私はこういったブログを書いているにも関わらず、
LOL中のAFKについて語ったり考えたりしている。
今回は
- 人間は一度悪いことが起きると、衝動的に悪い状態がずっと続くと考えてしまう
みたいな話である。
この記事はパッチ14.9の時に執筆されました。
3つの戦略
「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版
上の本に書いてあった内容だ。
まずサモナーズリフトは置いといて、
人生の話をしよう。
我々には大きく分けて3つの人生戦略がある。
第一の戦略
志が野心的すぎると失敗する。
そして野心的すぎるのは悪いことだ。
コレは誰でもなんとなく
わかるのではないだろうか?
デュルケームはこういう感情をアノミーと言った。
名のある美女と結婚したいのであれば、
億万長者か野球選手になるしかない。
身の丈に合わないことを本気で考えてしまっては、
そのうち異世界転生を考えるようになってしまう。
LOLで言えば
- シルバーがゴールドになりたい
- エメラルドがダイヤモンドになりたい
- ダイヤモンドがマスターになりたい
コレは真っ当な感情で、
普段は
「レートなんか上げてどうすんだ?」
という私ですら、
その感情には共感できる。
夜ふかしして昇格戦を負けた後、
次の日ソロキューを入れる時に気づく。
「こんな体調で試合に勝てるわけねえ」
第一の戦略は、達成率が高いことに集中する進め方だ。
第二の戦略
「第一の戦略は素晴らしいけれど、そんなことばかり目指していては、大きなことは成し遂げられないよ」
というのが第二の戦略だ。
つまり誰もが羨ましがる偉大な実績を当てる戦略なのだけど、
手堅さはない。
もしこんなことを言う人がいたら、
気が触れている可能性が高いので
「病院を受診してみたら?」
と私だったら本気で心配する。
何かを始めるのは素晴らしいけれど、
その動機が不健康だからだ。
しかし神に
「どんな望みでも叶えよう」
と言われたら、
誰もが慎ましさなど忘れるだろう。
可能性は低いが叶うのであれば、第二戦略のほうが、第一戦略の下々の民に比べて尊敬される。
第三の戦略
- 達成率が高いけれど、達成しても尊敬されにくいこと
- 達成率が低いけれど、達成したら尊敬されること
「1と2を織り交ぜる。コレが攻守最強ではないか?」
と
別に最強じゃない。
幸福のボリューム
- 毎年150ポイントの幸福度で、100年生きる
- 毎年1ポイントの幸福度で、3万年生きる
1は総ボリュームが15000、
2は総ボリュームが30000となる。
しかし普通は1を選ぶのではないかと思う。
2も悪くはないと思うのだけど。
このボリュームという概念を覚えておいて欲しい。
ちなみに近年の筋力トレーニング理論では、このボリューム(持ち上げた総重量)が多いほど筋肥大すると言われている。
人生とLOLのAFK
サモナーズリフトでは少しでもチームが劣勢だと判断すると、
動かなくなるヤツがいる。
※ サブアカウントに舐めたピン鳴らすと云々は今回無視する。
この行為はダメだ。
AFKがダメなのではなく
- 試合が劣勢かどうかすぐに判断する態度
コレがいけない。
特にLOLプレイヤーとしては。
我々の幸福度の感じ方と認知バイアス
この表は
- 普段は順調
- 何か不幸なイベントが起きた
- その後は順調
というグラフだ。
まあそれだけ。
しかし実際の我々は、
次のように感じる。
実際に想像する幸福度と時間
- 悪い状態がずっと続く
そう感じるのが普通だ。
訓練されてなければ
「人間は悪い状態はずっと続くって考える性質があったな」
ということがわからない。
もし上のグラフが事実であったのなら、
おそらく舞台から退場したほうがいい。
計算するまでもなく、
マイナスのほうが大きいからである。
しかし実際には未来のことは誰にもわからないので
「これから先は不幸なことしか起こらないだろう」
