操作方法・設定

Blitzは正しく設定しないのであれば、入れないほうが良い【正しい設定方法】

最初に結論を書くと、Blitzは正しく設定しない限り、あなたの足を引っ張りまくる。

正しく設定すれば、LOLをもっと楽しい経験にしてくれる見込みが出てくるだろう。

外部ツール製作者は、

「コレが世の中にあったら便利だな」

と思って作成する。

しかしBlitzの場合、思ったこととは反対の効果が起きて、初心者は入れると全然上達しない。

足かせ・呪いとなって、入れているユーザーの自尊心を粉砕する。

例えば自動でルーンを設定してくれる機能は、

「あなたがランク戦に行くようになったら外してねっ!!」

とかどこかに書いてあるかもしれないが、実際には大半のプレイヤー入れっぱなしであり、noob製造機となっている。

BlitzはTFTやvalorantでは上手に機能するらしいが、LOLではエリート帯(ダイヤ2以上)じゃないと自分で正しい設定にすることができない。

製作者にとっても、LOLプレイヤーにとっても悲しい、

「このように設定すると、上達の足を引っ張らないし、上達するのに便利ですよ」

という設定を紹介する。

この記事はパッチ11.12の時に執筆されました。

BlitzのUIマップ

WEBページなどでは、パンくずリスト(ヘンゼルとグレーテルのアレ)と呼ばれるものだ。

これに設定がプラスされるのだけど、そちら(細かいゲーム設定)は後で書く。

とりあえず、シナジーという機能は素晴らしかった。

反対に

  • CSトラッカー
  • Recommended Skill Order(推奨スキルオーダー)

コレはデフォルト設定から消さないといけない。

Blitzは設定さえ正しいならば、入れたほうがゲームは楽しくなる。

CSトラッカーは絶対に消したほうがいい

レコーディングダイエットというものがある。

記録することによって、記録対象を改善しようとする人間の心理を利用したものだ。

すなわち記録すれば

  • 増やしたほうが良いモノは増える
  • 減らしたほうがいいモノは減る

例えば、あなたが名のあるプレイヤーならば、CSトラッカーを使うとCS数は改善を見せる。

しかし右も左もわからないプレイヤーが、CSトラッカーを使うとどうなるか?

記録する方法自体は素晴らしいのだが、ゲーム中ずっと

  • 自分が下手である証拠
  • 自分がまともにプレイできていない
  • 自分が試合で負けそうになっている

こういった情報が画面に出続ける。

プレイヤーがティルト・AFK・喧嘩をする時とは、チーム(または自分)が大きく負けていると認識した時だけだ。

順調な試合でAFKするのは、トロールするのが趣味の人くらいだろう。

CSトラッカーを入れた場合、レーンに負けた時、延々と上手くいっていない証拠を見せられ続けることになり、その試合は負ける。

CSトラッカーは、上手なプレイヤーを更に気持ち良くさせる効果しかない。

10分でのCS数を毎試合確認するのは良い方法だ。
しかしゲーム中ずっと表示させるのは、どうかしている。

Recommended Skill Order(推奨スキルオーダー)も消す

レベル30未満ならOK。色々なチャンピオンを使う時に助けてくれる。

調べなくて良いのだから、新しいチャンピオンを使う心理的ハードルが下がるだろう。

ただしランクに行くのであれば切るべき。

切るべき理由は

  1. ある程度LOLが出来るプレイヤーにとって、この機能は邪魔
  2. 何を取るのかは対面によって違う
  3. スキルを取るタイミングがある
  4. この機能を入れていると、そういったことを覚えられない

例えばモルガナならば、レベル1で戦闘をする時(インベイドをする、もしくはされる)はQ。ソレ以外はW。

じゃあいつスキルを取るのが良いかというと、リーシュする時だ。

この機能を入れた初心者は、おそらく全てのチャンピオンで、開始3秒以内にスキルを上げるだろう。

そんな浅すぎる思考では、他のプレイヤーについていけない。

ジャックスがレベル1でEを取る理由がわからない人は、全てのチャンピオンでダメージトレードが出来ないはずだ。

LOLは覚えることが多いので、レベル30未満ならこの機能は素晴らしいと思う。
しかしゲームに慣れても普通の人は設定を切らないことを、アプリ開発者は忘れている。
そういう人は一般人より頭が良いから、「そのうち邪魔になったら切るだろ」と考えてしまうのだろう。

