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【書評】やり抜く人の9つの習慣【まずは目標に具体性を与える】

何か難度の高いことをする時、

「諦めないことが大切」

と言われる。

今回はそういう話の本だ。

著:ハイディ・グラント・ハルバーソン, 翻訳:林田レジリ浩文
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  • 目標に具体性を与える
  • 目標達成への行動計画をつくる
  • 目標までの距離を意識する
  • 現実的楽観主義者になる
  • 「成長すること」に集中する
  • 「やり抜く力」を持つ
  • 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
  • 自分を追い込まない
  • 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

LOL風に書いてみよう。

この記事はパッチ14.15の時に執筆されました。

目標に具体性を与える

「LOLのレートを上げたいです」

と誰かが私に質問したとする。

返答のパターンは

  • 「消えろカス」
  • 「俺もそう思う」
  • 「そんな質問の仕方をしても、丁寧に返してくれるのはAIだけ」

1 最も誠実な反応で、
私は舐めたLOLの質問には
いつもこのように返したいと考えている。

2 相手の言葉を、
そのままゴミ箱に投げる対処法。

「意見は人それぞれ」

とか会話の最中に言っちゃう人も、
この手のタイプだろう。

3 つまり勝手に色々解釈しないと
答えられないようなことは、
相手だけでなく
自分の脳みそもわからないわけだ。

AIは舐めた質問をしても怒らない
  • 「頑張る」

と似ている。

対象が指定されてない「頑張る」は
脳みそや周りの人にとって意味不明で、
AFKしてるトロールと同じ扱いだ。

  • AOE頑張る
  • AOE目標

と言えるかもしれない。

「スタンとか付いてたら強いですね」

となるだろう。

意味不明な目標ではなく、誰が見てもわかる具体的な目標にしよう。

目標達成への行動計画をつくる

手練れのジャングラーならば、
全員知っていることがある。

  • 2:00、1:30、1:00、0:30。みたいなタイミングで、定期的にドラゴンの時間を打つ
  • するとゴールド4ぐらいでも、チームメンバーはしっかりと準備する

他のオブジェクトでも同じだ。

If-then プランニング

  • もし◯◯なら
  • こうする

上に書いたドラゴンだと

  • 1:00 リコールの準備をする、あるいはガンクを受けないようにする
  • 0:30 ドラゴン周りに向かう

いちいちチャットに書かなくても、
ランクに来ている人ならレート関係なく、
これぐらい自動的に思い浮かんで実行するわけだ。

さっきの「AOE頑張る」の反対で、「XならY」は脳みそが記憶しやすい。
なので目標実行率が2~3倍に高まる。

目標までの距離を意識する

  • マリオがジャンプしてコインが云々
  • LOLだとラストヒットを取るとゴールドが貰える

こういったことをフィードバックという。

フィードバックを得られるようにしないと、
目標までの距離がわからない。

「だからフィードバックを得られるようにしたほうがいい」

ということだ。

しかし1つ落とし穴がある。

最新の研究でわかっていることは、初心者はあまり頻繁にチェックするべくではない」ということです。

ゲームや筋力トレーニングならば、
初心者ほど伸びやすいので良いだけど

  • ブログ
  • YouTube
  • 語学
  • 難関試験

など高難度クエストの場合、
フィードバックは無視したほうがいい。

これまで思考、これから思考

次の2つの思考のうち、
どちらが良いだろうか?

