模倣、いわゆる真似とは、
人間の基本的な活動の1つ。
子供は
- 真似する相手は選ぶ(能力が高い人を選ぶ)
- 真似する事柄は選ばない(対象の行動はなんでも真似する)
つまりエキスパートは
初心者に説明をするというより
- 初心者がエキスパートの真似をしやすいようにする
といったほうが、
正解に近いわけだ。
初心者が真似をしやすくするのに、
有効な方法が3つある。
順番に書いていこう。
まずその前に
- なぜ真似するのが良くないみたいな風潮になっているのか
そこから書く。
この記事はパッチ13.4の時に執筆されました。
イノベーションか真似か
スポーツ、LOL、格闘ゲーム、
なんでもそうだが、
上手な人は
- イノベーションをする人
- 真似をする人
どちら側なのだろうか?
それに比率やバランスもある。
実際は
- スポーツの優勝者は常に真似をする
らしい。
- イノベーション0:真似100
なのだそうだ。
対戦相手から真似るのが、ゲームでは最も一般的である。
産業化と印刷機
18世紀中頃に産業革命が起きた。
それまでは
- 先人の真似するのは良い
みたいな価値観だったのだけど、
大量生産によって
- 独自性がなければ価値がない
みたいな文化が産まれた。
子供の時に
- やたらオリジナリティーに こだわる同級生
周りにいなかっただろうか?
現代人は、
そのような感じだ。
このブログで最も価値がない記事は?
感じる価値は人それぞれだが、
書く労力の少なさもあって
私は
- ビルドガイド
と考えている。
パッチやチャンピオンのバフナーフに合わせて、
ただ更新しているだけだ。
ゲームに合わせているだけなので、
自分の考えはほとんど含まれていない。
つまりオリジナリティーなんて、
かけらもないわけだ。
※ ADアニーのビルドを書いたとしても、オリジナリティーはゼロ。
書く内容は決まっている。
LOLを考えるのに、
全チャンピオンの
- スキル
- アイテム
- ルーン
ビルド全般を把握している必要があるので、
インプットしたものを、
アウトプットしているだけ。
風呂に入ったり、筋力トレーニングするのと同じ。
しかしソレを書くだけで喜ばれるなら、かなり得なんじゃないかと最近考えている。
エキスパートは初心者に、次のように伝えたほうがいい
手順を分解して教える
エキスパートは常にチャンキングしている。
チャンクとはカタマリという意味で、
LOLだと
- ファーストリコールまで集中して、あとは流しでプレイ
これくらいのカタマリになる。
しかしコレでわかる人は、
ほとんどいない。
少し分解してみよう。
ナポレオン
私は常に仕事をし、よくよく瞑想する。
ナポレオン言行録
カッコいい。
※ よくよく=極度に、十分に、という意味
”常に”と”よくよく”は頻度を表す副詞で、
英語風に言えば
- 常に=100%
- 普段は=90%
- よくよく=80%
- よく=70%
のような感じだ。
- 私は100%の頻度でAをして、80%の頻度でBする
という文章である。
- 私は常にファームをし、よくよく戦闘する。
- 私は常に戦闘をし、よくよくワード置く。
行動量が180%になるので
少しおかしいのだけど、
活躍する人間は大体そんな感じだ。
一般人でもわかるように説明するには?
