書評

【自分とは現在位置の矢印】自分の壁【書評】

自分の壁という本の書評を書く。

バカの壁の4作目みたいな位置づけの本である。

最近ビルドガイドが4連続なので、
こういった返信が来たことだし
書評を書くことにしたのだ。

  • 本の内容+感想は普通の見出し
  • 私の意見は斜線見出し

にする。

この記事はパッチ13.19の時に執筆されました。

自分の壁とはどんな本か?

自分「自分」という話題は、以前から考えていました。

変に聞こえるかもしれませんが、幼稚園の頃からです。

自分とはなんだとか、自分はどんな個性の人間だとか、そういうことを考えたわけではありません。

自分がなんだか世間と折り合いが悪いけど、いったいなにが問題なんだろう、というようなことです。

幼稚園の時には、病気がちでしたから、休むことがあります。

そうなるともうすぐに登園拒否です。

あらためて行くのが、なんだかはずかしいのです。

つまり行ったときに周りがどう思うのか、それを考えると、イヤなのです。

そんなこと、だれも気にしてないよ。

それが大人の反応でしょうね。

でも私はそれが気になってしょうがないから、行きたくなかったわけです。

誰でも人生でこういう時期はある。

私は高校、友人は中学校、養老孟司は幼稚園。

私が幼稚園の時は、
ムカつくことがあれば殴りかかっていたので、
やはり養老孟司とは生まれ持った知能が違うのだろう。

  • 現在位置の矢印がなければ、地図は役に立たない
  • 生物学的な自分とは、この現在位置の矢印
  • 意識は自分をえこひいきする
  • 周りとの境界がなくなると気持ちがいい
  • 鳥瞰するような意識は誰でも持っている

1~4 ここらへんは、
特に説明がなくてもわかる気がする。

5 サッカー選手は、
フィールド上の全員が何をしているのかわかるらしい。

私もLOLは全員が何をしていて、
何を計画しているのかわかる。

ただわかるようになったのは、
いつぐらいだったか。

まったく思い出せない。

最初の集団戦では味方をクリック(敵だと思って殴ろうと)していた。
これは覚えている。

男の人は地位に敏感

社会という地図の中で自分がどこにいるのか。

それを「地位」というのです。

社会的階層の中での自分の位置です。

これについて、男の人は敏感です。鎌倉で乗ったタクシーの女性運転手さんがこんな話をしてくれました。

「男ってバカですね。うちの会社が『係長』っていう肩書をつくったんですよ。
それになったからって給料が上がるわけでもなんでもないから意味がないと思うんだけど、男の人は係長になったとたんに、言葉づかいなんかが変わるんですから」

「係長」になったとたんに、男性運転手の頭の中の矢印が動いたのでしょう。

一方で、女性はもうちょっと現実的だから、そんなものでは動かない。

養老孟司 自分の壁より引用

LOLのランクを気にする人は、
おそらく矢印を気にしているのだろう。

筋トレYoutuberが

「筋肉を付けるとモテるけど、付けすぎるとモテなくなる」

のに近い気はする。

仲間内の平均を大きく越えてしまうと、
ちょっと孤独になる。

それでも

◯◯は死ぬのが仕事!!

と言われながらゲームするより良いと思う。

つまり

  • ランクが低すぎると周りとの境界が作られる
  • ランクが高すぎると周りとの境界が作られる

拮抗した試合で、
味方全員が程よく活躍している。

そういった試合は確かに楽しい。

0/7/2の味方がチャットで騒ぎ出すのも、
1人だけ疎外されたように感じるからだ。

自分以外の存在を意識する

死には3種類あるそうだ。

  • 一人称の死
  • 二人称の死
  • 三人称の死

1 自分の死。

認識できないので、本人には関係がない。

2 知っている人の死。

基本的な死で、現実に大きな影響を及ぼす。

3 知らない人の死。

いちいち反応しない。

一人称の死は大したことがないのだけど、
ヤケにならないのは何故か?

という話がされている。

親孝行の本当の意味

親孝行は、子どもに対して「お前はお前だけのものじゃないよ」ということを実は教えていたのです。

かって親孝行を教えていた側も、
別にそういったことを深く考えていたわけじゃなく、

「親を大事にしろ」

と押し付けていただけ。

ただ結果的に、
そういったことを教えていた。

母親は常に、理不尽なことを言う。

インポスター

LOL風に言えば

「ゲームはお前だけのものじゃないよ」

となるだろう。

サモナーズリフトと恵まれた人間の違いは

周りの4人をどう思っているか?