シナジー機能は素晴らしい

Blitzの色をブラックから
ブルーに変えている。

こういった統計は非常に便利だ。

「ソロキューで、一般的なプレイヤー同士でプレイした場合こうなるよ」

というデータだからだ。

気心が知れた者同士でVCを使うのであれば、このシナジー値も大きく変わるはずだが、大事なのはこういった実戦での数値である。

1人でソロキューをする時も、友人とデュオでボットレーンやジャングル・ミッドをする時には

  • シンプルに便利
  • 知識が付くので上達しやすい
  • 勝ちやすいので楽しい経験になる

こういったメリットがいくつも思いつく。

シナジー機能は、あなたのLOLをどんどん上達するプラスのループにしてくれる可能性が高い。

ちなみにソロキューなら対面との相性もあるので完璧とは言えないが、ノーマルゲームは対面が見えないので、上位シナジーは完璧なピックだ。

こういった機能を友人と見ながら色々語る時間が、あなたのLOLを上達させる。

変えないと一生上達しないゲームの設定

デフォルト設定は次のようになっている。

この設定はレベル30未満なら素晴らしい。

私がレベル30未満に設定してあげる場合も、同じ設定にするだろう。

ビルドとルーンの自動インポート機能は、初めたばかりならば便利だ。

流石にサモナースペルは最初使えないものも多いし、フレックスチャンピオンに勝手にスマイト入ったらストレスなので、コレは切る。

ランクに行くなら設定を変えないとどうしようもない

ARAM or ランクに行くプレイヤーならば、下の設定にしよう。

ゴールド以上のLOLプレイヤーは次の設定の場合、ストレスでプレイできなくなる。

  1. ビルドの自動インポート
  2. ルーンの自動インポート
  3. ティルトフリーモード(好きな人はチェック無し)

「1と2を入れてそのまま変えずにプレイしろ」

と言われたら、大半の人は時間の無駄すぎると思うので、LOLが罰ゲームにしか感じないだろう。

3は好きな人は好きなのだけど、大半のプレイヤーにとって味方の戦績は見ないほうがいい。

※ 人間の脳は基本的にマイナスの情報を見つけるように出来ている。なのでそういうことを色々知っているオタクじゃない場合、消したほうがいい。

やはりデフォルト設定を見た感じ

「流石にデフォルト設定のままでランク行くヤツいないだろう……」

と、開発者は絶対思っている。

ビルド・ルーン自動インポート設定のままプレイしたら、プレイヤーの理解度も、試合展開も話にならないのは、実力的にゴールドあればわかるからだ。

人間あまりにも自信がないと、自分の頭や対面の状況よりも、Blitz統計のほうが正しいと思ってしまうらしい。
敵も味方も毎回違うじゃんとか、抽象と具体とか、色々突っ込むところがあるのだけど、自信がないとそうなる。

