LOLはイライラして当然。
なのでタイトルの”怒り出す人”というのは、
我々 全員に当てはまっている。
しかし怒るという行為、
本人にとってはあまり面白くない。
なので基本的に損でしょう。
日常生活や社会では舐められないために、
必要に応じて怒るのは必要かもしれないが、
LOLは社会ではない。
あなたに凄く良いニュースが2つある。
- LOLで怒っても異常者扱いされないこと
- LOLをプレイすることで怒りの対処方法がわかる
1 LOL以外のゲームでLOLくらい怒ると、
異常だと思われてしまう。
なので人は離れていく。
2 LOLは怒りへの対処方法を、
覚えるゲームと言ってもいい。
- LOLをプレイしている=アンガーマネジメントを学んでいる
といえる。
それではLOL式アンガーマネジメント、
始めて行こう。
この記事はパッチ10.15の時に執筆されました。
いちいち判断するから怒る
怒りは身体の反応で、瞬間的に沸く。
何十分も考えた結果怒る人も世の中にいるが、
それは病気以外のなにものでもないので、
ここでは無視する。
例えば会話の最中に怒る人は、
次のような仕組みになっている。
- 相手の言葉に動揺する
- なぜ自分が動揺したのか?
- 相手に自分を動揺させる意思があったからだ
- と、瞬間的に頭で判断してしまう
- 結果、怒る
煽り運転をする人は、
相手が先に煽ってきたと思うらしい。
つまり相手の意図に関係なく、
勝手に動揺してしまうのが、怒りの始まりだ。
LOLの場合は次の通りになる。
- 相手(主に味方)の行動に動揺する
- なぜ自分が動揺したのか?
- 相手に自分を動揺させる意思があったからだ
- と、瞬間的に頭で判断してしまう
- 結果、怒る
自分で書いててビックリしたが、
2行目から全く一緒だった。
ソロキューで良くあることだが、
ミッドよりもジャングラーのほうが上手だと、
レーンをプッシュされたミッドが怒ることが多い。
ミッドがウェーブコントロールがわからなければ(普段から学ぶ気がなければ)、いつプッシュしても怒る。
突然怒った人の話
サポートの人が怒った話をする。
DUOの人は良く無言でスワップする。
- ミッドがADC
- ADCがアーリ
それでサポートの人が、
隣をアーリだと思って、
怒ってトロールしだしたのを見たことがある。
彼は9人から煽られていたが(9人には私も含まれる)、
彼自身にとっては良い経験になっただろう。
その試合は試合にならなかったけれど、
学ぶことが多く全員にとって有意義だった。
味方が自分を不快にさせるのは当たり前
- 敵が自分を不快にさせて怒る人は少ない
- 味方が自分を不快にさせると怒る人は多い
1 コレで怒ってる人は、
対戦ゲームするべきじゃない。
あるいは特別に苦手な人だ。
2 こちらは多い。
多いというか、LOL中に怒る理由なんて
コレ以外見当たらないだろう。
認知の歪みの1つで
- すべき思考
という。
- チームメイトは味方に親切にするべき
とね。
しかし誰でもわかることだが、
LOLのチームメイトはそうじゃない。
殴って気持ちよくなれそうならば、
たとえ味方であろうと、
右手に持った棒を振り下ろそうとする。
古来よりスポーツは戦いの代替品。
われわれは暴力衝動を発散させるために、LOLを起動している。
人間には2種類の思考がある
シンカー・ジャークとか呼んだりするが、
覚えなくていい。
ゆっくりした論理的な思考と、
とても速い反射的な思考がある。
という話だ。
LOLの試合中にゆっくり思考している人は、
おそらく今使っているチャンピオンに
慣れていないだけだろう。
ルーンやアイテムビルド、
マッチアップなどを考えるのは試合前。
試合が始まってから考えるものじゃない。
反射的な思考や自動的な思考は、
試合中には全然悪くなく、
むしろそちらのほうが望ましい。
しかしそれだと、
今度は怒りやすくなってしまう。
どうすれば良いのだろう?