  • これまで思考:過去の達成に目を向ける
  • これから思考:未来の目標に焦点を当てる

1 この思考が強いと、
達成感が早く感じるので気が緩む。

LOLやっていれば誰でもわかることだが、
序盤だけ強いチャンピオンを使っていると、
すぐに飽きてしまう。

2 現在位置から目標までの距離を測る。

キャリーの思考だ。

「これまで思考」が強すぎるとダメ。

現実的楽観主義者になる

「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高まるという研究があります。

あまりにカッコいい文章があったので、
それも引用しておこう。

引き寄せの法則が役に立つ場合がひとつだけあります。
それは目標を達成したくない時です。

非現実的な楽観主義が達成できないのは、
困難から目を背けているからだ。

  • 楽観的であること
  • 自分の能力に自信を持つこと
  • 「成功するのはたいへんだ」と考えていること

3つとも持ち合わせている必要がある。

「成長すること」に集中する

「今できなくても、できるようになる」

こういった考え方が、

  • 成長マインドセット

と言われており、大切なのだそうだ。

反対の考え方が

  • 証明 or 固定マインドセット

という。

漫画に出てくる小物みたいな考え方なのだけど、
実際の人間でも珍しくないらしい。

私がそういう人間に対して思うのは

「お前は子供の頃、自分がどんなに醜い喋り方だったか覚えてないのか?」

と。

証明ゴール、成長ゴール

  • 証明ゴール:それをする能力があることを証明するためのゴール
  • 成長ゴール:能力を延ばして、今までできなかったことをできるようにするためのゴール

明らかに1より2のほうが良い響きだ。

証明ゴールの問題点は、
難度の高い課題に取り組む時、
逆効果になる可能性があることだ。

例えばLOLだと

「自分はプラチナ4になれるのだろうか?」

と、初心者の人は言ったりする。

そういう不安感が湧いてくる。

能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感です。

成長ゴールの場合は、
失敗しても「学んだ」と思える。

なので失敗の落胆がない。

トップやミッドの人はわかると思うが、
新しいことを試すとプラチナ4にすらボコられる。

プラチナ4は一般社会で言うと、
身だしなみが整っていて、
コミュニケーションもまともに取れる感じの人だ。

なので相当強い。

マッチアップを考えたことがあり、
その上で慣れているチャンピオンじゃないと、
レーンで勝利するのは難しい。

上手な人で普段の試合で落胆する人は中々いないだろう。
少なくとも私は見たことも聞いたこともない。

「やり抜く力」を持つ

Gridというヤツだ。

  • 固定的知能観、固定マインドセット、証明マインドセット
  • 拡張的知能観、成長マインドセット

1 「うまくいかないのは自分の能力がないせいだ」

と考えるらしい。

私はAIではないので、

「もっと具体的に言えよ」

と感じてしまうが、
このように思うらしい。

「向いている向いてないか」

で考えるそうだ。

2 自分の努力や行動のせいにする。

RPGならば

「レベルが足りなかった」

「工夫が足りなかった」

「まずこのゲームの戦闘システムを把握してなかった」

となるだろう。

自分自身の成長を望まない人がいるとは、私は思いません。誰でも自分が成長すればうれしいはずです。
しかし、「固定的知能観」の人には、「自分の成長」が不安を駆り立てる原因になってしまうのです。

ある程度能力が高い人は、
固定的知能観ではないので、
そういう人間に対して共感を示さない。

筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

定期的に鍛えることで、
筋肉と同じように
意志力もどんどん強くなるそうだ。

  • 気が進まないことをして、意志力を鍛える

と、本にも太字で書いてあった。

  • 取り組む価値があると思うことを続ける

と良いらしい。

今すぐ意志力を回復させる方法

「意志力が強い人」を思い浮かべると、それだけで意志力をパワーアップさせたり、回復を早めることができるということが、実験で証明されたのです。

センシティブなので画像は貼らないが、
私はいつも「菌烨tako」を思い浮かべて身体を鍛えている。

意志力はMPみたいなもので、1日の中でどんどん減っていく。
ちなみに「意志力」は日本語ではなく、英語なのだと大学教授が言ってた。

自分を追い込まない

  • 2つの困難な目標に、同時に取り組むのは避ける
  • どんな目標であっても、できるだけ簡単な方法を見つける
  • 何かをやめるときには、一度にすっぱりとやめる方がいい

「自分の意志力を試すな」

ということらしい。

「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

「シロクマのことだけを考えてはいけない」

「シロクマのことを考えないと決めると、のべつ幕なしにシロクマが頭に浮かんでくる」

冬に記す夏の印象 ドストエフスキー

ドストエフスキーから引用するとカッコいい。

ある思考をしないようにすると、
逆に頭はその思考でいっぱいになる。

というシンプルな話だ。

例えばLOLを辞める人が辞めるパターンは

  • 別なゲームにハマる

これが第1位だろう。

「LOL中毒だから辞めたい」

という人は多く、
私も何度も相談を受けたことがある。

つまり彼らの悩みは、
LOLではなくゲーム自体を辞めたいわけだ。

Bowling Alone(孤独なボウリング)

「LOL中毒だから辞めたい」

という人は、
難度の高いことをしたいのだろう。

著:Putnam, Robert D.
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私は現在この洋書を、
電子書籍とAudibleの両方から攻めている。

581ページもあり、
内容も難しいので
日本語で書かれていても読めるかどうか怪しい。

終わり

  • 目標に具体性を与える: 曖昧な目標ではなく、誰が見てもわかる具体的な目標を設定する
  • 目標達成への行動計画を作る: If-thenプランニングを活用し、具体的な行動計画を立てる
  • 目標までの距離を意識する: フィードバックを得られるようにし、目標までの距離を把握する
    • ただし、初心者の場合はフィードバックを気にしすぎない
  • 現実的楽観主義者になる: 楽観的でありながらも、困難から目を背けず、現実的に目標達成に取り組む
  • 「成長すること」に集中する: 成長マインドセットを持ち、失敗を恐れずに挑戦し続ける
  • 「やり抜く力」を持つ: 拡張的知能観を持ち、努力や行動によって目標達成を目指せるようにする
  • 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える: 定期的に意志力を鍛え、目標達成に必要な精神力を養う
  • 自分を追い込まない: 無理な目標設定や過度なプレッシャーを避け、現実的なペースで取り組む
  • 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する: 悪い習慣を断ち切るよりも、良い習慣を身につけることに焦点を当てる
  • 意志力を回復させる方法: 意志力の強い人を思い浮かべることで、意志力をパワーアップさせたり回復を早めることができる

この記事は、「やり抜く人の9つの習慣」という本を参考に、
LOLというゲームをプレイする人向けにアレンジしたものだ。

LOLに限らず、目標達成には様々な要素が絡み合っている。

今回紹介した9つの習慣は、
目標達成をサポートするための考え方や行動の指針となるものだ。

もちろん、この記事で紹介した内容が全ての人に当てはまるわけではない。

しかし、もしあなたがLOLのレートを上げたい(ほどほどに)、
あるいは何か目標を達成したいと考えているのであれば、
これらの習慣を参考に、
自分なりのやり方で目標達成を目指してみよう。

最後に、この記事があなたのLOLライフ、
そして人生の目標達成に少しでも役立つことを願っている。

参考図書など

著:ハイディ・グラント・ハルバーソン, 翻訳:林田レジリ浩文
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孤独なボウリングは日本語訳が高い上に、
原著は2020年度にアップデートされている。

なので英語の本を読める必要があるわけだ。

LOLが上手になるほど、
LOLの負荷を高くしないといけないのと似てる。

このブログでは、

「レートやランクを上げよう」

みたいな書き方はしない。

しかし読書レートみたいなものがあるとすれば、
こういった本を読めるようになるかどうかが、
ランクが上がるかどうかの分かれ目というわけだ。

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