- インベイドで相手にファーストブラッドを渡す
- レーニングフェイズで4デスする
- ガンクして返り討ちにされる
こういった極端に味方の足を引っ張る行為をしてしまうと、
一般的な人はティルトしてしまう。
※ ティルト=感情的な問題が発生し、まともにプレイができなくなること。
私もLOLが上手になるまでは、
こういった経験をしてきた。
しかし今はドラゴン、バロンをスティールされても、
なんとも思わない。
この記事では、
どうしてプレイ中に狼狽(うろた)えてしまうのか。
その理由を書いていきたいと思う。
最初に結論を書くと
- 群れの中でのヒエラルキーが下がったと感じるから
である。
- ティルトを防ぎたい人
- 極端に足を引っ張る人への対処方法
- 自分が極端に足を引っ張った時の対処方法
を知りたい人は、
読み進んでいこう。
この記事はパッチ10.15の時に執筆されました。
パッチ14.14時にリライト。
我々はメンツが大事
普段の我々が周りの人と、
どうやって関わっているのか?
- 表面的に関わっている
よっぽど親しくない人じゃない限り、
どんな性格をしているかは普通わからない。
LOLで言うならば
- ガレンはファイター
- カタリナはスレイヤー
- アーリはメイジ
それぐらいしかわからないレベルだ。
実際に我々は友人への性格は浅い理解だが、
ヤスオプレイヤーの性格は深く知っている。
それぐらい他人に対して、
表面的に浅い理解しかない。
しかし、その表層が非常に大事なのである。
フェイス=メンツ=表層
表面的なイメージが大事という話だが、
イメージには2種類ある。
良いイメージと悪いイメージだ。
専門用語では
- ポジティブフェイス
- ネガティブフェイス
と呼ばれる。
例えばカスタム部屋をするとしよう。
活躍すれば、
「上手な人」という
ポジティブフェイスが付く。
足を引っ張れば、
「まともにプレイできない人」という
ネガティブフェイスが付く。
考えてみれば確かに、
活躍して落ち込む人は見たことがない。
フェイスが失われた状態を、
フェイスロスという。
- ティルト=フェイスロス
と言っても差し支えないかもしれない。
失敗するとティルトするゲームとは
多人数のゲームは、失敗するとティルトする。
一方で一人でやっているオフゲーや、
初めてプレイしたAPEXでは
失敗してもなんとも思わない。
むしろ一人用のゲームは、
よほど理不尽な難易度じゃない限り、
どんどん失敗するからこそ面白い傾向がある。
RPGやアクションゲームのラスボスは結構強めじゃないと、
作品全体が軽くなってしまうのと同じだ。
「LOLや私生活で失敗するとティルトするのはなんで?」
というのはやはり不思議なのだが、
答えは
「人間関係を形成しているから」
となるだろう。
ランクを気にする人は周りの目を気にしている
一般的にアイアンより、
ダイヤモンドのほうがカッコいいイメージがある。
しかし日本サーバーでレベルの高い試合は出来ないので、
正直ランクは関係がない。
※ ただしプラチナぐらいの試合でも、
LOLプレイヤーは他のゲームのプレイヤーよりずっと上手だ。
日本サーバーでは高レートでも
「LOLが上手」
とはならないのだが、
大抵の人はランクを気にする。
仲間内の目を気にしているからだ。
友人にハウリングアビス(ARAM)の勝敗に一喜一憂している人がいたら、
あなたは彼を異常者だと思うだろう。
それなのにランク戦で、
1試合に一喜一憂するのは自然な行為だと思っている。
上手な人ほどプレイヤー同士のコミュニケーションが有利
プレイヤーは得てして、
上手なプレイヤーの意見を重視し、
下手なプレイヤーの意見を軽視しがちだ。
しかし、勝敗を左右する重要な情報であれば、
発信者の実力は関係ない。
上級者は自信を持ってコミュニケーションを取れる一方、
初心者は萎縮して意見を言えないことが多い。
特に若い男性プレイヤーにとっては、
LOLのランクがステータスのように感じられることもある。
もし私が、偉そうにこの記事を書きながら、
実はアイアンレベルのプレイヤーだったらどうだろう?
