考察記事

LOLで中盤以降の動きをどうやって教えているのか?【心的イメージ】

初心者の人にコーチングで数ヶ月教えると、
序盤は結構できるようになるが、
中盤とんでもない動きばかりする。

コレが私にはわからなかった。

ソロキューの中盤の動きは、
序盤より簡単だからである。

つまり次の2つだ。

  • 目標オブジェクト(ドラゴン・バロン)を狙う
  • トップレーナーは反対のレーンを押し続ける

1 敵に捕まらないように、
遅刻しないようにする。

2 味方がオブジェクトに接近している時ほど、
深くレーンを押す。

みたいなことは、
プラチナ4でもできるからだ。

エメラルド4もあれば、
それがわからないヤツ1人いるほうが
試合に負けるだろう。

自然にLOLをプレイした場合、
一般的には

序盤の動きよりも中盤以降の動きのほうを先に覚える

しかし何かしら注入してしまうと、
そうはならないようである。

それではまず、
練習の大前提の話をしよう。

この記事はパッチ13.21の時に執筆されました。

大前提1 コンフォートゾーンの外でプレイする

コンフォートゾーン=居心地のいい場所

あまりにも大前提すぎるので、
説明しなくてもわかる人のほうが多いだろう。

例えば、あなたが腕立て伏せをするとする。

最大10回できるとしよう。

1回で辞めたら筋肉は付かない

やるかやらないかは別として、
原理はわかると思う。

脳みそもコレと同じである。

ちなみにコーチングの時は最初に言わない。
名のあるVtuber相手ならともかく、普通の人に言えば感じが悪すぎるからだ。

大前提2 心的イメージを形成する

目隠しチェス、あるいは目隠し将棋というものがある。

私は小学校のクラブ活動の時、
将棋が学校で2番目に強かった。

※ おそらくゴールド4くらい。

しかしそれぐらいの実力では、
目隠し将棋など全くできなかった。

あれはどうしてできるのかというと、
駒のパターンを何万通りも覚えているからなんだそうだ。

なので目隠しチェスは、
そういったチェスの練習をしているうちに、
自然にできる仕組みらしい。

普通のLOLプレイヤーだって、
目隠しチェスに近いことはできる。

ピック画面で敵チームのロールを予測する

  • 敵チャンピオンを見る
  • 敵チャンピオン5人を見る
  • 敵チャンピオンのBANしたチャンピオンを見る(私は要素に入れない)
  • 敵チャンピオンがそれぞれどのロール(ポジション)か予測する

たまに予測しにくい時もあるが、
ほとんどの試合では予測通りになっているはずだ。

それは

  • チャンピオンの名前
  • チャンピオンの性能
  • チャンピオンのロール

などを覚えているからだ。

誰でもできることだけど、
こういったことも心的イメージだ。

チームスポーツで優れたプレイヤー、友人グループや職場のリーダーは、全員が何をしているのか常に把握している。

一般的には自らコールしていくうちに覚える

  • 味方にマズい指示の出し方やチャットをしてトラブルを起こす
  • 300回くらい繰り返すと、そのうちコミュニケーションを覚えてくる
  • ドラゴンの時間を知らせる
  • 支援ピンなどを出す
  • あまり強く指示しない
  • ティルトしてるヤツは放っておく

こういった流れで、
中盤以降の動きを身に着けていく。

しかし実際はどうかというと

  • 序盤に大きく負けると、その後の試合は面白くない
  • 下手なプレイヤーは、序盤から足を引っ張る
  • 序盤に活躍できるようになってから、中盤以降の動きを覚えていく

毎試合序盤から活躍して、
チームでのオブジェクトコールをするプレイヤーは、
その時点でレート関係なく、
一般的なプレイヤーを上回っている。

優れたプレイヤーなわけだ。

オフラインでの訓練

LOLが戦場だとすると、
ほぼ全プレイヤーが初陣で死んでしまうだろう。

LOLは何度もプレイできるので、
別にその方法で構わない。

プレイしていくうちに覚えていくものだ。

ただLOLは5分で終わるゲームじゃない。

序盤に3デスもすれば、
味方が大きく勝ってない限り、
その試合は面白くないだろう。

終盤にマルファイトのRに3人当たれば、
それまでの時間は吹き飛んでしまう。

というわけで時間的な問題で、
オフラインの訓練、
この場合は試合外での訓練をする。

リプレイ、あるいは他人のプレイ動画

プロの大会を参考にするのは辞めたほうがいい、
ソロキューじゃないからだ。

※ あなたがプロなら参考にしよう。

リプレイや動画を見せて、
重要なポイントで

  • 次に打つ手は何か?
  • ここで何が起こっているのか?

を尋ねる。

  • 正解したら、もっと難しい問題に行く
  • 大きく外したら、前の画面にまた戻る

1 この場合の正解っていうのは、
上手な人と同じことを思うことではなく、
まあまあ悪くない推理を行うことである。

プロの人ならともかく、
普通のプレイヤーには抜けている知識が多すぎるので、
正解を当てるのは難しい。

同じ言葉を言っても、
同じ言葉を言っただけになる。

2 とんでもない答えが返ってくることがある。

マイナス100点みたいな、
正反対の方向に振り切れている答えだ。

そういう時だけ戻る。

自分1人の場合、クイズを出すタイミングは難しい。
そういうことが自分でできる人は、高いレベルのプレイヤーだからだ。

終わりに

  • 中盤以降の動きを覚えるには、序盤を乗り切れるようにならないといけない
  • 基本的には自ら積極的にオブジェクトコールをして覚える
  • 意思決定ポイントで正解に近い行動を取れるようになればいい

判断せずに自然に取れればいいとか、
自分の心拍数がどうとかあるけれど、
難しいので書かない。

いろいろ書いたけれど、
初心者は細かいフィードバックはないほうがいいし、
効率も求めないほうがいい。

それに腕立て伏せも1~2回から始めたほうが良い。

最後に1つ書いておくと、
重要なのは知識ではなくスキル。

あなたに何ができるかが重要である。

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