広告 LOLの近代的な話

LOL中盤以降の動きについて【ドラゴンが沸いたらドラゴン、タワーは外側から順番に取る】

初心者でもなければ、LOLの中盤以降の動きは誰でもわかるだろう。と思っているのだけど、私が思っているだけで知らない人はたくさんいるわけだ。

そして私自身も、もしかしたら知らないかもしれないので書くことにする。

LOL初心者用語では、中盤以降の動きをマクロと呼ぶそうだ。

対象に名前を付けないと、その対象について考えることができない。コレを言語論という。

上級者はマクロという言葉は使わないのだけれど、名前があること自体は素晴らしい。

シルバーくらいの人が読み終わった後、分間8CS取りながら、無難に試合を進めていけるような記事を書いていく予定。

主にトップ・ミッド・ADC視点で書く。

この記事はパッチ11.9の時に執筆されました。

基本1 どうしてボットレーンは2人なのか?

いきなり答えを書くと

  • ドラゴンがボットにいるから

コレを知らないと、ボットレーンでジャングラーがガンクを成功させたのに、ドラゴンを手伝わずタワープレート取ろうとするADCみたいなことをしてしまう可能性が高い。

逆に知っていれば

  • トップ以外はドラゴンを手伝うように動くのが基本
  • ヘラルドよりドラゴンのほうが価値が高い
  • ドラゴンが沸く前に戦闘を起こして誰か退場させたい
  • ボットレーンが大きく負けていない限り、ジャングラーは2周目以降トップ側に顔を出せない

次に書くことは、どんなバカでもLOLプレイヤーなら直感的にわかるはずのことなのに、大体の人は知らない。

「あなたのチームがドラゴン前に誰かを襲う相談をしていないのであれば、あなたのチームの誰かが襲われる」

ボットレーンが2人の理由を知らないと、中盤以降の動き(マクロ)は全部ダメになってしまう。

ドラゴンが生存しているのであれば、ボットレーンで集団戦が起きる可能性は高い。

基本2 ヘラルド(バロン)周り

ボットのドラゴンを取った、もしくは取られたら、次はヘラルドを狙う。

ドラゴンがいなくなってようやく、ジャングラーはトップを助けられるし、サポートもロームしやすい。

ボットレーンのタワーが折れているなら、そのままボットペアはトップに向かうだろう。

例えばファーストアイテムが出来るくらいの時期で、トップにジャングラーやサポートが顔を出したら、ドラゴンは弱いのですぐに倒される。

なのでやはり最初にドラゴンを処理しておきたいのだ。

ヘラルドを取る>ミッドかトップをガンク>ヘラルドを出す>タワープレート全部取る

これが決まると試合がほぼ終わるので、ヘラルドが上手に決まることは少ない。

とりあえず敵にヘラルドを取られた時は、ガンクされないようにしよう。ここで刺されると試合終了だ。

鉄則1 タワーは外側から順番に取る

タワーの名前
  • 大会実況時の呼び方(実際のVC)
  • アウタータワー(ファースト)
  • インナータワー(セカンド)
  • インヒビタータワー(サード)
  • ネクサスタワー(ネクサス)

アウターとかインナーって略せないからだと思う。「上着下着ってなんだよ」ってなるからだ。

タワーの基本は、外側から順番に取っていく。

基本というか、鉄則と言えるかもしれない。

よほどの高ランク以外は何故か全然知らないらしく、まだ他の場所の外側のタワーが残っているのに、ミッドのサードタワーを折ろうとしたりする。

経験者の私からすると、真面目にやっているのかどうか疑わしく、AFKしても良いかなと思うくらい酷いプレイだ。

例えばボットのファーストタワーを折ったら、次はミッドとトップのファーストタワーを狙う。

鉄則2 インヒビターとトレードしてはいけない

サードタワーの後ろにある、破壊するとスーパーミニオンが出てくるオブジェクトがインヒビター。

実際のVCやチャットでは、インヒビと呼ぶ。

このインヒビなのだが、凄く頑張って破壊しようとするプレイヤーがいる。

しかし他のタワーと違って、インヒビは1デスと引き換えに壊す価値がないことを覚えておこう。

その理由は

  • サードタワーを折ったのだから、インヒビはいつでも取れる
  • スーパーミニオンが出現すると味方のゴールドが減る
  • その結果、速く試合を終わらせなければいけなくなる

なんとなくわかっただろうか?

