考察記事

不幸な状態と、幸せになる方法【10代の人にコーチングした時の話】

1ヶ月前に、
10代のニートの人にコーチングした話を書く。

あなたがそういった立場だったら、
普通1万円も払ってLOLのコーチングなど受けないだろう?

私も同じように考えた。

同じ1万円でも、
人によって価値が全然違うからだ。

いつも通り、
ある程度の操作関連を教えた後に、
色々と話を聞いてみた。

ゲームが上手なタイプは基本的に

  • 自分が留年してても働いて無くても、全く気にせずゲームをしている

そういう種類の人間である。

彼はそういうバランスを欠いたタイプではなかった。

プレイを見ればわかる。

今回は彼にした話を書く。

この記事はパッチ13.24の時に執筆されました。

不幸な状態とは具体的にどういった状態を指すか?

橘玲の「人生は攻略できる」によると、
不幸とは次の3つの資本が1つもない状態らしい。

  • 社会資本
  • 人的資本
  • 金融資本

1 社会学の用語なのでわかりにくい。

人間関係資本とか、
友人関係資本と言い換えればピンと来るはず。

2 「どれだけ働いて稼げるか」

みたいな資本。

当然若いほうが大きい。

3 現在お金を持っているかどうか。

貯金1000万あるとか、
家が金持ちとかそういう話だ。

若ければあるわけがないし、
普通の人だったら一生ないと諦めていい。

とりあえず1つも無いと不幸である。

資本1つのパターン

一般的な人間のパターン。

社会資本だけある

貧乏だけど充実している、
プア充というヤツだ。

  • ジモティ
  • マイルドヤンキー
  • オンラインゲームをプレイする人達

1と2 夏には海に行き、
休日にはバーベキュー。

3 一緒に遊ぶ友人が多すぎて、
寝る暇がない。

一般人から見た、一般的なLOLプレイヤー像である。

人的資本だけある

ソロ充というヤツだ。

  • 恋人も友人もいないけど、正社員で給料が高い

私が初めて長時間働く仕事についた時に思ったことは、

「こんな長い時間働いてたら、余裕なんて1ミリもないだろ」

だった。

特別身体が丈夫な人じゃなければ、
まともな生活は無理だろうと。

幸い友人はたくさんいたけれど、
普通の人は作れないんじゃないかと思う。

職場に友人が3人いれば人生は楽しい、
という話を聞いたことがあるけれど、
それも納得してしまう。

大半の人間は、プア充かソロ充のどちらかである。

金融資本だけある

孤独なお金持ち。

  • お金持ちで独身の年寄り
  • 裕福な親と一緒に住んでいる引きこもり

いるかもしれないが、
一般的じゃないので無視していこう。

資本2つのパターン

社会資本+人的資本

リア充というヤツだ。

  • DiscordでNitroを入れる
  • 服を買う
  • プレゼントをする
  • 外食など

たくさんお金がかかる。

人的資本+金融資本

ソロ充がお金を溜められるようになった姿である。

マルクス資本論的には、
給料は再生産(明日も仕事にこれるようにする)費用なので、
仕事が向いている人は、お金を使わない。

反対に嫌いだったり苦痛だったなら、
回復するためにプライベートでたくさんお金を使う。

私の場合はLOLは向いているようで

  • ブログを更新しても疲労が少ない
  • スキンを買わないし使わない

コレは再生産費用が少ないからだ。

金融資本+社会資本

戦前の「無職」は、
こういうイメージだったそうだ。

  • 裕福な退職者
  • ドラ息子
  • マダム

一般的じゃないので、
ここも無視していこう。

資本3つのパターン

超充。

  • 人間は24時間しかないので、現実的じゃない
  • お金を持っていると、社会資本を築きにくい

1 みんなとLOLをすれば、
自己鍛錬の時間が減るみたいなイメージ。

2 女性にはモテるようになるけど、
男性の友人はハッキリ作りにくくなるらしい。

やはり3つは現実的じゃないらしい。
なので2つを目指そう。

ルートは3つ

大半の人は、

  • 社会資本
  • 人的資本

どちらか1つしか持ってない。

大前提が1つあって、

  • 金融資本は人的資本からしか生まれない

ってことだ。

つまりルートは

  • 社会資本>人的資本
  • 人的資本>社会資本
  • 人的資本>金融資本

この3つに絞られる。

社会資本>人的資本

大半のLOLプレイヤー、
あるいは学校に通っている人のルートだ。

社会資本(友人関係)を大事にしつつ、
人的資本を身に着けていく。

このタイプの人は、
人間関係を築くのは得意だけど、
働くのは苦手だろう。

私はこのタイプなので良くわかる。

昔から友人はすぐ出来たのだけど、
ゲーム以外のことは
必死に身に着けないといけなかった。

時間通りに到着できるのは、
最初のウェーブとドラゴンだけだ。

このタイプは社会資本を築くほうが得意である。

人的資本>社会資本 or 金融資本

それなりの仕事についていて、
勤務態度もいい。

そういう人が幸福になるためには、