どのくらい統計が当てにならないのか

LOL Alytics で上位のビルドを見る人は知っていると思うのだが、意外と上位の人はARAM or お祭りモードを結構プレイする。

普通握撃ってARAMで入れようと思わないのだけど、入れているのは握撃の効果が2倍、他の不滅ルーンも強化されていることを知っているからだ。

「やはりプロは知ってる」

というのがここまで、次はスタートアイテムを見てみよう。

ブーツ+ファージは狂っている

ARAMにはガーディアンシリーズがあり、ガーディアンホーンは最初からフローズンハートやランデュインオーメンと同じ軽減量である。

AAだけでなくスキルも15ダメージ軽減する上に、レジェンダリーアイテム扱いなのでめちゃくちゃ強い。

どうしてこういったビルドにするのかというと、ガーディアンシリーズを知らないからだ。

女神の涙+ガーディアンが、スケーリングと戦闘のバランスが良いことを知らないのは別に問題ない(ちょっと勝ちにくくなるだけ)。

問題は何も知らない人の統計データを、自分の判断より正しいと思って入れている行為の恐ろしさである。

実際にこの試合でした私のビルド

コーチング時間が終了した後に、一緒にARAMを少ししたりするレベル27のアカウントだ。

※ サモナーズリフトでもプレイすることを考えた場合、戦闘に慣れていない人はフラッシュを入れたほうがいい。

ARAMをしたことがない人は、マナムネ出来ていることにビックリするだろう。

ワーモグアーマーを買う必要がなかった試合なので、ミシック+マナムネである。

この組み合わせより強いアイテムは、時間を使って考える気にならないくらい強いのだけど、サモナーズリフトでこんなビルドは中々できない。

なので先程のガーディアンシリーズ同様、スタート時に足を引っ張ることなく涙を買えるチャンスがあっても、知らないので買わないわけだ。

Blitzの欠点

右下は広告

上手くプレイできたら褒めてくれるが、実はエリート帯の人を褒めても仕方ないのである。

教育や学習学で言えば、誰でも出来ることが出来ない人ほど褒めるべきと言われている(情操教育というらしい)。

スポーツで自分の欠点を指摘されて、ソレを改善しようと意欲が沸く人は、セミプロ以上の人だけだ。

何故ならほとんどのことが出来るので、普段のプレイで自分の欠点を探すのが難しいから。

例えばLOLなら

  • 味方にハテナピンを鳴らす
  • 黄色トリンケットを置かないで2個余らせる
  • 試合中に味方に向かって余計なことを言う
  • 戦闘中に持っているポーションを飲まない
  • コントロールワードを1個も買わなかった
  • フラッシュを使えば逃げられたのに使わずに倒された

コレらの項目は、上手な人の場合は全て潰せているけれど、初心者は山程課題がある。

Blitzは0/7/2のヤスオを褒めてくれるのだろうか?

「味方から300回ハテナピンを鳴らされても、ファーム数が落ちませんでしたね!! 素晴らしい精神力です!!」

「味方から20回暴言、敵チームから全体チャットで8回暴言を言われてもAFKしませんでしたね!! なんと心の広い人間なんでしょう!!」

多分こんなことは書いてくれない。

実際に上達するには、こういったワンパンマンのキングさんにするような反応が望ましい。

とりあえず欠点を並べ立てて改善すれば上達すると思うのは、素人の考え。

人を成長させてくれるのは、厳しいことを言う人より、励ましてくれる人だ。

Blitzはソコまで気配りできる人物ではないので、出来ていない箇所をストレートにそのまま伝えてくる。

彼も悪い人ではないのだけれど……。

私のコーチングの場合

その人が知っていることを確認して、その人が次に理解しやすい場所を教えている。

人間は馴染みのある知識じゃないと覚えられないからだ。

例えばADCがメインロールの人は、サポートには馴染みがあるので、他レーンより圧倒的に覚えやすい。

もちろんサポートから見たADCも同じ。

トップが得意な人はメレー関連の知識が豊富なので、メレーのサポートやジャングルを覚えやすい、といった具合だ。

終わりに

書いたこと
  • Blitzには余計な設定があり、ソレは消さなければならない
  • シナジー統計機能は素晴らしい
  • 自尊心が傷付いていると自分で物事を考えられなくなる
  • 統計は統計、真似するだけでは上手なプレイヤーの思考は追えない
  • 上手でないうちは、細かい欠点に目をつむったほうがいい

シナジー機能以外は、上達するより足を引っ張る機能のほうが多かった。

というか足を引っ張る機能が多すぎる。

Blitz自体は正直便利なのだけど、重要な判断を人に任せる姿勢は、単純に頭が悪くなりすぎるのだろう。

LOLに限らず、自分で調べて、よく考えて、決めないとダメ。

間違っていても、命に関わらないのであればそのほうがいい。学べるわけだから。

この記事を書いた動機は、コーチングをしていて、外部ツールを入れている人はLOLをまともにプレイできないことに気づいたからである。

外部ツールを入れている人は、全くLOLを考えることが出来なかった。

※ 操作が下手すぎるのは問題にならないが、LOLについて考えられないのは大問題。

7年間シルバーの人

彼はまともに挨拶は出来る(コミュニケーション能力は問題無し)のに、LOLでの話が通じなさすぎた。

私もコーチングじゃなければ、彼とLOLの話をするのは遠慮したいくらい、話が通じなかった。

しかし話が通じないのは、彼の自尊心が破壊されているからなのである。

つまり

  1. あまりにもLOLの自信がない
  2. なのでLOLについて考えることができない
  3. 考えることが出来ないので、他のプレイヤーと会話ができない
  4. 他のプレイヤーはコミュニケーションコストの高さから、会話を拒否する
  5. 人間は社会的な動物であり、孤独であるストレスは云々うんぬん

ほんの少しの後ろめたさが、ここまでのマイナスループを引き起こしている。

これが心理的安全性、これがフェイス(体面や面子)。

最後にBlitzは入れたほうが良いのか? 入れないほうが良いのか? これを書いて終わりにする。

よくわからないのであれば、入れないほうがいい。

Blitzへのリンクを一応貼っておく。

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