きっと鼻で笑われる。
ソシャゲのリセマラ記事と違い、
対戦ゲームの攻略記事は、
実力と自信の裏付けがなければ説得力を持たない。
スノーボールしている時は味方への指示も容易ですが、
自分が8回もソロキルされている状況では、
指示を出すのもためらわれるだろう?
しかし普段から指示やコール、ピンなどを使いこなせていないのであれば、それは深刻な問題だ。
下手なプレイヤーがTwitter専用アカウントを作っているのは聖人だから
私はTwitterでLOLプレイヤーと関わらないのだけど、
LOLでシルバーやゴールドやプラチナなのに、
LOL専用アカウントを作って活動している人達の存在を知っている。
※ というか、そういう人のほうが割合として多い。
彼らは他人から見た自分を全く気にしていない。
子供は相手の反応を気にせず、
一方的に話し続ける。
私達も以前はそうだったはずだが、
成長するにつれて相手からの見え方を気にするようになった。
彼らはフェイスという概念がないので、おそらくLOLでもティルトしないだろう。
ただし、いくら気の持ちようがポジティブでも、相手は上回らない限り試合には勝てない。
カッコよい人だと思われたい
たまに1つのチャンピオンしか使わない人がいる。
こういった人にも種類があり
- 本当に1つのチャンピオンしか使わない人
- 実は色々なチャンピオンが使えるけどランク戦では1つしか使わない人
に別れる。
ライアット的には推奨していないらしいが、
週末もしくは一ヶ月に一度しかプレイしない人ならば、
正しい楽しみ方だと思う。
LOLでも格闘ゲームでも日常生活でもそうなのだが、
人間は色々できたほうが、
頭が良くカッコいいというイメージがある。
ゆえにLOLでは1つのチャンピオンしか使わない人を、
OTP(ワントリックポニー)という蔑称(べっしょう)で呼ぶことが多いらしい。
LOLは1キャラを覚えるのが他のゲームと比べて簡単なので、
あまり賢く見えないためだろう(ゲーム的に精密な操作を必要としないのが大きい)。
ちなみにOTPは蔑称なので、
本当にプレイヤー同士の会話で使うとケンカを売っているか、
もしくはバカだと思われる。
LOLのゲーム内で使っても問題はないが、
Twitterなどで使うと問題が大きい。
もちろんLOL内で使ってもバカだと思われるのだが、
LOLのチャットは社会ではなくゲーム内だ。
だから人目を気にする必要が非常に薄い。
なので我々はゲーム内だと、
気が狂っているような話し方をする。
私は、よく中学生や外人に間違われる。
あなたのプレイはあなたの人格を表しているわけではない
誰でも知っていることだが、
下手な人ほどリー・シンを使いたがる。
一般的にマッチアップを全く理解していない初心者は、
操作が単純なチャンピオンはカッコ悪いと思う傾向がある。
注意がLOLではなく、
周りからの視線、
つまり外部に向いているわけだ。
そういったプレイヤーで上手な人は、
仕組み的に世の中には一人もいないだろう。
上手なプレイヤーも、
周りの目を気にしながら上手なプレイは出来ないからだ。
※ 注意力のビー玉が1個以上減るので。
私がミッドでラックス使ったとしよう。
しかしそれで私の中身がラックスだと思う人はいないだろう。
幼稚園入学前の子供ならば中身もラックスだと思うかもしれないが、
大人が思うには色々とピュアすぎるだろう。
まずエレメンタリストラックスみたいな外見の人は、
めったに存在しないし。
つまり
- ジャングルの回り方を知らなくても頭が悪いことにはならない
- トロールしてても性格が悪いとはならない
- AFKしてても根気がないとはならない
記事の冒頭でガンクして返り討ちにされると書いたが、
試しにレベル3ガンクでミッドの敵タワーに突っ込んでみて欲しい。
おそらく味方のミッドは、
残り15~20分プレイした振り(ほぼAFK)をするだろう。
あなたはAFKしてるミッドを見て、
賢明な人間だと思うはずだ。
次は人目を気にすると、
適切にプレイができない例を挙げていく。
達人はこうやってLOLをする(ミッドの場合)
あれは数年前のチャレンジャー帯の試合だった。
ミッドで対面にソロキルされていた人がいて、
私はジャングルだったのでカバーしようとした。
そうしたら彼は、
トップレーンにいる瀕死の敵にピンを出したのである。
