操作方法・設定

【壁抜けワード】ワードの設置位置インジケーター実装によって、失敗しなくなった【設定は難しい】

ビルドガイドを書くたびに、
パッチノートをチラチラ見るのだけど、
パッチノート13.4に次のようなことが追加されていた。

シーズン13でジャングルのクリアが簡単になったが、
ソレと同じアップデートである。

「LOLは格闘ゲームじゃないので、反復練習の重要度を下げたい」

上は私がいつも思っていることであるが、
おそらく運営も同じことを考えている。

「LOLは戦略性の高いゲームなので、上手に操作できないのは操作方法を知らないから」

というレベルにしたいわけだ。

今までは

  • 壁抜けによってワードの飛距離を伸ばす

このテクニックを安定させるには、
相当な回数の反復練習が必要だった。

今はワードの設置位置インジケーター実装により

  • 一週間ぶりにやってもできる

くらい簡単になった。

ワードの設置位置インジケーター

しかし記事の内容は難しいので

「ダイヤ未満の人が見ても試合に勝てるようにはならない

と先に書いておく。

しかしトップ、ボット、サポートなら
序盤の安定感がアップするので、
少しだけ挑戦してみるのも良いだろう。

この記事はパッチ13.4の時に執筆されました。

前提知識

  • 壁の中を指定すると、時計回りに一番近い地面を探して、ソコに置かれる
  • マップは上下対称じゃない
  • ワードの射程は600
  • フラッシュの射程は400
  • フラッシュはスマートキャスト固定
  • フラッシュは地面指定じゃない

1 時計回りの部分は、
公式で見た気がするのだけど、
出典は見つからなかった。

2 ほぼ上下対称と言ってもいいが、
1の仕様だったり壁の厚みだったり、
少しだけ違う。

3 ステルスワード(黄色トリンケット)、
サポートアイテム、コントロールワード、
全て同じ射程600だ。

4 ワードよりも短い。

5 ワードインジケーターは使えないが、
工夫すれば擬似的に、
出現地点を表示させることができる。

6 射程外を指定すると、
歩いていって地面に撃つスキルと、
その場から最大射程に撃つスキルがある。

フラッシュは非地面指定スキルで、
ワードは地面指定スキル。

なので

  • 壁抜けフラッシュは遠くを押せばいいが、壁抜けワードは壁の中を指定しないといけない

コレだけ覚えておこう。

6のスキル仕様は公式パッチノートに良く出てくる内容だが、地面指定スキルみたいな用語はない。
なので地面指定は私の造語だ。

ワード設置時の操作方法や設定

LOLのスキルやアイテムの撃ち方は、
大きく分けて3つ。

  • ノーマルキャスト
  • クイックキャスト
  • 範囲付きクイックキャスト

クイックキャストと範囲付きクイックキャスト【およびスキル発動キーを押したまま別なスキル~の話】

上の記事はダイヤ2以上向けの記事だが、
LOL歴1年以上、
あるいはプラチナ4あれば理解できるだろう。

あなたは上の記事の内容を
理解しているとする。

ワードのボタンは人による、
しかしソレでは説明しにくいので、
今回は

  • 4でステルスワード(黄色トリンケット)をクイックキャスト
  • Shift+4でステルスワード(黄色トリンケット)をノーマル or 範囲付きキャスト

とする。

LOLは操作設定が難しい。
ここを理解できるなら、相当な腕前と言える。

ワードはノーマルキャストか範囲付きクイックキャストで置く

  • ジャックスなどのワードジャンプ時に置く時はクイックキャスト
  • 茂みの際に置く時はノーマル or 範囲付きキャスト
  • 壁抜けワードを置く時はノーマル or 範囲付きキャスト

