先日、次のようなDMが来た。
要約すると
- 彼は あらゆる対戦ゲームで低レートである
- ゲームの実力とプライドが釣り合っていない
- 能力が低いクセにプライドが高い
- 下手なのに人に指摘してくる
- でもされると怒る
- なんで怒ってしまうのか聞きたい
となっている。
では書いてみよう。
この記事はパッチ14.6の時に執筆されました。
フェイス侵害行為
- シルバー、あるいは人に指摘するクセに、他人から指摘されたら怒る
- シルバーのクセに、他人に指摘する
1 コレは仕方がない。
人から指摘されたら怒るのは当たり前だからだ。
つまり
「指摘されれば健康的な人でも不快に感じます」
というわけだ。
男性が20前後の女性に興奮するのと同じなので
「人間そういうもんだよ」
で終わる話である。
2 食事のマナーがわからないヤツが、
他人の箸の持ち方を指摘する。
こちらの行為に焦点を当てるべきだ。
しかし我々は、
こういった行為をする人物像に心当たりがある。
とりあえず求められてないのに、他人に指摘するのは悪い行為である。
でもやると気持ちいい。
小学校高学年は自己肯定感を育成する時期
小学校高学年、
つまり9歳を過ぎたら
上の5つが重視された課題とされている。
自己肯定感の育成を、
LOLの日常で例えよう。
- 試合に勝った時に「easy」と言う
- 敵ジャングラーがガンクしてきた時に2対1を制した時に「よわw」と言う
これが自己肯定感の育成だ。
実際には上のような正当な文脈がなくても
優越性を追求しようとする人いるし、
大人になってもそういうことをする人は多い。
”子供が自分の宝物を自慢して、それを主人公が褒める”みたいなシーンが多いのは、子供は優越性を追求しようとするからである。
実際には年齢どおり発達するのは難しい
次の引用は、
高等学校(高校生)での課題だ。
・ 人間としての在り方生き方を踏まえ、自らの個性・適性を伸ばしつつ、生き方について考え、主体的な選択と進路の決定
文部科学省 3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題
・ 他者の善意や支えへの感謝の気持ちとそれにこたえること
・ 社会の一員としての自覚を持った行動
こんなことを高校生でできる人がいたら、
間違いなく学校一の人気者だろう。
前世の記憶を保持したまま産まれてきた、
”転生者”というヤツかもしれない。
また、中学や高校でウンコウンコ連呼して笑わせようとする同級生がいたのだけど(いつも一定数いる)
「そういうのは小学校の時に卒業しとかねーと、苦労するのかもしんねーな」
と、彼らを見るたび考えていた。
とりあえず9歳児や自尊心のない人は、文脈的に不自然な状態でも優越性を追求する。
自己肯定感はその人の置かれている状況による
DMをくれた彼は
- 去年の8月時はLOL歴半年でブロンズ
- そこから7ヶ月後の2024/03/20でエメラルド
- LOL歴は13ヶ月
なのでゲームに慣れている人だとわかる。
私は彼のTwitterを見たのだけど、
みんなとうまくやれそうな人だった。
- 能力が高いから、みんなとうまくやれている
- みんなとうまくやれているから、能力が高い
2つの要因があるだろう。
おそらく声も金切り声ではない。
彼は中々にオシャレで、自己肯定感は高そうだった。
目は歴史の産物
シルバーの彼は話を聞いた印象では、
そんなに悪い人ではない。
- ただし彼は対戦ゲームが好きじゃない
ブルデューは「目は歴史の産物」と言った。
簡単に説明すると
「あなたにとっての好きや嫌いは、今まで学んだこと(あなたの歴史)から作られている」
という意味だ。
例えばLOLが上手な人というのは、LOLで良いとされている行為と自分のしたいこと(好き)が一致している人だ。
野菜を食べるとか、コーラを飲まないとか、クソみたいなピン鳴らさないとか、色々ある。
みんなでVCで遊ぶときの作法
- 頭の悪そうな喋り方をしない
- 敵に倒された時にマヌケな声を出さない
- いちいち動じない
- 怒られたら謝る
金切り声を出さない
あげればキリがないのだけど、
パッと思いついた4つを書いてみた。
VCを使って何年もゲームしている人で、
吃音や金切り声じゃない人ならば、
こういった話はわかるはずだ。
そして少し会話しただけで
- 相手がそのような振る舞いに関心があるかどうかもわかる
LOLと同じで、
オシャレなほうが勝つ。
「シルバーの彼はみんなとのコミュニケーションが下手だ」
DMで言われているのはソレだ。
シルバーの彼の自己肯定感を育てるには?
- ゲームのランクは、そのゲームへの理解度の目安である
と考えた場合
- 他のみんながわかることが、シルバーの彼にだけわからない
となる。
しかしグループ内で対戦ゲームをしたら、
できる人とできない人に分かれるのは当たり前だ。
解決方法は簡単で
- ゲーム以外での得意(好き)なことを伸ばす
さいわい彼には友人がいて、
友人達がいる場所には出れるのだから、
そんなに能力は低くないだろう。
「みんなに嫌われている人」は大した問題ではない。
深刻なのは「みんながいる場所に参加できない人」だ。
実際にゲームで活躍するのは難しい
私はコーチングで
「気軽に1万払えるヤツが勝てると思うなよ」
とか
「ボーナス貰える仕事についてるヤツが勝てるゲームじゃない」
みたいなことを言う。
子供の頃からやるべきことを無視して、
毎日何時間もゲームしている人が珍しくないんだから、
まともな人間が勝てる世界じゃない。
そこから教える。
終わりに
- 対戦ゲームで低レートの人は、ゲーム内での振る舞い方がわからない
- シルバーの彼は、コミュニティでの振る舞い方がわからない(みんなから見て適切じゃない)
こういうのを”界”っていうのだけど、
それがわからないわけだ。
何か人より得意なことがあれば”界”がわかるのだけど、
得意なことが何もないとわからない。
※ 簡単にわかれば苦労はしない。
今回はここで筆を置くので、
納得感がない人も多いだろう。
次回は
- 誰が見てもコレがオシャレな振る舞いである
という無料で読める漫画作品を発見したので、
それを通して書いてみたいと考えている。
上はこの記事の続き。