- インベイドで相手にファーストブラッドを渡す
- レーニングフェイズで4デスする
- ガンクして返り討ちにされる
こういった極端に味方の足を引っ張る行為をしてしまうと、一般的な人はティルトしてしまう。
※ ティルト=感情的な問題が発生し、まともにプレイができなくなること
私も本当にLOLが上手になるまでは、こういった経験をしてきた。
ミスをしなくなったというわけではない。
ドラゴンバロンをスティールされても、今ではなんとも思わないということだ。
この記事では、どうしてプレイ中に狼狽(うろた)えてしまうのか。
その理由を書いていきたいと思う。
私は普段そういったことを学んでいるのだが、LOLをする時にとても役に立つだろう。
最初に結論を書くと、心が弱いからティルトするのではなく、心が敏感だからティルトするのである。
我々はメンツが大事
普段の我々が周りの人とどうやって関わっているのかというと、表面的に関わっている。
よっぽど親しくない人じゃない限り、どんな性格をしているかは全然わからない。
LOLで言うならば、ガレンはファイターで、カタリナはタンク、アーリはメイジ、それぐらいしかわからないようなレベルだ。
実際に我々は友人への性格は浅い理解だが、ヤスオプレイヤーの性格は深く知っている。
それぐらい他人に対して、表面的に浅い理解しかない。
しかし、その表層が非常に大事なのである。
フェイス=メンツ=表層
表面的なイメージが大事という話だが、イメージには2種類ある。
良いイメージと悪いイメージだ。
- ポジティブフェイス
- ネガティブフェイス
活躍すれば上手な人というポジティブフェイスが付く。
足を引っ張れば、まともにプレイできない人というネガティブフェイスが付く。
自分で書いていても当たり前すぎてくだらないと思うのだけど、よくよく考えてみれば確かに、活躍して落ち込む人は見たことがない。
味方の足を引っ張るほど動きが良くなっていく人もいない。
生まれてこの方、この法則と反対の人は見たことがない。
フェイスが失われた状態を、フェイスロスという。
ティルト=フェイスロスと言っても差し支えないかもしれない。
ちなみに序盤3デスしたダリウスがAFKしてるのはティルトではなく、単純にパワースパイクの問題だ。
失敗するとティルトするゲームとは
多人数のゲームは失敗するとティルトする。
一方で一人でやっているオフゲーや、初めてプレイしたAPEXでは失敗してもなんとも思わない。
むしろ一人用のゲームはよっぽど理不尽な難易度じゃない限り、どんどん失敗するからこそ面白い傾向がある。
RPGやアクションゲームのラスボスは結構強めじゃないと、作品全体が軽くなってしまうのと同じだ。
「LOLや私生活で失敗するとティルトするのはなんで?」
というのはやはり不思議なのだが、答えは「人間関係を形成しているから」となるだろう。
ランクを気にする人は周りの目を気にしている
一般的にアイアンよりダイヤのほうがカッコいいイメージがある。
しかし日本サーバーでレベルの高い試合は出来ないので、正直ランクは関係がない。
非常に言いにくいことではあるが、現在の日本サーバーではダイヤ以上はほとんどマッチしない。
厳密に言えばマッチングしないわけではないが、とても時間がかかるし当たるのは毎回同じ人だ。
こういったことはプラチナくらいあれば知っている事実である。
日本サーバーでは高レートでもLOLが上手とはならないのだが、大抵の人はランクを気にする。
仲間内の目を気にしているからだ。
友人にハウリングアビス(ARAM)での勝敗に一喜一憂している人がいたら、あなたは彼を異常者だと思うだろう。
それなのにランク戦で、1試合に一喜一憂するのは自然な行為だと思っている。
上手な人ほどプレイヤー同士のコミュニケーションが有利
一般的にプレイヤーは、下手な人の話は聞かないが上手な人の話は重要だと思う。
実際は重要な話なら上手下手は関係がない。
しかし上手なプレイヤーほどコミュニケーションを気兼ねなくでき、下手なプレイヤーほどコミュニケーションを気後れしてしまう。
思春期の男性でいうなら、LOLのランク=見た目と言える。
私が実はプラチナどころかアイアンも怪しいレベルだったとしよう、なのにこういった記事を書いていたら、凄いヤツだと思うんじゃないだろうか?