ということ。

仮にあなたが嫌いな4人と
ノーマルゲームをすることになり、
トップレーンになった。

対面がナサスだったら、
レイドボスとしてチームに送り込んだほうが、
面白いはずだ。

自分の壁にも書いてなかったし、
私はLOLで味方のために活躍したいなど思ったことはないが、
周りの人間が好きというのは重要なのだろう。

送り込んでいこう。

自信は自分で育てるもの

情報をたくさん仕入れたからといって、役に立つとは限らない。

脳は楽をしたがるので、
現実を単純化して考えようとする。

頭にアルミホイルを巻いて、
マインドコントロールや電波から
身を守ろうとする人がいるそうだ。

世の中を単純化して考える、
陰謀論者という人に多いらしい。

その話を聞いて

「他人が自分をコントロールしようとするのは当たり前だろう」

と思った。

戦いの基本だからだ。

身近な人に聞け

LOLできない人は、
言葉の端々からわかる。

たまにブログのコメントに、
凄く簡単な質問をしてくる人がいる。

私は無視する。

何故かというと

「そんな簡単なことを聞く相手がいねえのは、まず君の普段の振る舞いに問題があるだろ」

と返しにくいからだ。

ライ麦畑で捕まえてを読んだことがあるせいか、
私は明らかにわかりきった問題点を無視して、
ウケ狙いのインチキ臭いことを言うのが嫌いである。

正直にそういったことを返すとどうなるかというと

  • 言われた人は傷付く
  • 周りの人だけわかる

結果的には良さそうだけど、

「まず友人に聞ける環境を作りましょう」

くらい柔らかく言ったほうが無難だろう。

しかしこういった話は、
ゲームの簡単な質問より遥かに難しい。

会話の最中に最適解とか言っちゃうタイプ

単純化という話では

  • 頭が良ければ勝てると思っている人
  • 上達の方法は1つじゃない
  • 目の前の自分のランクの話をしろ

それなりのプレイヤーなら
1行でわかるだろう。

IQで差が出るのは最初の数週間だけ。

1種目だけなら低くても、
何も問題がない。

実際にプロのチェスプレイヤーは
平均よりIQが低いと、
高名なアンダースエリクソンの本に書いてあった。

上達の方法は人によって違う

赤ちゃんの歩き方だけでも、
歩くまでの方法はたくさんある。

聞いたことがある人も多いはずだ。

結果的に歩けるようになるだけで、
歩けるようになるまでの過程が違う。

目の前の自分のランクの話をしろ

このブログを見る人は、
私は例外なくLOL飽きた人として扱っている。

初めてネットゲームをした人なら、
体力の続く限りサモナーズリフトで戦っているのだから、
飽きたという表現は誰でも納得するだろう。

歩ける方法の話と似ていて、
とりあえず表面的に真似をすれば、
ゲームに勝てると思っている人がいる。

しかし真似をするのが上手な人と、
そうでない人がいる。

真似するのが上手な人は、
おそらく思考過程とかも考えられるのだろう。

私が初めてインターネットで

「最適解」

という言葉を会話で使われたこと時のことは、
今でも覚えている。

非想天則のコミュニティの1つがあって、
そこで1番頭が悪い(扱いをされてた)人が使ってきた。

RPGとかなら良くわかるのだけど、対戦ゲームだしなぁ

と呆れてしまった。

※ 彼は純真無垢な性格だったので、私は何も言わなかった。

彼には感謝している。

私が会話で最適解なんて言わなくなったからだ。

そういう言葉を使っていたら人間関係も今とは違っていたし、ブログの読者は50分の1だったろう。
彼は私にとって恩人だったわけだ。

数学は教わってはいけない学問

何が問題か。

それは数学を教わるのと同じようなものだからです。

基本的に数学は教わってはいけない学問です。

歴史などは、すでに事実とされている知識をおぼえていかないと、話が進みません。

ふつうの人が、自ら史実をいちいち掘り起こす必要はない。

数学の場合は事情が異なります。

問題の解き方や答えを丁寧に教わると、かえって力がつきません。

応用問題ができなくなるからです。

LOLも同じで、
人に教わっては考える力が身につかない。

しかしLOLはチュートリアルがクソなことで有名だ。

例えば右クリックで相手を攻撃しようとは言うものの、
実戦でそんなことをする人はいない。

「チャンピオンターゲットはともかく、オートアタックムーブくらい教えろよ」

とは誰もが思っている。

数学でいう記号の意味すら教えない、
スパルタゲームなわけだ。

コーチングの時に、アタックムーブを”攻撃した後に移動すること”だと思ってた人が3人いる。
流石の私も、その後の言葉は慎重に選んだ。

終わりに

  • 居心地の悪さはどこから来るのか?
  • 自分とは地図上の矢印と同じ
  • 社会的階層の中での自分を現在位置の矢印を地位という
  • 自分は自分だけのものじゃない
  • 自信は自分で育てるもの
  • 数学は教わってはいけない学問である

人生全般において、
問題解決能力は大切だ。

しかしゲームは、

ただ口を開けて問題を待っているだけじゃないか?

と最近考えている。

開幕なんの理由もなくAFKする人はいない。

私はそんな人は見たことないし、
話を聞いたこともない。

実は今回の記事は書く時、
モチベーションが全く湧かなかった。

しかしLOLと同じように、
起動してマッチングが始まってしまえば、
自然とやる気が出てくる。

やはりやる気より行動が最初だ。

対戦ゲームの仕組み的に言えば、

仕掛けてくる敵がいなければ、流れに身を任せてプレイしたほうがいい

相手がスキルを無駄に撃った時

「チャンスだ!!」

と思ってオールインすると、
敵のジャングラーが茂みから出てくる。

パソコンの前は
そこまで物騒じゃない。

だからもっとシンプルでいい。

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