私はその指示どおりにトップに行き瀕死の敵を倒したのだが、
ミッドがそういった状況でも他レーンを冷静に見ていることに驚いた。
中々できることじゃない。
あなたもジャングルを少しやったことがあるならわかると思うが、
ミッドレーナーはソロキルされると異常にうろたえることが多い。
「ミッドレーナーはチームで一番上手な人がする」
という認識があるからだろう。
下手な人がミッドをすればそれだけで試合が終わるので、
たしかに周囲から下手だと思われるのは、
ミッド人生においてマズいのかも知れない。
一方でナサスやケイルはソロキルされても全く気にしない。
先出しナサスやケイルなら味方に喧嘩を売っているだけであり、
後出しなら有利なチャンピオンを出した時点で、
プレイ内容は問われないからだ。
達人はこうやってLOLをする(トップの場合)
対面のシェンがRを使った、
もしくは対面がテレポートをした。
その時にレーンがプルレーンかつ、
自分の装備が整っていないなら押さない。
アイテムが買えるゴールドがあるなら、
リコールしたほうがいい。
ちなみに低ランクでコレをやると物凄くピンを鳴らされるが、
低ランクは何をしても鳴らされるものだ(この理由については別な記事で書きたい)。
対面がシェンの場合に多いのだが、
対面に飛ばれると押せないのにプッシュをする人がいる。
もしレーンがプルレーンならば、
無理にプッシュをする必要は全くない。
自分がドランシールドしか持ってないのに、
そんなことをする必要はない。
おそらく
- 自分が何もしないのは人目が悪い
- ボットレーンは遠い
といったものがあるのだろう。
ミッドは対面が他にロームしても、
そんなにうろたえないからだ。
無理なロームはリスクが非常に高いのも知っているし、
対策も知っているからだろう。
一方でトップはあまり慣れてない。
単純にトップレーナーがプルレーンとプッシュレーンを知っているのは、その時点ですでに相当ランクが高い、というのもあるかもしれない。
味方の反応が気になる人はサブアカウントでプレイする
あなたのLOL上達を妨げようと思っているプレイヤーは一人も存在しないのだが、
他のプレイヤーの反応が、
結果的に上達の妨げになっている場合が多い。
あなたが味方の反応を気にするのであれば、
戦国武将の名前を付けたサブアカウントを作成するのが良いだろう。
LOLの日本サーバーでは、
- 戦国武将に気安く接しては行けない
というローカル文化がある。
※ 機嫌を損ねた瞬間、試合放棄される。そう決めつけていい。
味方のピンや指示やチャットの暴言は、
本能のままに反応的に打っているだけなので、
真剣に聞く必要がない。
良いと思えば従えばいいし、思わなければ従わなくていい。
終わりに
- LOLでのティルトはフェイスロスが原因である
- ランクを気にするのは、周囲の目を気にしているから
- 上手なプレイヤーほどコミュニケーションで有利
- LOL専用(サブ)アカウントを作るのは、他者の目を気にしないため
- プレイ中の行動は人格を表すものではない
1 多人数のゲームで失敗すると、
他者からの評価が下がることを恐れ、
感情的になってしまう。
2 未熟なプレイヤーは、
ランクをステータスと捉える傾向がある。
3 上級者は自信を持って意見を伝えられるが、
初心者は萎縮してしまい、
それが上達を妨げることもある。
4 特に戦国武将の名前を使うと、
周囲から一目置かれ、
気を使ってもらえる効果がある。
5 チャンピオン選択やプレイスタイルは、
あくまでゲーム内での戦略であり、
プレイヤー自身の人格とは無関係である。
私は非常にたくさんのアカウントでプレイしているが、
戦国武将は最強で、
反対に可愛らしい名前は舐めた態度を取られることが多い。
戦国武将アカウントがどれくらい強いのかというと、
まず日本語で話しかけられない。
それだけ相手が気を使っているということだ。
戦国武将のフェイスを傷付けた瞬間に試合が終わるので、
フェイスを傷付けないようにする。
※ 日常生活ではフェイスを傷付けないことは、「気を使う」と表現される。
消極的な方法だが、
相手のフェイスを傷付けないようにするベストな方法は、
話しかけないことだ。
ただ人生では人に話しかける行為は必要なので、
毎試合誰かに話しかけることオススメする。