。

毎試合対面や試合の流れは違うし、アイテムの性能も流動的である。だから必死に統計サイトのビルドを覚えるのはくだらない行為である。

あなたがトップレーンで対面がガレン先出し濃厚だとする。その場合はOPGGを開いてから、何を出すか決めればいいので、OPGGを開くことだけを覚えてしまえば良いのだ。

相性の良いチャンピオンを暗記しようとするのは辞めたほうがいい。なぜならパッチが当たるたびに変わるから。

しかしミニマップを無意識に頻繁に見る能力は、サモナーズリフトをやる限り求められ続ける。

チャンピオンのビルド知識は、リコールくらいに留めておくべき。

私はARAMの時の基本的なビルドは全て覚えているが、ソレはタンクの最強ビルドやADCの最強ビルドを知っているだけである。

サモリフの時は、知らないチャンピオンはOPGGを見ればいいし、知っているチャンピオンは良いと思った装備を買うのが正解だ。

論理的に覚えると忘れにくい

イコールの関係

対立関係

因果関係

出口汪の「最強!」の記憶術より引用

例えば私がこのブログで、サポート以外は最初に武器を買うべきと書いている。

レーナーならば最初に防具を買うのは仕方ない場合もあるけれど、ジャングラーが最初に靴や防具をアイバーン以外で買ってたら、AFKをしたほうがいい。

  • 防具を買うと、武器が買えないのでファームが出来ない
  • そんなことも知らないジャングラーが味方にいたら、実質4対6
  • 4対5ですら勝てないゲーム
  • 2分起きに少し動かしつつAFKをするのが賢明

このように覚えた場合、ジャングラーで最初にモビリティブーツは絶対に買わなくなる。

軸になる知識はオートマティックを目指す

ジャングラーはファーム速度が大事。というのもジャングル適正があるかどうかは、ファームが速いかどうかだからだ。

↑のような知識は、オートマティックを目指す。

そうすればグレイブスが何故E上げではなくQ上げなのかわかるし、ARAMをする時にWやEを先に上げたほうが強い場合もある、といったことも予想が付くようになる。

ARAMは5人でプッシュするので、タワーを防衛する時以外Qのレベルは必要ないからだ。

軸になる知識が良く分からない人は、ずっと使えそうな知識が軸になりそうだと考えたらいい。

終わりに

書いたこと
  • 記憶には4つの段階がある
  • オートマティックを目指すべき知識がある
  • リコールまでに留めておくべき知識がある
  • 軸となる知識はオートマティックを目指す
  • 何度も繰り返す動作はオートマティックを目指す
  • 流動的な知識はオートマティックに留めておく

我々がストレスなくLOLのCOOP出来るのは、キーボードの扱いに慣れているから。

あなたが今回の記事を読めるのは、LOLと文字を読むのに慣れているから。

LOLは毎日プレイすることが苦痛ではないし、むしろ毎日プレイしたい。なので場所法やペグ法といった、本格的な記憶方法を覚える必要はなさそうだ。

チャンピオンは忘れかけた頃に使うといいよ。といった内容の記事。

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