私は色々なレートのアカウントでプレイしているのだけど、先日不思議なことがあった。中盤以降の睨み合いで、味方が一生ラックスのEに当たり続けていた。
レートはゴールド~プラチナくらいのレート帯だったので、遠距離スキルをかわそうとしないプレイヤーは珍しいのである。
ゴールド以上、あるいはシルバー以上は、LOL初心者特有の行動が少ない。
例えば初心者は敵に襲われた時、何もせずに後ろに歩くだけ。一方ある程度プレイしている人は何かしらの行動をするのが普通だ。
特に自分が助からないと思った時は、なるべく時間を稼いだり、相手のHPを削ろうとする。
つまり経験者の中で襲われた時の行動は
- 基本 戦いながら逃げる
- 特別な事情がある時 何もせずに逃げる
一発もAAせずに逃げたほうが良い状況は、あるにはあるけれど中々ない。ある程度のレート帯で常に2の行動をする人がいたら、心理的な病気を患っている。
ARAMをするプレイヤーで、スキルやAAを撃たずに逃げたり、遠距離スキルを全くかわそうとしない人がいるだろうか?
LOLが上手になるモードは?
一応ソロキューでのランクが高いほど、LOLが上手となる。
※ 私はランクとLOLの上手さはあんまり関係ないと思うのだけど、流石にダイヤ未満で上手いわけがないので、一般論としての話。
なのでLOLが上手になるモードとは、サモナーズリフトのソロキューをする時に役に立つモード、となるだろう。
上級者である私の結論を言うと
- プラクティス
- ソロキュー
- ARAM
- AI戦
- ノーマル
- TFT
の順番でソロキューに役に立つ。どのモードもプレイすればそれなりに楽しいのだけど、ARAMやノーマルは暇つぶし感が強い。
特にノーマルモードはある程度LOLを知っている人からすると、その時期ずっとBANされるOPチャンピオンを使うか、ジャングルをするか以外、プレイする価値を見いだせない。
ハッキリ言うとノーマルモードは、あなたが使ったことがないチャンピオンを使わない限り、全く上達しない。もっと言えばノーマルモードをプレイする人は、最初から上達する気がないだろう。
上達すると思ってノーマルモードをプレイする人がいたら、ソレは効果がないので辞めたほうがいい。上達したい気持ちにとって悲しい。
ARAMを繰り返すと必然的にゴールドの腕前になる
LOLの基本とは、先程少し書いた襲われた時にスキルを使うといったようなことだ。
サモナーズリフトでは、大体ゴールドにならないとコレらの項目を覚えない。
あるいはコレらの項目を覚えると、ゴールドになるといったほうが正しいだろうか。
サモナーズリフトだと、レーン戦でダメージ交換をしかけて、酷く失敗すると20分まで何もすることがなくなる。
よっぽど卓越したプレイヤーじゃない限り、20分までの時間の潰し方を知らない。なので人によっては非常に気の弱いおかしなプレイになってしまう。
一方ARAMではチームの勝敗は、大体ローディング画面で決まっている。その場合は、序盤からたくさん楽しんだほうが得だ。
ARAMで消極的な姿勢は存在せず、飽きたら敵に突っ込んでいくだけで、速やかにゲームが終わる。
自分以外の味方が投げやりに敵に突っ込んでいくならば、自分も突っ込んでいけばいい。
サモリフと違って、そういった味方への不満はない。自分がARAM強チャンピオンを引いた時くらい。
ARAMは強制的に使ったことがないチャンピオンを使わせられる
ARAMの場合、ある程度合っているルーンに、ある程度合っている装備を買えば、ソレで十分。
いつ出すべきか? というのは問われない。チャンピオンを自分で選べないからだ。
普通こういった、新しいチャンピオンを使うプレイヤーは、特別にやる気があるプレイヤーに限られる。
- LOLを初めて最も楽しい時期
