LOLプレイヤーは操作こそ上手だが、LOL自体はいつまでも下手な人が多い。
メタという言葉は意味が難しく、そしてLOL界隈は軽々しくメタという言葉を使うので、メタ認知が全くできない人が多いのでは? といった主張の記事を書く。
メタという言葉はどのゲームでも、正しく使うオタクと、激浅プレイヤーが使う2種類がある。
メタは「高次の」といった意味だ。
あなたはなんとなく、次のようなことを思ったはずだ
「じゃあ高次のプレイヤーしか使えないんじゃないの?」
全くもってそのとおりなのだけど、ダイヤじゃないと意味がわからない言葉はちょっと使いにくいというか、少なくとも検索向けじゃない。
ティア(Tier)同様に、初心者向けの言葉になっているわけだが、メタはメタ認知にも使われる言葉なので、間違って覚えていると大変なことになる。
[themoneytizer id="97696-1"]一般的なメタゲーム
一般的な意味のメタゲームは、大会にどのデッキを持っていくのか? である。
カードゲームの話なのだが、
「グーのデッキが多そうなので、パーのデッキを持っていく」
基本的にトーナメント(大会)用語だ。
大半のLOLプレイヤーは大会に出ないので、よく使われるチャンピオンをメタという言葉で表している。
しかしコレだと、流行りという意味になる。
私に言わせると、大半のプレイヤーはパッチでバフされたチャンピオンとアイテムを、メタって呼んでいるだけだ。
どうしてこんな水溜まり激浅チャプチャプ用語になっているのか、メタ的な視点で考えてみよう。
検索結果は汚染されている
例えば
- LOL メタ
- LOL メタチャンピオン
で検索する人がいたら、おそらくあなたは「俺の推理だと、多分ソイツ初心者だぜ」と思ったはずだ。
そもそも、プレイヤーは初心者より上級者のほうが少ない。
LOLは他のゲームよりも難しいので、その傾向はさらに大きくなる。
なのでコンテンツを作成する人は、初心者でもわかるようにというか、普通は初心者向けに書く。
※ このブログだとビルドガイドだけは、かなり初心者向けに書いている。昨日のリー・シンのガイドは序盤のジャングルルートを書き、さらにルーンを合わせるとも書いたので、かなり親切度が高いなと自画自賛している。
コンテンツ作成者に悪意はないのだが、どうしても水溜まり激浅チャプチャプ用語のメタで書いてしまうのである。
まとめると
- 検索する人が上級者より初心者のほうが多い
- プレイヤー人口も上級者より初心者のほうが多い
- どうしても世の中のコンテンツは初心者向けになる
記憶の重複があるのでメタを流行りと覚えるのは良くない
記憶の重複といって、似たような言葉は覚えにくい。
例えばスプリットという言葉があるが、(2つに分かれているみたいな意味)、ボーリングをする人も、LOLをする人も、認知心理学に詳しい人も共通して使える。
それはどの分野でも同じ意味だからだ。
LOLの一般プレイヤーが使うメタって言葉は、明らかにおかしい。
カードゲームでもよく使われるデッキを単純に浅い意味でメタと呼ぶことはあるが、LOLの場合はパッチでバフされたアイテムとチャンピオンのことを呼んでいる。
あまりに「高次の」という意味とかけ離れすぎだ。
メタ認知は物事の上達に非常に重要なので、問題として大きい。
断言するが、何年もプレイしているのにダイヤ4にすら上がれない人は、全くメタ認知が出来ていない。
メタ認知とは
我々の思考の癖を認知バイアスなどと呼んだりするが、この思考の癖は自覚しにくい。
LOLは試合終了まで集中力を保つのが難しいゲームだが、気が散る原因はなんだろう?
いくつか挙げてみると
- 序盤に5回ソロキルされてる味方がいる
- 味方が一生連ピンしている
- チャット欄で暴言が凄いヤツがいる
といったことが考えられるが、結局何が原因で気が散るかは、人それぞれだ。
ポジティブとかネガティブとかいう言葉があるけれど、人によって食べ物の好みが違うように、感じ方は人によって全然違う。
私はLOLの達人ではあるが、あなたに集中する方法を教えることはできないわけだ。
「チャット欄は設定で最初からミュートにしておくと集中しやすいよ」
とは言えても、結局あなたが集中する方法は、あなた自身で見つける必要がある。
この場合は、気が散る原因や仕組みを客観視することが、メタ認知。
チャンピオンは入力した通りに動く
「プログラムは思った通りには動かない。書いた通りに動くのだ」
というプログラマーじゃなくても知っている格言がある。
LOLで言えば
「チャンピオンは思った通りには動かない。入力した通りに動くのだ」
となるだろう。
しかし人間は同じ入力をしても、全然違う動きをすることが多い。
LOLに限らず良くあることだが、人に冗談を言った時、冗談が通じる人と通じない人がいる。
当人同士の関係とか、いつ何を言ったのかとか、相手が何を知っているのかとか、色々複雑だ。
スキルコンボと違って、安定させるのは難しい。
なぜ? と自分に問いかける
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- What(何を)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
5W1Hというヤツだが、トヨタのなぜなに分析に代表されるように、「なぜ?」だけが繰り返すことができる。
他の質問を5回も繰り返したら、ただの耳が遠い人だ。
メタ認知やメタ思考の方法はとてもたくさんあるので、興味のある人は自分で調べてみるといい。
このブログでも結構書いている。
終わりに
全くメタ認知をしなくとも、リー・シンのコンボを覚えることができるし、ルーン・アイテム・ラストヒット・レーン戦はある程度できる。
でも人間の脳は機械と違って、同じ入力をしても全然結果が違う。
人によって違う上に、同じ人でもタイミングや体調によって結果が変わってくる。
とにかく集中するための方法は人によって全く違うので、AをすればBという明確な答えがない。
自分で探すしかないわけなのだけど、メタ認知が出来ないと中々改善することができないのだ。
LOLがいつまでも下手な人が多い原因は、やはりメタという単語がパッチでバフされたものに対して使われているので、やはりメタ認知という概念がプレイヤー同士で浸透していないのでは?
私の仮説が合っているかどうかは確かめようがないのだが、ネガティブもポジティブも集中する方法も、人によって違うのは覚えておいて欲しい。