1 素早く置くために、
Qもワードもクイックキャスト。

スピード重視の時は
クイックキャストが良いわけだ。

2 茂みの中だとマウスカーソルが緑色になる。

3 設置場所に精密さが求められる。

スピードと精密さ、両方求められる時も多いが、基本はこんなイメージ。

「オートアタックムーブを左クリックにバインド」に設定している場合

  • ノーマルキャスト時にShiftを押しながらじゃないとワードを置けない

なのでバインド設定の人は、
範囲付きクイックキャストのほうが良いだろう。

一応ノーマルキャストのほうが、正確な位置に置ける。

実際の設置場所

簡単な順番から書いていく。

低難度

ワードインジケーター実装前から

「知っていればできる」

というレベルだった。

上(赤)チーム、ボットファーストタワー脇の川の茂み

誰でもできる簡単なワード。

壁抜けワードと言えばコレ、
"the through ward" と言っても過言ではない。

「やらないのは、知らないから」

LOLっていうのは、
こういうゲームじゃないといけない。

ディフェンシブワードの代表。

両チーム、ミッドタワー脇の茂み

ディフェンシブなワード
オフェンシブなワード

とんでもない距離を伸ばしているが、
なんの工夫もなく置ける。

タワー内から置く時も、
見た目よりずっと簡単だ。

守る時に置いたりもするけれど、
どちらかというと
敵陣地を攻める時に置くと強い。

こちらはオフェンシブワードといえる。代表と呼べるほどの知名度はない。

両チーム、赤バフ裏の茂み

一応飛距離を伸ばして置いているだけなので

「ふ~ん」

という反応が適切だろう。

ほぼディフェンスの時しか置かないワード。

移動時間も増えてしまう。

下(青)チームで柔らかいサポートを使う時に、よく使うワードである。

中難度

今までは

「知っていても置くのは難しい」

レベルだった。

ワードインジケーターのおかげで、
今は

「知っていればできる」

レベルになったので、
ありがたい。

やはりLOLは、こうじゃないと。

下(青)チーム、トップファーストタワー脇の川の茂み

もうミスらなくなった

ボット側と違って妙に難しい。

オールインが弱いチャンピオンを使う時は、
意識して置いていきたい。

普通にワードを置けば、
茂みからアーゴットやジャックスが
突っ込んでくるからだ。

あなたがトップで
ケイルやガングプランクを使うのであれば、
習得しておこう。

ドラゴンピット内から三叉路へ+おまけ

簡単になりすぎ

ボットレーンの三叉路は、
敵が待ち構えている可能性が高い。

コントロールワードを壊しにいこうとしたら、
モルガナのQを食らった上に、
敵ジャングラーもいたので
そのまま倒された。

あなたも経験があるはずだ。

かなり難しい置き方なのに、
稼げる距離が少なすぎ。

しかしコレからは失敗しないので、
どんどん置いていこう。

両チーム、クルーグ前

トップ側のみ、この位置から置ける
ボット側だけ、三叉路から出ても向こうから見えない

効果の割りに習得コストが高かった。

簡単になったので、
これからは使っていこうと考えている。

  • トップ側は三叉路とクルーグ前の茂み同士、お互い見える
  • ボット側は三叉路とクルーグ前の茂み同士、お互い見えない
  • トップ側はクルーグ前の茂みに、真横からワードを届かせることができる
  • ボット側はクルーグ前の茂みに、真横からワードを届かせることができない

こういった細かい違いはあるものの

  • 中盤は敵が潜んでいる可能性が高いので、なるべく壁越しに置く

というわけだ。

高難度

今までは知っていても

「俺はプロじゃないから練習する気はないよ」

というレベルだった。

今は

「少し練習すればできるだろ」

というレベルになった。

バロンピット内から三叉路へ+おまけ

冒頭の画像

ドラゴンピット内から三叉路に置くのと、
何が違うのかというと、
置く頻度である。

正直バロンスティールを防止する時しか
置こうと思うタイミングがなかった。

なので今までは

「誰かあそこに置けよ」

と思いながら誰も置かないワードだった。

今は簡単に置けるので、
サポートがバロンピット内で赤トリンケット使う時、
ついでに置くくらいカジュアル。

こちらからも置ける。

難易度は低いが、トップレーナーは
こういった小手先を好まない。

なので当然使う人は少なかった。

記憶の維持コストが下がったので、
これからは多用していきたい。

移動時間が増えない壁抜けワードは、実用性が高い(今は失敗しないので)。

トップラプター(ボットラプターではできない)

地味な上に難しい

難しい割りに効果が少ないので、
今までは

  • 覚えるコストの無駄

であった。

「脳みそにはもう少しマシな仕事をさせるべきだろ」

というヤツ。

チームが劣勢時にこの付近で待たれるとキツイのは、
安全にワードを置けないから
のようだ。

この付近のワードで、茂みに潜んでいる敵の視界外から置く方法は、多分コレしかない。

上(赤)チーム、ボットファーストタワー脇の川の茂みから三叉路へ

職業LOLしかできなかったワード

効果は高いが、
難度も高い。

ワードインジケーターがあっても、
事前の練習無しで置くのは難しいはずだ。

もしソロキューでスムーズに置いている人がいたら

「コイツやべえな」

という反応をされるワードだった。

前述した時計回り云々のせいか、
マップの細かな違いのせいか、
トップ側だと全然届かない。

「普通ここまで届かないだろ」というワードの置かれ方をする。
置いてるほうも、どうして届いてるのか、よくわからない。

壁抜けフラッシュインジケーター

フラッシュにインジケーターはない上に、
クイックキャスト固定である。

なので出現地点が見えないのだけど、
次の方法で擬似的に出現地点を表示させられる。

  • ノーマルキャストなら 4を押して離す>フラッシュ
  • 範囲付きクイックキャストなら 4を押しっぱなし>フラッシュ

これで壁抜け後の出現地点がわかる。

※ 射程差が200あるので、そこだけ覚えておくこと。

実際の対戦では使わないと思うが、
プラクティスで壁抜けフラッシュを練習する時は、
かなり頼りになるはずだ。

終わりに

  • ワードの設置位置インジケーター実装によって、誰でも壁抜けワードができるようになった
  • トップとサポートは序盤のワードだけ覚えておくと、費用対効果が高い
  • LOLの操作設定は複雑

デカルトの方法序説を少し説明する。

  • 速断と偏見を避ける
  • 難問を小さな問題に分割する
  • 単純なことから順序に従って思考する
  • 課題のすべてを列挙して抜けがないようにする

1 現代風に言えば、
認知バイアスを避ける。

2 読書猿風に言えば、
100分の1プランニング。

3 今回の記事は明らかに後半も後半、
ド後半である。

まず自分でビルドを組めるようになったり、
アタックムーブを覚えるほうが1000倍大事だ。

4 3より先というのがポイント。

3より先に4をすると、
一生石橋を叩いて渡らないことになる。

壁抜けワードより、「どういうプロセスで壁抜けワードを置くのか?」のほうが大切だ。

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今回の記事は、
上の2つの記事の内容を理解していないと、
スムーズに読めない。

というのも、自分で操作方法を
組み立てられる必要があるからだ。

そんなことができるのは、
上位1%未満のプレイヤーだけだろう。

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