全て書くと長くなりすぎるので、
試合が開始までの手順を書こう。
- ピック時に味方の気が散るようなことをしてはいけない
- トップとミッドは下のピック順番にするのが望ましい
- 特別な理由なくドッジしてはいけない
- ルーンとサモナースペルは自分で組む
- ノーマルゲームは避ける
こんな感じになる。
全て理由があるのだけど、
わからない人もいるだろう。
次はステップに分ける
流石に2、4、5は大半の人がわかると思うので、
3の理由やステップを書く。
ステップ(細かくした手順)
- 特別な理由なくドッジしてはいけない
まずネガティブなことを予想する癖が、
人生にとって全然良くないのが1つ目。
そのネガティブな予想が、
現実になると思っているのが2つ目。
手順にすると
- 勝手にネガティブな予想をするな
- 自分の予想を現実だと思うな(予想は予想だし、当たっても大丈夫)
公式が言うには、
マッチングの質やマッチ時間の問題なのだけど、
そんなことは一般レートの人には、
あんまり関係ない。
※ 公式は「他人の時間を無駄にするなよ」と言っている。
スモールステップ
- 何かを見る
- 身体がネガティブな反応をする
- 身体の反応を感じて、脳がネガティブな予想をしてしまう
- その予想を事実だと思ってしまう
- ドッジをする
「こういった反応をするな」
と言っている。
- 利己的な考え
- 単純に嫌がらせ
- 予定が入った(あるいは思い出した)
といった理由で、
意識的にドッジするのであれば
全く問題ない。
雨が振るたび学校や仕事を休むような人で、楽しく生きている人は少ない。
コレが問題なわけだ。
特徴は大げさに伝えたほうが、初心者は理解する
エキスパートの情報分類術
- 初心者は外見上の特徴に従って分類する
当たり前というか
「機能的に分類できたら初心者じゃないでしょ」
とか
「見た目以外に判断する要素がないだろう」
とか、あなたも思ったのでは?
ヴォーソスとメルヴィン
カードゲームの美学的分類だ。
- ヴォーソスはフレーバー的要素に美を見出す
- メルヴィンはメカニズム的要素に美を見出す
特に対立的要素ではないのだけど、
1つだけハッキリしていることがある。
- メカニズムを知らない初心者が、メルヴィンを気取ることはできない
メルヴィンとは、簡単に言えば
「理解ってる」
ってヤツだ。
LOLにはクラスという分類があるが、
9割のプレイヤーは理解していない。
私も難しすぎると考えている。
もっと特徴的な分類じゃないと、
初心者は
わからないのである。
似顔絵(カリカチュア)
忠実に描写された顔より、
特徴を風刺的に際立たせた顔のほうが認識しやすい。
コレが似顔絵優位性と呼ばれるものだ。
日本にはコロッケという人物がいる。
私は世代ではないけれど、
物凄く有名なので知っている。
ものまねとは、どうやら
- 真似する対象の特徴を拡大して真似をする
らしい。
シンデレラハネムーンの動画は面白かった。
エキスパートの情報分類術
エキスパートの情報分類(カテゴリー)を、
初心者にそのまま真似させる。
シンプルな考えだ。
私のLOLチャンピオン分類は
- 射程距離(スキルも含めて)
- スケーリング
- クラス
1 対戦相手のスキル射程を知らないと、
LOLは上手に戦闘できない。
レーン相性も考えられない。
2 ティルトする人に最も共通する特徴は
- スケーリングの低いチャンピオンを使っている
ことだ。
ゲームなら
面白くないなら途中でAFKして問題ない。
むしろそうしたほうが良いだろう。
と同じ。
- 楽しくプレイしたいなら、スケーリングすること
3 難しい分類。
最低でもアイテム、ルーン、チャンピオン、
ほとんど暗記してるレベルじゃないと厳しい。
終わりに
- LOLはイノベーションするよりも真似したほうが強い
- オリジナリティーがないと価値がない、と考えるのが現代の風潮
- 手順を分解して教える
- 特徴を大げさにして伝える
- エキスパートの情報分類を提示する
対戦ゲームが下手な人の共通点は
- 対戦ゲームなのに対戦相手を無視しようとする
という点だ。
なぜ無視しようとしたり、
真似しようとしないのかは、
今回は触れない。
もちろん、長くなるからだ。
私はLOL外では
他のLOLプレイヤーの発言を見ないようにしているが、
ゲーム中は他のプレイヤーを観察するし、
よくチャットもする。
対戦ゲームは
- 相手(LOLだと相手チーム)を観察する
- 良いところは真似する
- 悪いところは攻める
そういうゲームなのだから、
無視したら話にならない。
人間関係は
- 相手を観察する
- 良いところは褒める
- 悪いところも褒める
話題の中心は常に相手、
なろう小説のモブを見習っていきたい。
こんな画像もない文章を最後まで読むとは、
あなたの文字を読む能力と知的好奇心、
よほど優れているのだろう。
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