【パッチ25.10】リーグ・オブ・レジェンド「解放の魔導書」深掘り:歴史に見るユニークな戦略的価値【パッチ25.10で大幅にバフされた】
リーグ・オブ・レジェンドにおけるキーストーン「解放の魔導書」は、その登場以来、常に特別な存在であった。 サモナースペルをゲーム中に交換可能とするそのユニークな能力は、他のあらゆるルーンとは一線を画している。 しかし、その真価を発揮するには高度な理解と状況判断が必要であり、またメタにおけるその立ち位置は、度重なるバランス調整を経て大きく変動してきたのである。 本稿は、この「解放の魔導書」が辿ってきた歴史を詳細に追うことを目的とする。 パッチ7.22での誕生から、画期的なリワーク、プロシーンでの隆盛と衰退、そ ...
LOLプレイヤーにおける「飽き」と「スケーリング」:ソーシャルゲームとの比較から見るモチベーション維持【後編】
前回の記事では、世界中の数百万のプレイヤーを魅了する「League of Legends (LoL)」において、多くのプレイヤーが経験する成長の停滞、すなわち特有の「飽き」の謎に迫った。 https://lolgaren.com/aki/ このLoLの「飽き」は、コンテンツ消費が中心のソーシャルゲーム(ソシャゲ)のそれとは異なり、自己のスキル成長の限界感や、努力と成果が釣り合わないという、より深い問題に根差していることを指摘した。 分析の鍵として「スケーリング」という概念を導入した。 これは、プレイヤーの ...
LOLプレイヤーにおける「飽き」と「スケーリング」:ソーシャルゲームとの比較から見るモチベーション維持【前編】
世界中の数百万のプレイヤーを魅了する「League of Legends (LoL)」だが、多くのプレイヤーは成長の停滞や特有の「飽き」に直面することがある。 このLoLの「飽き」は、コンテンツ消費が中心のソーシャルゲーム(ソシャゲ)の飽きとは異なり、自己の成長限界や努力と成果の不一致といった、より深い問題に根差している。 本稿では、このLoLならではの「飽き」の謎を解き明かすため、「スケーリング」という概念に焦点を当てていく。 これは、 プレイヤーのスキル習熟 ゲームが提供する挑戦 報酬に対する知覚の変 ...
【パッチ25.09】サポートフィドルスティックスのビルドガイド【初手に先人の道標を買う】
モルデカイザーとグラガスが耐えているうちに、アークエンジェルスタッフのスタックを溜めて勝つ。 これがTFTのフィドルスティックスで、LoLメインの人でも、TFTフィドルスティックスのほうが親しみがあるだろう。 理由は簡単で、フィドルスティックスはジャングルでの難度が高いからだ。 昔のジャングルでは「できるわけがない」という難度 今のジャングルでも「毎日しないとできない」という難度 そのため実質トップ、ミッド、サポートじゃないとプレイできない ガングプランクやアジールみたいなものだが、ジャングルの場合は最初 ...
【パッチ25.09】ブラッドミアでルブランに勝つ方法【必ずレベル2でWを取る】
統計サイト上では有利とされることが多いが、実際にレーンで対峙すると序盤ボコボコにされてしまう。 LoLにはそういう組み合わせがある。 というのも統計は所詮統計で、 「そのレートの平均より遥かに上手じゃなければ、上のレートには行けない」 のがLoLだからだ。 「どうすればルブラン相手に序盤から有利を作れるのか?」 この記事では、そんな悩めるブラッドミア使いの皆さんに向け、対ルブラン戦を乗り切るための具体的な戦略、ビルド考察、そして立ち回りのヒントを、筆者の経験と知識に基づいて徹底解説する。 不利なマッチアッ ...
【パッチ25.09】ミッドアニーのビルドガイド【ひたすら魔法防御貫通アイテムを積んでいく】
パッチ25.09でバフされたアニー。 スイフトネスブーツとロッドオブエイジスのナーフも、相対的なアニーのバフとも言える。 なので活躍しやすくなった。 パッチノート25.09 パッチ25.08の調整によって、Rに魔法防御貫通が付いた。 ただ数字が低すぎる上に、対面がロッドオブエイジスだったりするので、パッチ25.08初日の勝率は46%近かった。 「アニーが味方にいるだけで負ける」 という不名誉な状態だったので、今回大幅なバフを受けたわけだ。 この記事はパッチ25.09の時に執筆されました。 ミッドアニーのス ...
LoLランク戦:ラストピックはTopかMidか? その不毛な議論に終止符を
以前、次のようなDMが来た。 彼はLoLを始めたばかりからの読者で、最近はトップとミッドでマスターになった。 結構連絡をよこす人である。 彼はミッドかトップで言えば、トップメインに近いのだけど、 ラストピックをトップに譲るのが常識なのは、不思議じゃないか? と質問してきたわけだ。 私はLoL関連のニュースやTweetを見ない 無言で5番目のミッドに申請してくるトップは少ない(逆も同じ) 一般的な視点から見ても、トップを最優先でピックさせるのは違和感を感じる トップもミッドも、先出しよりも後出しのほうが面白 ...
【パッチ25.08】トップオラフのビルドガイド【ラヴァナスハイドラから実験的ヘクスプレートを買う】
最後にオラフにパッチが当たったのは、たしかパッチ14.9だったと思う。 パッチノート14.9 しかもナーフである。 LOLALYTICS 2025/04/29 パッチ15になってからオラフは毎回強かったのだけど、覇王のブラッドメイルがバフされたので書くことにする。 オラフはワーウィックみたいなもので、タイマンは不死身に近いのだけど、AOEがないようなものだ。 なのでDota2を象徴するアイテムである、BKB(Black King Bar)のようなRを持ってても、後半弱かった。 ※ BKBはオラフRのCC無 ...
【パッチ25.08】アーゴットでヨリックに勝つ方法【カルスタートして初手にラヴァナスハイドラを買う】
アーゴットを先出しすると、ヨリックが出てくる。 LOLトップレーンでは良くあることで、ランクマッチでもしばしば見かける光景だ。 アーゴットは多くのメレーチャンピオンに対して有利を取れるが、ヨリックは独特のメカニズムでアーゴットを苦しめる。 ※ 私はアーゴットは上手で、ヨリックはそんなに上手じゃないけれど好きだ。 今回はアーゴット対ヨリックの話である。 それでは 「LoLGaren! アーゴットでヨリックに勝つ方法!! 始まります!」 この記事はパッチ25.08の時に執筆されました。しかし、この記事は一般的 ...
【パッチ25.08】ランデュイン・オーメン徹底解剖:クリティカルダメージ軽減「耐性」の真実【シャドウフレイムも軽減する】
サモナーズリフトに響き渡る剣戟の音、魔法の詠唱。 硝煙と血の匂いが立ち込める戦場で、勝敗を分けるのはしばしば、ほんの一瞬の閃きだ。 中でも、マークスマンが放つ「クリティカルストライク」――運命の一撃は、頑強な戦士すら一瞬で薙ぎ倒す致命的な輝きを放つ。 絶望的な威力。 抗う術はないのか? いや、古のルーンテラには、その絶対的な破壊力に立ち向かうための叡智が遺されていた。 重厚な鋼鉄にルーンが刻まれた盾、「ランデュイン・オーメン」。 それはただ物理的な衝撃を吸収するだけではない。 敵の刃が最も鋭く輝き、致命的 ...