  • インヒビを破壊する=試合を速く終わらせないといけない

それなのにインヒビを取るためにデスしてしまっては、意味がわからないのだ。

その場合マズいことが2つ

  • インヒビを破壊したのにデスによって試合が長引く
  • 基本的なことを知らないヤツがチームに1人いる

中盤以降の知識(やっぱマクロって書いたほうが便利かもしれない)が、いちじるしく欠けたヤツ1人抱えて試合に勝利しなければいけないわけだ。

コレがあるのでサードタワーをインヒビタータワーとは呼ばないわけだ。

インヒビタワーと略しても、多分正しく伝わらないし、VCでのストレスも多い。

実際の試合ではサードタワーを取った後、インヒビターを取らずに撤退することが多いのだから。

鉄則3 ドラゴン、特にバロンを勝手に殴ってはいけない

あなたがジャングラーかサポートではないなら、勝手にドラゴン・バロンを初めてはいけない。

理由は

  • 相手ジャングラーに詳しいのは自軍ジャングラー
  • トップ・ミッド・ADCにはステルスワードの有無がわからない

例えばあなたがADCで、バロンをやりたいと思ったらバロンにピンを打つのは構わない。勝手に殴るのはNGだ。

ジャングラーかサポートがバロンコールした場合に比べて、他のロールがコールした時は失敗する確率が高い。

論理的に書くと

  • ジャングラーとサポートがバロンコールしてない
  • バロンができるタイミングじゃない

バロンをしたい場合は

  • バロンにヘルプピンを鳴らす
  • 自分のバロン戦で強い装備をアピールする(仮面やクラーケンなど)
  • ジャングラーが進行ピンを出す

こうやってコミュニケーションを取って、ジャングラーがOKと言ったら殴ろう。

トロールの方法の1つとして、とりあえずバロンを勝手に殴るという方法がある。

鉄則4 レーナーは空いてるレーンに行く

  • レーナー=トップ・ミッド・ADC

基本的にはトップは狙っているオブジェクトの反対のレーンを押す。

トップと反対のレーンは、ADCとミッドでソロプッシュが得意なほう。

残ったミッドレーンに余った最後の1人。

ジャングラーとサポートは、ADCとミッドをカバーする。

※ 先程も書いたとおり、ワードの処理が出来るのは、普通ジャングラーとサポートだけだからだ。

こういった陣形が一般的なのだけど、あなたが行こうと思ったレーンに別な人がいたら、仕組み的に譲らないといけない。

中盤移行は、とりあえず空いてるレーンがあれば、そのレーンに行くという進行ピンを出して向かえばいい。

初心者部屋でも、上級者部屋でも、この方法はうまくいく。

初心者部屋ならば一番ファームしやすいレーンに行けるし、上級者部屋ならば、自然と自分が一番いるべきレーンに行くことが多くなるからだ。

タワーに優先順位を付ける理由はない

  • ドラゴン>ヘラルド(バロン)
  • タワーは外側から順番に取る

コレは基本なのだが、ミッド・ボット・トップタワーを破壊するとき、優先順位を付ける必要はない。

例えばあなたがスーパーやホームセンターに買い物に行くとして、買い物に行く前に、購入予定リスト(メモ)を書いたとしよう。

「何から買おう」と考えるだろうか?

絶対に考えないはずだ。何故なら全部買うのだから。

相手にトロールやAFK(中身いるヤツ)出て、全体チャットで「Open Mid」とか「ミッド押してください」とか言われない限り、全てのタワーを取る予定のはずである。

タワーに優先順位を付ける行為はなんだろう。

「そもそもヘラルドはドラゴンより価値が低いのだろうか?」

と言っているのに近いかもしれない、完全に哲学者だ。

論理的に考えた場合、そのゲームで一番脆いタワー(0/4/0ヤスオタワーなど)が最初に折れる。

しかしヤスオタワーを折ってドラゴン生存なら次はボットだし、ドラゴンいなくてヘラルド生存なら次はトップだし。「うーんw」って感じになってしまう。

終わりに

シルバーでも分間8CSマクロ講座まとめ
  • ドラゴン>ヘラルド(バロン)の優先順位
  • 序盤のドラゴンはトップ以外は手伝う
  • タワーは外側から順番に取る
  • インヒビと1デス交換は避ける
  • バロンを勝手に殴らない
  • 中盤以降は空いてるレーンに行く

ゴールドの人はジャングルはアレすぎるけど、レーンは上手だし、序盤のドラゴンも手伝いに来る。

※ ノーマルゲームでゴールドの人にレーン戦で勝つのは、実際に難しい。

しかし中盤以降の、タワーを外側から順番に取ることを知らない。

コレはプラチナでも知らない。

全員知らないというわけではないのだが、知らないヤツが1人でもいると、知ってる人がストレスためながらバックピン連打するから目立つのである。

レートを上げるとか、試合に勝利したい以前に、試合をまともに進行しようと思ったら、たくさんピンを出さないと行けない。

たまに「味方にピンを出しにくい」という人がいるが、心理的安全性が問題の可能性が高いだろう。

相手のピンはミュート、しかし自分は変な動きをする味方にバックピン連打。これがLOLプレイヤーとしての正しい姿だ。

-LOLの近代的な話
-