スマーフとは、サブアカウントで本来の自分の実力よりも低いレベル帯やランクでプレイすることです。私たちはこれを推奨していません。なぜなら、たとえばブロンズ帯で他のプレイヤーがスマーフのプレイヤーに圧倒されて試合全体が台無しになってしまう可能性があるからです。しかし、LoL のプレイヤー数とアカウント作成の容易さから、これに大規模に対処するのは非常に困難です——多くの場合、私たちは積極的にスマーフをゲームから排除しようとはしていません。
LOL公式サポートより引用
実際にLOLでは、
Clash以外スマーフに対する規制はない。
マウスマクロと同じように、
推奨はしていないけれど
「どうぞどうぞ」
といった感じなのだ。
誰でもサブアカウントを作ったり、
友人と一緒にランクを回すために、
低レートのアカウントを用意したことがあるだろう。
- そうやってサブアカウントでプレイするとどうなるか?
確かに対面には勝ちやすくなるが、
試合に勝ちやすいかと言えばそうでもない。
勝率から見ればサブのほうが高くなるが、
どんなレートでも勝つのは大変だ。
この記事はパッチ10.18の時に執筆されました。
パッチ13.5の時にリライトしました。
LOLは何故スマーフがいても負けるのか?
- 相手にもスマーフがいて信じられないくらいキャリーする
- 味方が信じられないくらい足引っ張っている
どちらかわからないが、
とにかくスマーフ行為をしても、
あまり勝てないのがLOL。
valorant(ヴァロラント)が上手な友人の話では、
FPSではスマーフがいるほうが勝つらしい。
何故かというと試合が
- 格闘ゲームの10先
みたいな方式だからなんだそうだ。
※ 10先とは、10本先取したほうが勝つという試合形式のこと。”じゅっさき”と読む。
つまり1試合先取だと運要素が大きくなるが、
10試合先取だと運要素が小さい。
なのでLOLは、
1試合先取と同じ方式と言える。
LOLでスマーフが勝ちにくいのは、
単純に運の要素が大きいからである。
LOLは有利な側がどんどん強くなっていく
あなたが格闘ゲームで10先をするとして、
1試合取るたびに火力や耐久力、
技の性能がどんどん上がっていったらどうだろう?
おそらく2連勝した側が、
以降ずっと勝ち続けるのではないかと思われる。
ハッキリいって糞ゲーで、
それなら1先でも同じだ。
LOLは20分以上試合をするが、
最初の5分で勝負がついている場合が多い。
私はよくこのブログで
- 試合前のチャンピオンセレクトやルーン選びが大事
- 試合後も開幕5分以外は重要じゃない
と書くのはこういった理由からだ。
最初ダメだと全部ダメというゲームは珍しい
LOLと似たゲームにDota2があるのは、
あなたも知ってるだろう。
私は昔やり込んでいた時期があるので知っているが、
Dotaは物凄くキャリーが強い。
キャリーが育つと1対5を悠々とこなす。
LOLに1対5が出来るチャンピオンはいないので、
逆転要素が薄いゲームと言える。
LOLほど逆転要素が薄いゲームを私は知らない。
人生は金持ちの家に生まれたほうが圧倒的に有利だけど、
LOLほど逆転要素が薄くはない。
試合が挽回しにくいとはどういうことか、
もう少し考えてみよう。
LOLは5分以降の頑張りが評価されない
苦痛な試合だったけど凄く頑張って勝った記憶、
あなたにもあるだろう。
もちろん私にもある。
しかしLOLで5分以降の頑張りは、
LOLのゲームシステムから評価されにくい。
あなたが練習するべき項目は
- チャンピオンプールを増やす
- マッチアップの理解
- 序盤のレーニング
- 1週目のジャングルルート
- トロールが沸いた時の対処法
あたりだ。
これらの項目はゲーム全体に影響が大きい。
最もLOLでムダなことは
- 味方が1~2人動いてないのに頑張ってプレイし続けること
これほど味方が負けている時に、
必死に頑張ることが評価されないゲームも珍しい。
味方が動いていない、もしくは全くやる気がない場合、あなたのするべきことは、その試合を捨てることである。ミニマリストになろう。
LOLを5分だけのゲームと考える
LOLが5分だけと考えるならば、