金融資本か社会資本のどちらかに力を入れる。

人的資本は高いはずなので、人的資本をメインのままにしていこう。

顔見知りの友人を作ろう 人的資本>社会資本

  • 5~10人の強いつながり
  • 150人くらいの弱いつながり

1 家族、親友、恋人と呼ばれる運命共同体だ。

2 顔見知りと呼ばれる関係だ。

親友や恋人も、
普通は顔見知りから始まるので、
顔見知りを増やしていけばいい。

LOLプレイヤーならば、文句言う時だけチャットするヤツがカスなのは、誰でもわかると思う。

童◯でパイプカットをした友人の話 人的資本>金融資本

典型的な社会資本を築けない人というのは、
壁に💩を塗りたくる精神異常者で、
インターネットでは珍しくない。

しかしそういう人は、
いろいろ事情があってそうなっているわけだ。

元々そういった気質を持ち合わせている人は少ない。

  • 普段から身体鍛えている
  • TOEIC900点以上ある
  • 年収も1000万近くある
  • 外見は一般的である
  • 1~4の条件を満たしつつ、童◯でパイプカットしている

1~4の条件だけ見れば、
このブログの読者に女性がいた場合、
その男性を紹介して欲しいと思うのではないだろうか?

しかし5を見れば、
彼の能力が高いとわかっていても、
誰でも遠慮するだろう。

童◯でパイプカットする人とは、

童◯でパイプカットするようなヤツ」

と、自分に刻み込むことになるからだ。

さきほど

  • LOLで文句言う時だけチャットするヤツはカス

みたいなことを言ったけれど、
それが人間味というものだし、
平均的トップレーナーの姿だ。

彼はそういう次元じゃない。

人間として未熟なのではなく、
自ら人間であることを辞めた(ように見える)。

こういう人は人的資本>金融資本というルートを辿るのがいいように思える。

カレーの日に豚カツか牛バラ肉を買おう

冒頭の彼(パイプカットじゃないほうの彼)が

「家族との関係が嫌だ、一人暮らししたいと思っている」

と言い出したので、
次の方法を教えた。

※ 詳しいことは書かないが、一人暮らしは避けたほうがいい。

家でカツカレーは普通出てこない。

なぜかというと、
特別な記念日でもなんでもないからだ。

そんな手間のかかることは、
世の中の母親はしない。

そこであなたが、
カレーの日に豚カツや牛バラ肉を買うわけだ。

そうすると家族全員のカレーの上に乗せることができる。

しかも2~300グラムとか大量に。

祭りになるわけだ。

Youtubeでカレーに焼いた牛肉を乗せて食べる動画が、あまりに美味しそうだった。

多少アルバイトするだけで、そういうことができる

買い物に行った時に、
家族に高級なカップラーメンを買うとか、
安くなったステーキを買うとか、
そういったことをする。

すると家族との関係も良好になるし、
自分が活躍している感じが出て面白い。

どうしても一人暮らししたい場合は

寮完備みたいな上のような求人に募集してみればいい。

彼の強み

特に障害を持っていない10代なので

  • 人的資本が高い

ことだ。

若いほどいっぱい働けるし、
いっぱいLOLができる。

コレは体力や能力の問題ではなく
寿命の問題だ。

誰でもわかる簡単なルート

  • 友人が多い人は 社会資本>人的資本
  • それなりの仕事に付いている人は 人的資本>社会資本
  • 他人と接するのが難しい人は 人的資本>金融資本
  • 両方ない人は人的資本から優先するのが良い

終わりに

  • 社会資本、人的資本、金融資本が1つもないのは不幸である
  • 普通は社会資本か人的資本どちらかだけある
  • 金融資本は人的資本から生まれる
  • 社会資本、人的資本あるほうを優先して、もう片方を作ることを目指す
  • わけあって友人を作るのが難しい人は、人的資本の後に金融資本を作ることを目指す

仕事があるなら友人や恋人を作り、
友人がいるなら仕事を探す。

そして元々持っていたほうは自分が得意なことなので、
そちらをメインに考える。

できるかどうかはともかく、
シンプルな話だ。

「とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない――誰もって大人はだよ――僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ――つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げてることは知ってるけどさ」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より引用

この一節を思い出した。

とりあえずLOLを覚えるっていうのは、
まず集中力を発揮できるようにしないといけない。

その日は

「アルバイトか何かをして収入を得たら、またコーチングを受けに来たらいい。そうなったら俺も嬉しいよ」

みたいな、いい話風に締めた。

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