自動思考は上手にプレイできるが、怒りやすくなる。
なるべく判断も反応もしないようにする
「LOLは判断力を競うゲーム」
みたいなことを言ったりする人がいる。
プレイヤーの反応速度がどうこう、
と言ったりする人もいる。
遠距離からのマルファイトのRは、
フラッシュで避けられないと
中盤以降ゲームにならないからだ。
しかし大きく間違っている。
実際は何事も判断しないし、
何事にも反応しないゲームだ。
試合後や試合前には様々なことを考えるが、
試合中はボーッとするのが良い。
勝手に指が動いて、
勝手に相手を倒して、
勝手に試合に勝利している。
これが理想だ。
- インナーゲーム
- マインドフルネス
- フロー
と呼ばれる。
試合の勝敗にこだわらなければ、無意識でも上手に動かせる。
プレイ中は無意識に任せたほうが、スポーツ(LOL)は上手にプレイできる。
試合中に怒らないようにする事前準備
次に挙げるのは、LOLで最も腹が立つことベスト1位の現象だ。
- 序盤にジャングラーが対面のタワーに突っ込んで死ぬ
その時の対処方法は次のようになる。
- 序盤にジャングラーが対面のタワーに突っ込んで死んだら風呂掃除をする
風呂掃除じゃなくて部屋の掃除でもいい。
読書でもストレッチでもなんでもいい。
3分以上動かさないとAFK扱いになるので、
お風呂には入れないが、
試合を辞めて生産的なことをしよう。
この現象は良くあることなので、
LOLプレイヤーならば
対処方法を考えておく必要があるのだ。
初心者はジャングラーがこんなプレイをしても、
頑張ってプレイする。
それでは余計なストレスが溜まる、
タワーに突っ込んでいったジャングラーも
そんなことは望んでいない。
こういった準備は、たくさんあればあるほど良い。
あなたもたくさん用意しておけば、LOLを快適にプレイできるだろう。
怒ってもやらない行動を決めておく
- 相手のタワーに突っ込む
- 完全にAFKをする
- チャットを打つ
- 味方に不要なピンを打つ
これらの行動をやらないと決めておけばいい。
メリットが全くないからだ。
面白くないからといって、
相手のタワーに突っ込み続けるのは、
本当に辞めたほうがいい。
あなたがサブアカウントで
開幕相手の森に一人で突っ込んでいくのは、
全然構わないし面白い。
しかし怒って相手のタワーに突っ込むのは
賢明ではない。
怒って試合を捨てるなら、
プレイしたフリ(AFKに引っかからないようにAFK)を
したほうがいいだろう。
味方は4対5でも結構
勝ってくれる。
人間困っている人を助けるのは当たり前なので、
おそらくティルトをした人を
気遣ってくれるのだろう。
味方にずっとピンを出していたり、
チャットで暴言を連呼したり、
タワーに突っ込んいくと、
味方の気遣いもなくなる。
性格が悪い、恩着せがましい、ナルシスト、といった人はトップ以外できないゲームデザインだ。
LOLの民度は全ゲーム中最低だと思うが、意外と親切な人は多いように感じる。
終わりに
- 相手の言葉や行動に動揺するから怒る
- LOLの試合中は考えずにプレイするのが良い
- 試合中は何事もイチイチ判断しない
- いつAFKするのか決めておく
- 怒った時にしない行動を決めておく
- 全か無か思考を避ける
人間はなんでも2つに分けて
判断する癖がある。
スプリッティングとか、
全か無か思考という認知バイアスだ。
トリンダメアのスプリットとか、
ボーリングのスプリットと同じ意味。
LOLプレイヤーなら、
その認知バイアスは排除する必要がある。
LOLの勝敗を決めるのは気の持ちようではなく、
運の要素が大きい。
あなたがイチイチ良いか悪いか判断するのは、
結果的にあなたの足を引っ張る。