- 特別にやる気がある上級者
一応ずっと同じチャンピオンしか使わないプレイヤーでも、敵のスキルは知っておく必要があるわけだ。
少し難しい話をすると、新しいチャンピオン(この場合は自分が使ったことがない、あるいは知らないチャンピオンのこと。サミーラやセラフィーンのことではない)のスキルを覚える方は、大体2パターンある。
- 自分の得意なチャンピオンのスキルと関連付けて覚える
- そのチャンピオン自体と関連して覚える
1の覚え方では新しいチャンピオンを動かせるようにはならない。でも覚えるコストが低いので、一般的な覚え方だ。
2はチャンピオンを動かせるようになるし、自分の得意なチャンピオンで相手をする時にも役に立つ。でも練習方法によってはコストが高い、だから普通のプレイヤーは使えるチャンピオンの種類が少ない。
ソロキューとノーマルで新しいチャンピオンを練習しないこと
理由は簡単で
- いつ出すべきか? を無視している
- ルーンやアイテムビルドなど
- レーン戦が無難じゃないとレーン戦後の練習にならない
簡単に言えば、ある程度準備をしてから使わないと難しい。
プレイヤーによって、非常に腰が重い人と、なんでも気軽に挑戦する人がいるだろう。けれど気の持ちようで、実際の難易度が上下したりするわけではない。
新しいチャンピオンを練習する現実的な方法は
- 有利なチャンピオンが来た時に使ってみる
- ARAMで引く
例えば相手がガレンだったならば、使ったことがなくてもヴェインやティーモをピックするのは良いことだ。
何故かというと、いつ出すべきか? という条件をクリアしているからである。
カサディンを練習したいといって、ソロキューでいきなりカサディンを先出しするプレイヤーがいたら、初心者かバカのどちらかだ。
カサディンは先出しするとバカになるのに、ルブランに後出しすると賢くなる(パッチ10.23の話)。
一方ノーマルでは相手を見ずにカサディンを出すことになるので、最初からルーン・アイテム・スキル効果だけ覚えることを目的として、ソレで満足するのが良いだろう。
でもそれならば、プラクティスやAI戦のほうが時間効率が良い。
なのでノーマルモードは初心者と遊ぶとか、OPチャンピオンを使うとかになる。単純にみんなで集まった時に遊ぶモードなのだと思う。
終わりに
ARAMが難しすぎると感じないゴールド未満のプレイヤーならば、ARAMをすることをオススメしたい。
冒頭のラックスのスキルをかわせないプレイヤーの仕組みは簡単で、単純にラックスのQやEを食らった回数が少ないからだ。
ミッドレーナーならば、相手の遠距離スキルをかわさずに食らい続けるレートは、ブロンズもしくはアイアンとかだろう。
でもトップレーナーやジャングラーならば、シルバーでもかわそうとしないかもしれない。ラックスと対面する回数が少ないからだ。
レーン戦中にラックスのスキルを100回以上食らった経験があるのは、ミッドかボトムペアくらいなので、かわす意識が高いのもその3ロールだ。
※ 冒頭で食らっていたのはボトムペアだったけど……
一般的に我々がハンドスキル(操作の上手さ)と呼ぶものは、記憶でいうと手続き記憶だ。
手続き記憶は自転車に乗ったり歯磨きするのと同じで、全く頭を使わず回数をこなすほうが重要な記憶の種類を言う。
ARAMをするのに、戦闘が下手というのは、起こりえないことを意味する。
サモリフだとサポートや、毎試合コケている初心者が戦闘を覚えるのは難しい。レベルも装備差もあるので、サポートで中盤以降の戦闘が得意な人は、上手な人だけだ。
サポートは一般的にハンドスキルが下手、というかヘタクソがやるロールだと思われているのは、相手のADCがリコールした後は、タイマンで勝てる相手が対面のサポートしかいないからである。
ARAMにはそういったことがない。