今回は前回の続きの記事だ。
書くつもりはなかったのだけど、
意外とコメントが付いたので、
本日は続きを書くことにする。
トップイグナイト2、
あるいはトップイグナイト後編である。
問題点は明確で
- 対面は複雑なゲームをしているのに、自分だけ単純なゲームをしていること
ジャングラーならば、
基本的なことができるだけでダイヤモンド、
あるいはマスター以上になる。
しかしトップやミッドは違う。
すごく特殊な状況を除く主のファイターtopレーナーの試合のビジョンを再度教えていただけないでしょうか。
相手がビルドを変えてくると気づいているのに、
上のような発想で勝てると思っているのは
ティミーが過ぎる。
私も「殴り方を磨くより、身体を鍛えればいいじゃん」というタイプなので
気持ちは非常に良くわかるのだけど、
トップとミッド、あるいはプロプレイヤーなら、
その発想だけでは勝てない。
この記事はパッチ14.9の時に執筆されました。
相手だけマッチアップの視点があって、自分だけわかっていないこと
マッチアップの視点、
つまりチャンピオン対策だ。
私の経験上
- トップレーナーならエメラルドからダイヤモンドに上がる時に必要
な視点である。
ダリウス相手には
- レンジならゴースト
- メレーならイグナイト
を持つのは、
ありふれた対策の1つだ。
ヨリックでイグナイトなんて普通持たないので、
ダリウス戦に有効だと考えて入れていると予想できる。
あまりにも文字数を消費するので、
具体的に書くのはやめておこう。
スポーツはなんでも、
昔より今の人のほうが強い。
なのでLOLでも、
プラチナから必要になったのかもしれない。
ゲームを起動して実際に対戦しなくても、
脳内だけである程度動かせてしまうのがLOLだ。
基本的な動きはプラチナ以上なら誰でもできる
LOLは世間一般で流行っている対戦ゲームの中では、
難しい部類に入る。
なのでプラチナ4以上のプレイヤーならば、
基本的なことは全部できる。
ゴールド4でも、
普通に動ける人のほうが多いだろう。
例えばトップのマルファイトが
毎回ドラゴン・バロン戦に来なければ、
それだけでゲームに負けてしまう。
実質4対5なので、
20キル持ったヤツがいないと勝てない。
たまにそういう人はいるけれど、
おそらく
- 何かトラブルや不幸があって、精神的な病が発症した
と考えている。
私は医者ではないので、
診断はできないのだけど、
そう決めつけてしまえるレベルなわけだ。
プラチナ以上の試合で、次にどこ行くのかわからないプレイヤーは滅多にいない。
そのレベルのプレイヤーがチームに1人でもいたら、ほぼ勝てないのである。
どこで差が付くのか?
日本サーバーが出来た当時の話をしよう。
当時チャレンジャーの人たちと
ノーマルで遊んでいたのだけど、
そのうちの1人がミッドでカシオペアを使った時、
対面がドレイヴンだった。
そのカシオペアの人は
- カシオペア使ったことがないからドレイヴンに勝てるわけがない
と最初に言っていた。
当時の私は今ほど詳しくなかったので
「レベル3でW取らなければ勝てるだろ」
とは言えなかった。
実際に試合に勝つかどうか、
活躍するかどうかは
- あらかじめ準備をしているか
体調や私生活の問題を無視すれば、
これぐらいしか差がない。
カシオペアを使ったことがなくても、ビルド、レーン戦後、集団戦、ダイヤモンド4あれば全て問題なくこなせる。
レーン戦だけは練習や準備が必要だ。
朝の有酸素運動
私は数年間ずっと
- 朝5時に起きて、外を40分くらい歩く
ということをしている。
神経症的な気質が強いと知っているので、
それを緩和するためだ。
最初はカフェオレを飲んでから歩いていたのだけど、
何年かするうちに水500mlに変わった。
※ 真夏でもない限り、当然少しお湯を混ぜる。
そして最近は、
植物の名前を覚えようとしている。
どういうことか説明すると
- 神経症 有酸素運動
- ダイエット 水500ml
- 花鳥風月 植物の名前を覚える
そういう視点があるわけだ。
カフェオレを水に変えるのは、強い動機がないと難しかった。
有酸素運動をLOLっぽく考える
まず大事なことは
- 継続すること
その次は2つに分かれる。
- 効果を高める
- 視点を増やす
1 「もっと頑張る」みたいな方法は、
うまく行かない。
厳しいことを言うと
- 人生で一度も努力したことがないヤツの発想
である。
本当に数ヶ月くらいしか続かない。
2 2024/05/03現在は、
タンポポが綿毛になっている季節だ。
しかし私は何年も、
そんなことすら気が付かなかった。
LOLで例えるならば、
何年もLOLでジャングルをしているクセに、
目の前のモンスターを見ながら殴っていて
マップで何が起きているのか気づかないヤツ。
あなたがLOL初心者じゃなければ、
次のようなことを思ったはずだ。
「マジでゴミみたいな人間だな」
と。
こういうことを人前で言ってはいけないが、LOLプレイヤーが何を嫌悪するのかは、知っておく必要がある。
ラストヒット練習の効果が高いのは誰?