と考えて退場するのは、
ストレートにバカってわけだ。
総ボリューム論
さきほど幸福度1で3万年過ごす人の話をした。
彼は面白くない人生を生きたほうが、
3万ポイントも得である。
つまり幸福度の総ボリュームがマイナスにならない限りは、
続けたほうがいいわけだ。
それではサモナーズリフトに移ろう。
途中でAFKするプレイヤーのパターン
1と2だけ見ればいい。
- 自分のチャンピオンがキャリーじゃないから
- 勝てる見込みがないから
- 穴を掘って埋めるのを繰り返す作業に感じるから
- 味方に舐めた態度を取ったヤツがいたから
1 この仕組みがわからない人は
エメラルド以上では見かけない。
ただプラチナまでは頻繁に見かける。
カサディンやマスター・イーならば、
ゲームが続いているだけで面白い。
2 1と似ているけれど、
微妙に違う。
1のケースでは
「何故自己効力感がないのかわからない」
人なのだけど、
2の場合はもう3段階くらい視点が高い。
しかしケイルなら、
勝てなくてもレベル16になれば面白いので、
似たようなものかもしれない。
3 物事は意味を見いだせないと苦痛に感じる。
先月父親に、
玉ねぎ畑の草取りを命じられた。
私は忙しかったが、
時間を見つけて草取りをして
終わるまで10時間かかった。
物凄い苦痛だった。
「1000円しないものに対して10時間かける」
そのように思ったからだ。
4 味方に舐めた態度を取ってはいけない。
時間割引率とナサス
ナサスはYoutubeで動画見ながら
スタックを貯めているだけで面白い。
何故か?
単純に後半強いからだろう。
- 今すぐ3000円貰うのと、1年後に1万円貰うのどちらが良いか?
これが時間割引率というのだけど、
どちらを選択するかは
現在の”主観的な裕福さ”に左右される。
個人の性格じゃないのである。
「1年後に1万円もらいます」と言える人じゃないと、人との勝負に勝つのは厳しい。
キャリー
あなたがナミを使っているのであれば、
劣勢時は辛いものになるだろう。
劣勢時でもワードを置き続けるサポート、
その立派な姿勢には
流石の私も頭が下がる。
- 自分がキャリーである
- チームに頼りになるキャリーがいる(と思っている)
- 立派なサポートプレイヤーのような信念がある
場合は、
ティルトしないわけだ。
つまり
- ”主観的な裕福さ”
これを持ち合わせているかどうかが大切となる。
「自分のスケーリングは高い」この心のつぶやきが、主観的な裕福さの正体である。
終わりに
- 人間は不幸なことが起きると、その状態がずっと続くと考えてしまう
- その習性(認知バイアス)に気づく必要がある。コレはメタ認知という
- 時間割引率は、現在の”主観的な裕福さ”で決まる
- 自分(チーム)のスケーリングは高いという内言が、主観的な裕福さの正体
「スポーツ選手になろう!!」
これは自然な主張だ。
しかし
「スポーツ選手になるための練習をしよう!!」
意味が通じないはずだ。
万能の練習など存在しないのは、
誰でも知っているからである。
ピアニストになるには、
ピアニストになるための練習をする必要があるからだ。
しかし今回の話はLOLの話ではあるものの、
劣勢時の状況ならば
あらゆることに使えるテクニックだ。
覆せるかどうかはともかく、
気持ち的な話なのだけど。
「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版
途中に書いたグラフだが、
人間はだんだん良くなっていくパターンに
最も幸福を感じやすいそうだ。
LOLソロキューでの最強戦術
- 中盤以降、飽きたらYoutubeで動画見ながらプレイする
かなり上手な人限定ではあるものの、
あらゆる出来事に動じない姿勢は味方の士気を高める。
チームメイトは、
頼りになりそうなアイツが
まさかそんなふざけた態度でプレイしているとは思わない。
やはり人間カッコいいかどうかが重要なのだろう。