ソシャゲのリセマラ記事と違って、結局対戦ゲームの記事というのは実力、ようは自信がないと非常に書きにくいものだからである。
スノーボールしている時は味方に指示を出しやすいが、対面に8回ソロキルされている時は指示を出しにくいのと同じだ。
下手なプレイヤーがTwitter専用アカウントを作っているのは聖人だから
私はTwitterでLOLプレイヤーと関わらないのだけど、LOLでシルバーやゴールドやプラチナなのにLOL専用アカウントを作って活動している人達の存在を知っている。
彼らは他人から見た自分を全く気にしていない。
子供は相手の反応を気にせずに一方的に会話し続ける。
私達も以前はそうだったはずだが、成長するにつれて相手からの見え方を気にするようになった。
カッコよい人だと思われたい
たまに1つのチャンピオンしか使わない人がいる。
こういった人にも種類があり
- 本当に1つのチャンピオンしか使わない人
- 実は色々なチャンピオンが使えるけどランク戦では1つしか使わない人
に別れる。
ライアット的には推奨していないらしいが、週末もしくは一ヶ月に一度しかプレイしない人ならば、正しい楽しみ方だと思う。
LOLでも格闘ゲームでも日常生活でもそうなのだが、人間は色々できたほうが頭が良くカッコいいというイメージがある。
ゆえにLOLでは1つのチャンピオンしか使わない人を、OTP(ワントリックポニー)という蔑称(べっしょう)で呼ぶことが多いらしい。
LOLは1キャラを覚えるのが他のゲームと比べて簡単なので、あまり賢く見えないためだろう(ゲーム的に精密な操作を必要としないのが大きい)。
ちなみにOTPは蔑称なので、本当にプレイヤー同士の会話で使うとケンカを売っているか、もしくはバカだと思われる。
LOLのゲーム内で使っても問題はないが、Twitterなどで使うと問題が大きい。
もちろんLOL内で使ってもバカだと思われるのだが、LOLのチャットは社会ではなくゲーム内だ。
だから人目を気にする必要が非常に薄い。
なので我々はゲーム内だと、気が狂っているような話し方をする。
私もよく中学生や外人に間違われる。
あなたのプレイはあなたの人格を表しているわけではない
誰でも知っていることだが、下手な人ほどリー・シンを使いたがる。
一般的にマッチアップを全く理解していない初心者は、操作が単純なチャンピオンはカッコ悪いと思う傾向がある。
注意がLOLではなく、周りからの視線、つまり外部に向いているわけだ。
そういったプレイヤーで上手な人は、仕組み的に世の中には一人もいないだろう。
上手なプレイヤーも、周りの目を気にしながら上手なプレイは出来ない。
私はミッドだとラックスを良く使うのだが、私の中身がラックスだと思う人はいないだろう。
幼稚園入学前の子供ならば中身もラックスだと思うかもしれないが、大人が思うには色々とピュアすぎるだろう。
まずリアルエレメンタリストラックスみたいな外見の人が、日本に存在しないし。
つまり
- ジャングルの回り方を知らなくても頭が悪いことにはならない
- トロールしてても性格が悪いとはならない
- AFKしてても根気がないとはならない
記事の冒頭でガンクして返り討ちにされると書いたが、試しにレベル3ガンクでミッドの対面のタワーに突っ込んでみて欲しい。
おそらく味方のミッドは、残り15~20分プレイした振り(ほぼAFK)をするだろう。
あなたはAFKしてるミッドを見て、懸命な人間だと思うはずだ。
次は人目を気にすると適切にプレイができない例を挙げていく。
達人はこうやってLOLをする ミッドの場合
あれは数年前のチャレンジャー帯の試合だった。
ミッドで対面にソロキルされていた人がいて、私はジャングルだったのでカバーしようとした。
そうしたら彼は、トップレーンにいる瀕死の敵にピングを出したのである。
私はその指示どおりにトップに行き瀕死の敵を倒したのだが、ミッドがそういった状況でも他レーンを冷静に見ていることに驚いた。
中々できることじゃない。
あなたもジャングルを少しやったことがあるならわかると思うが、ミッドレーナーはソロキルされると異常にうろたえることが多い。
ミッドレーナーはチームで一番上手な人がする、という認識があるからだろう。
下手な人がミッドをすればそれだけで試合が終わるので、確かに周囲から下手だと思われるのはミッド人生においてマズいのかも知れない。
一方でナサスやケイルはソロキルされても全く気にしない。
先出しナサスやケイルなら味方に喧嘩を売っているだけであり、後出しなら有利なチャンピオンを出した時点でプレイ内容は問われないからだ。
達人はこうやってLOLをする トップの場合
対面のシェンがRを使った、もしくは対面がテレポートをした。
その時にレーンがプルレーンかつ、自分の装備が整っていないなら押さない。
アイテムが買えるゴールドがあるなら、リコールしたほうがいい。
ちなみに低ランクでコレをやると物凄くピンを鳴らされるが、低ランクは何をしても鳴らされるものだ(この理由については別な記事で書きたい)。
対面がシェンの場合に多いのだが、対面に飛ばれると押せないのにプッシュをする人がいる。
もしレーンがプルレーンならば、無理にプッシュをする必要は全くない。
自分がドランシールドしか持ってないのに、そんなことをする必要はない。
おそらく
- 自分が何もしないのは人目が悪い
- ボットレーンは遠い
といったものがあるのだろう。
ミッドは対面が他にロームしても、そんなにうろたえないからだ。
無理なロームはリスクが非常に高いのも知っているし、対策も知っているからだろう。
一方でトップはあまり慣れてない。
味方の反応が気になる人はサブアカウントでプレイする
あなたのLOL上達を妨げようと思っているプレイヤーは一人も存在しないのだが、他のプレイヤーの反応が結果的に上達の妨げになっている場合が多い。
あなたが味方の反応を気にするのであれば、戦国武将の名前を付けたサブアカウントを作成するのが良いだろう。
LOLの日本サーバーでは、戦国武将に気安く接しては行けないというローカル文化がある(機嫌を損ねた瞬間、試合放棄される)。
味方のピンや指示やチャットの暴言は、本能のままに反応的に打っているだけなので、真剣に聞く必要がない。
良いと思えば従えばいいし、思わなければ従わなくていい。
私は非常にたくさんのアカウントでプレイしているが、戦国武将は最強で、可愛らしい名前は舐めた態度を取られることが多い。
戦国武将アカウントがどれくらい強いのかというと、まず日本語で話しかけられない。
それだけ相手が気を使っているということだ。
戦国武将のフェイスを傷付けた瞬間に試合が終わるので、フェイスを傷付けないようにする。
※ 日常生活では気を使うと表現される。
消極的な方法だが、相手のフェイスを傷付けないようにするベストな方法は話しかけないことだからだ。