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「一般的なLOLプレイヤーは、LOL内でも先延ばしグセが酷い」これを聞いて、あなたは疑問に思ったのではないだろうか?
先延ばしというのは、したほうが良いと思っていることをしないことなので、娯楽としてプレイするゲームで、先延ばしと言われてもピンと来ないだろう。
しかしよく考えて見て欲しい。大半のジャングラープレイヤーが使えるチャンピオンが少ないのはおかしくないだろうか? なぜなら序盤は森のモンスターを殴ってるだけなのだから、操作は全く難しくないわけだ。
さらに言うと、「相手ジャングラーのルートが全くわからないのに、どうやって戦うつもりなんだろう?」と。
新しく知識を付けることを、部屋の掃除のごとく先延ばししているわけだ。
しかし私も先延ばしグセがあるので、シルバーやダイヤ下位のジャングラーと何も違いがない。LOLに関しては偶然にも上手に克服できている。
今回の記事は、先延ばしを克服する仕組みGreasing the Groove(溝にグリースを塗る)について書いていく。
意識しないと出来ないことは全てコストが高い
やったことがないことを初めてやる時は、コストが非常に高い。
小学校から中学校に変わる時は、非常に憂鬱だったのを覚えているし、同級生も似たようなことを言っていた。
制服を着ないといけないし、登校距離も遠くなったし、道順も変わった。つまり慣れるまでは、以前よりジャングラーのガンクを受けやすい。
何故ならば認知力が他に使われているからだ。気合を入れたり頑張らないと登校できないのだから、他がおろそかになるのは当然である。
それでは、この場合の対処方法を考えてみよう。
登校中にジャングラーにガンクされないためには?
- ジャングラーのガンクを警戒する
- 何も考えずに登校する(慣れるまで待つ)
- 予めチェックリストを作っておく
1番ガンクを回避しやすそうなのは1だが、どう考えても賢明なのは2か3だ。1はただの病気の人で、精神的な病におかされている。
慣れるまで待つか、一度気合を入れてチェックリストを作るか、どちらかになるだろう。
チェックリスト作成に慣れている
このブログで最も書きやすい記事は
- ビルドガイド
- カウンターピック
この2つである。
ビルドガイドは下手な人でも書けるのだけど、カウンターピックは最低でもダイヤ上位はないと書きにくい。ピック時にそういった概念があり、毎試合心がけている人が、プラチナなわけがないからだ。
しかしどちらの記事も書く労力は同じで、しかも非常に低い。
よく考えるとこの2つの記事は、どちらもチェックリストを作成しているに過ぎないからである。
さきほど慣れるか、気合を入れてチェックリストを作ると言ったが、私はLOLのチェックリストを作ることに慣れているのだ。
GTGという筋力トレーニング方法
あなたはGreasing the Groove(溝にグリースを塗る)というトレーニング方法を知っているだろうか?
私が初めて聞いたのは、高校時代に陸上部で物凄い足の速い同級生がいて、彼に教わった。
「腕立て伏せ10回を1セットとし、10セットを1日に分けて行う。すると凄い筋力が付く」
普通の筋力トレーニングは、限界ギリギリの負荷をかけて行う。全力で10回できる回数を、集中力を保って10回やるのだ。
普通の筋力トレーニングの1つ欠点を言うと、非常に辛い。時間はかからないかもしれないが、集中力を要するので消耗が激しく、コストが非常に高くつく。
GTGは10回が限界ならば、半分の回数、5回1セットとして10セットするので、50回。時間は5倍かかるが、精神的なコストは100分の1くらいだ。
忘れさえしなければ、簡単にできる。
GTGでチャンピオンを覚える
ダイヤの友人と一緒にプレイして、私が歓迎されることは、全てのチャンピオンの基本的なビルドを知っていることだ。
なのでその友人が新しいチャンピオンを使いやすい。私に聞けば良いからである。
- 今出して良いのか?
- 基本的なテンプレビルド
- スキルオーダー
- パワースパイク(どの時間帯が強いか)
こういった事柄を聞くのに1分かからない。後はチャンピオン自体を動かすだけで済むので、コストが非常に低い。
一度こうやって使っておけば、2回目以降使うのにコストが低い。最初から本格的に覚えようとせず、少しづつ覚えていく。
分散学習と集中学習
GTGと似たような事柄に、分散学習と集中学習があった。
例えば本を読む場合、2時間ぶっ通しで読むより、15分で8回に分けて読んだほうが、圧倒的に記憶に残るという話だ。
これは先延ばし克服ではなく、記憶力の観点の話だったのだが、コレもまたGTGと言えるだろう。
まず難しい本を一気に読むのは、精神的に大変だからだ。時間があるのであれば、最初はタイトルと目次を読むくらいで終わらせたい。
一気書きは避ける
今書いているような記事を書く時、一気書きは避けたほうが良いのだそうだ。
その理由も結局
- 執筆は大変な作業なので、一気に書こうとするとコストが大きいので先延ばしをしてしまうから
である。
結局は執筆も、頑張らなくてもできる方法を探したほうが良いわけだ。
部屋の掃除もGTG
月の終わりに3時間掃除するより、毎日6分掃除したほうが、部屋の掃除は上手になる。
もしくは本格的に2時間掃除をするより、12分を10回に分けて掃除したほうが良い。
先延ばしをするよりも、「部屋の掃除をしなくちゃ!!」と思った時に、ゴミを1つ片付けて満足していたほうが賢明なわけだ。
我々は掃除の達人じゃないのだから、それくらいが分相応、応分の場というヤツである。
部屋の床が見えているだけで素晴らしい。胸を張っていこう。
私がドレイヴンを使えないわけ
私がドレイヴンを使えないのは、単純に斧を拾った回数が少ないからである。
その理由は
- 私の友人にドレイヴンしか使わない人がいる
- 私が色々なチャンピオンを使いたがるタイプ
- 斧を拾うのは手続き記憶(自転車に乗るような記憶)
全然溝にグリースが濡れてないわけだ。
記憶には陳述記憶と非陳述記憶があり、ビルドやLOLの試合中の流れは言葉で表しやすいタイプの記憶で、斧を拾うのは自転車に乗るのと同じタイプの記憶だからだ。
自転車の乗り方を口で説明できるのは、多分専門家だけだろう。LOLでショップを開くボタンも手続き記憶だ。
どのボタンでショップを開くか、あなたはすぐに出てきただろうか? おそらく数秒考えないと、出てこなかったのでは?
終わりに
世の中によくある話で、優れた方法なのだけど難しい、といったものが多い。
しかしGTGはGTG自体が、しなければいけないことソレ自体よりずっと簡単である。
例えば夏休みの宿題ならば、毎日5分やって満足する。すると最終日一気にやる時に楽。
理想を言うならば
- 夏休み入って初日、もしくは3日で終わらせる
- 毎日決まった量を消化し、計画的に終わらせる
だが相当立派な人じゃない限りそうはならない。
GTGの場合は
- まず毎日5分くらいやって慣れる
- すると次の5分やるのが楽
- どんどん楽になっていく
- もしかしたら5分の回数を増やせるかもしれない
- 最終日に大量に残っていたとしても、一気にやるよりは楽
腕立て伏せで言うならば、筋力も上がっていくし、腕立て伏せをする時のためらいもなくなっていく。続けていれば、ほとんど何も考えずに出来るようになっていくはずだ。
我々が気を付けなければいけないのことは、反対のGTGだ。SNSとかソシャゲならまだしも、嫌なことを思い出す反すう思考の癖が付いてしまっては大変だ。