- 今まで1回もラストヒットの練習をしたことがない人
である。
最初の分間CSが低ければ低いほど、
劇的な効果が望めるはずである。
分間CS9の人が10にするために練習しまくるのは
気質的な話なのだけど、
費用対効果は微妙だ。
- どうやって新たな視点を得るのか?
は役割期待みたいな難しい話になるので、
少しだけ話すと
- 周りからLOLが上手な人だと思われれば、LOLが上手になる行動が増える
となる。
実際には、反対じゃなければ大きな問題はない。
新たな視点を増やすほうが簡単に勝てる
以前、『14歳の手記』って、いじめで苦しんだ子の本を読んでたら、その本には、兄貴がどう言った、先生がどう言った、友達がどう言ったということだけが、ずーっと書いてあって、その日は天気がよかったとか、風が吹いたとか、そういうことは、一言も書いてなかった。
養老 孟司. バカのものさし (扶桑社BOOKS文庫) (pp.148-149). 株式会社 扶桑社. Kindle 版.
その印象は、人間ばかり。
花鳥風月なんてみじんもありませんでした。
そういう人間関係だけの世界しかないと思っている人たちが、おたがいにいじめで身を滅ぼしていくのってあたりまえで、もうオレの知ったこっちゃないって、言いたくなるね。
朝の有酸素運動時の話は、
上の文章を見て数カ月後に気づいたことだ。
ダイエットのためだけに運動をするのは
立派だし頭が下がるが、
オシャレさは足りないだろう。
見た目が良いとは大事なことであるが、
見た目を気にするのは、
人間関係を気にしていることでもある。
「人間関係は大切ではあるけれど、それに固執しすぎるのはカッコよくない」
というポーズもまた、
人間関係において大切である。
※ 本当に気にしてなかったら、見るに耐えない話し方や見た目の可能性が高い。
男性のモテるモテないとは、
このレベルの戦いだ。
LOLのプラチナ以上も同じようなもので、
全員少なくともプレイ時間1000時間以上ある。
そういう人達の中で毎試合活躍するには、
結構な工夫が必要なのは誰でもわかるはずだ。
私がやっている方法
ほとんど参考にならないと思うが、
一応書く。
- 試合後にマッチアップのメモを取っている
- 今回のようにLOLの考えを書いている
- 毎日必ずAI戦ぐらいはするようにしている
1 トップとミッドの時は、
毎回Obsidianに書いている。
2 ビルドガイドのように0.2秒で書く内容が決まる記事もあれば、
今回のように数時間考えないとダメな記事もある。
3 クイックプレイはしない。
上のようなことをする前から、
私は対戦ゲーム全般が普通の人よりずっと強かった。
おそらく大切なのは2で、
自分の考えを外に向かって誰かに伝えることだろう。
孤独な人間がダメなのは、2番が関係しているのだと考えている。
終わりに
- マッチアップ(チャンピオン対策)の視点がなければトップレーンは勝てない
- ミッドレーンも厳しい
- 他のレーンはARAMで活躍できる腕前があれば問題ない(特にジャングル)
- LOLはプラチナ以上なら基本的なことは全てできる
- レーン戦(序盤)だけは詰める必要がある
- 人間に勝つには、同じことをもっと頑張るより視点を増やすほうが簡単
LOLの試合は、
ムキムキの身体をしているプレイヤーと
殴り合わないといけない。
そんなイメージだ。
なのでこちらも鍛えただけでは、
互角がいいところだ。
- 基本的なことを身につける
- LOL人の気質を身につける
上の2つの後は
- 他の人がやってないことをやる
- 他の人にはない視点を得る
といったことをする必要がある。
対戦相手が強いほど、
自分も強くなれるわけだ。
LOLに限らず、
人間は自分のレートより1個低い人に対して
「◯◯のプレイヤーは何もわからねえ」
みたいなことを言うのだけど、
ああいうのは気分が良くなるから言っているだけで、
実際LOLのプラチナ以上は相当強いと考えていい。
準備がなければ、
私でも序盤のレーン戦は勝てない。
考えたことがない組み合わせだったら、
ボコられるか、
大人しくファームしてごまかすしかない。
おまけ 所有化(我有化)
- 所有化=自分のものとして所有すること
芸術作品の所有化は2つあって
- 物質的所有化
- 象徴的所有化
1 高い絵やツボを持っている。など。
2 ピアノで難しい曲を引ける。など。
ブルデューが言うには
芸術作品の所有化には2つのメリットがあって
- 卓越化利益
- 正当性の利益
1 入手しにくいものほど大きくなる。
2 「自分が存在し、あるべき姿でいることを正当化されている」
と感じられる利益。
LOLでレートを上げたいという人に対して
「そんなこと考えるな」
と私は言うのだけど、
彼らは正当性を得ることによる安心感
みたいなものが欲しいだろう。
ちなみに何故「考えるな」と言うのかは、
LOLが娯楽である以上
実力の高い人が珍しくないからだ。
なので単純に
「うまくても卓越化されないですよ」
というだけの話である。