スマーフは負けない。
勝率自体はいつものLOLと全く変わりないが、
気持ち的には負けなくなる。
実は上級者はこのように、
5分だけと考えているのである。
そうすれば試合の勝敗に一喜一憂しなくて済む。
5分の時に無難にファームできているか、対面よりも有利か、自分のチャンピオンやルーンは正しかったかといった、評価(チェック)ポイントがある。
LOLはゴールドに上がるか上がらないかが最も楽しめる時期
1勝した時の喜びが大きいからだ。
逆にプラチナやダイヤで一喜一憂する人は、
ゲームを正しく楽しんでいると言えるけれど、
プレイヤーとしてはどうしようもない。
いわゆる人間として正しいけれど、
アスリートとしては間違ってるというヤツ。
LOLは試合時間が長いから騙されてしまう
LOLの試合が20分以上じゃなく3分なら、
1周目のジャングルルートがわからないジャングラーは、
存在しなかっただろう。
実際のLOLはダイヤ以上もしくはスマーフじゃないと、
1周目のジャングルを正しく周ることができない。
周回スピードも遅い。
ダイヤはハッキリいって、
一般人と比べると相当オタクの部類になる。
というかLOLはゴールドの時点で相当オタクだ。
私はAPEXはめちゃくちゃ下手くそで、
LOLでいうとレベル30になったばかりの
新規プレイヤーくらいの実力しかない。
最初からやる気もなく練習もしなかったし、
すぐに辞めた。
それでもランクはプラチナ以上あった。
LOLでゴールドになるのは、
APEXでゴールドになるより1万倍は難しい。
LOLのゴールドは強いわけなのだが、
ジャングルは周れない。
これはLOLの試合時間が長いからである。
人間は細かく区切らないと覚えられない
読書をする時にどうやって覚えるかというと、
目次を見て見出しごとに内容を区切って覚える。
意味を区切って覚えないと、
わからないからだ。
LOLも同じように区切って覚えると良い。
私はこうやって記事を書いているけれど、
最初は全く覚えられなかった。
記事の執筆を1まとまりとして、
覚えようとしていたからだ。
- タスクリスト
- 記事を執筆する
- ↑の1つだけだった
本来は細かく分解して、
1つずつ覚えるべきだった。
LOLの試合時間の長さ、1日の長さに惑わされないようにしたい。
終わりに
- FPSは運の要素が少ない
- 格闘ゲームは運の要素が大きいが10先は少ない
- LOLは運の要素が大きい
- LOLは最初の5分だけなら運の要素が少ない
- 上級者は5分時にチェックポイントがある
- LOLは試合時間が長いので終わってから振り返ろうとする
- 長いものは短く区切らないと覚えられない
FPSは短い試合を何度もやるから、
スマーフが勝ちやすい。
LOLは長い試合を1度だけやるから、
スマーフが勝ちにくい。
長期的に見れば、
どちらも一緒なのだけど、
試合時間の関係で
LOLは妙に勝てない気がしてしまう。
スマーフでもコレなのだから、
スマーフじゃないプレイヤーは、
勝率が51%でも全然勝てないように感じるはずだ。
人間は良いことと悪いことが
3:1とか5:1くらいないと、
ポジティブな感情を感じないという。
しかし6回中5回勝つって、
多人数の対戦ゲームとして破綻している。
私生活も似たようなもので、
人間同士ならば良くて1:1だ。
それでもポジティブな感情を抱いていくには、
何かしらの工夫が必要になる。
実際は新しいことに挑戦した場合、10回やったら9回は失敗する。
関連図書
そんなに難しい本でもないし、
専門書でもないのだけど、
LOLをやっている人にオススメしたい。
フィードバックを得るまで長いものは、
上達しにくいことが書かれている。
LOLでいうと上級者は5分でフィードバックを得ているが、
初心者は試合の勝敗からしか得ていない。
- 私は格闘ゲームが得意だった 1回2分
- LOLは現在進行系で得意 1回20分
- ブログ記事執筆は得意ではない 1回1時間以上
- タイムマネジメント、つまり1日の過ごし方は苦手だ 24時間
世の中は時間がかかるものほど難しいので、
一日を上手に過ごせれば、
LOLは凄く簡単なものになるのかもしれない。