考察記事

TFTは誰でも3日あればゴールドになるのに、何故LOLはならないのか?

結論から言うとTFTは集中しやすいので、LOLと違ってプレイ時間の分だけ上達するからだ。

逆にLOLは人によって気が散りやすいので、極端に上達が遅い人がいる。

今から書くのは、そんな内容だ。

TFTが新しくなったので、久しぶりに3日間ガッツリプレイしてみた。

私は麻雀が好きではないので、TFTもあまり好きではない。

ARAMやノーマルゲームをするよりも、TFTのほうがマシかなと思っているくらいの好き度だ。

でも3日間でTFTは劇的に上手になった、3日でLOLでゴールドになる人はいない。

LOLと似たようなDotaをやってたら数ヶ月でダイヤになるものの、3日でゴールドはないだろう。

※ DotaのほうがLOLより操作が10倍いそがしいので難しい。私はDotaをしていたので、LOLは3ヶ月でダイヤになった。

TFTはレートが上がりやすいとはいえ、実力的に3日あれば誰でもゴールドになれるし、おそらく本気で取り組めば一週間あればダイヤになれそうな気がする。

この記事はパッチ10.19の時に執筆されました。

新しいTFT1日目 ただ適当に一通りの役をプレイする

あなたもTFT実装時に少しプレイしたことがあるだろう。

最初のTFTは文字通りのクソゲーでヤバすぎたが、それでも最初はまあまあ楽しめた。

※ 初期のTFTは運が悪いとアイテムが出ない時があったので、出なかった人はみんなAFKした。したというか、させられた。

だから10ゴールドごとに利子が付くとか、デッキに入っているチャンピオンの総数みたいな、基本的システムは知っていた。

基本的なシステムを知っていたので、初日は一通り役をプレイしていった。

初日から同じ役ばかりプレイしない。

TFTもLOLも動作記憶ではないので、反復練習は基本的に避けたほうがいいからだ。

新しいTFT2日目 統計サイトを見ながら装備アイテムを覚える

1日目の感想としては、役はわかっても適切な装備がイマイチわからなかった。

イマイチわからないとは、悩みがある状態ということだ。

頭の中がモヤモヤしているとか、「これで正しいのだろうか?」 みたいな状態である。

さいわいゲームとは簡単なものなので、統計サイトを見るとすぐにわかる。

参考にしたサイトはlolchess

おそらく上級者ならば構成や対面によって色々装備を変えるのだろうけれど、私は初心者なのでテンプレ的なものさえわかれば十分。

サモリフでいうならば

  • TOPは必ずTPを持つ
  • レネクトンはプレスアタック
  • WWもプレスアタック

くらいのレベルだ。

上に書いた3つは上級者なら浅い場合もあるけれど、レベル30未満なら正解だ。

トップにクレンズを持っていかれても困るし、レネクトンで彗星を持っていかれても困る。

レネクトンでプレスアタックや、ジャングラーがヘイルブレードの時にサブ栄華(レジェンド:迅速)を入れるのは良くないと、私は考えている。

しかしレネクトンでプレスアタックは彗星よりも絶対に良く、ヘイルブレードサブ栄華はサブ不滅より絶対に良い。

つまり私の考えは

  • 始めは状況に応じたビルドを捨てる
  • だいたい合ってれば良しとする
  • 最高の選択肢は捨てる

完璧主義は辞めたほうがいいし、最初から上手にカッコよくプレイするのも諦めたほうがいい。

ここであなたは少し疑問に思ったかもしれない。

「TFTは上手にプレイする必要がなくない?」

みたいな疑問だ。

私は社会学が好きなので、この点について説明させていただきたい。

統計サイトを見ながらプレイしないと、モヤモヤすることが多い。

統計サイトは玄人の意見ではなく、単なるデータを集めただけなので、一般的な傾向を掴むのに良い。

TFTはソロ、LOLは集団のゲーム

TFTで自分の欲しいチャンピオンが取られて怒る人はいない。

8位になって落ち込む人はいない。

他の人に文句を言っている人もいない。

つまりティルトするは1人もいないわけだ。

LOLでは頻繁に見かける。

TFTとLOLは違うゲームだけど、同じクライアントで出来るので、プレイヤーに違いはあんまりない。

  • LOLプレイヤー=社会性のない異常者
  • TFTプレイヤー=集中力を切らさない職人

なんてことは考えにくい。

単純にTFT中は「他のプレイヤーからどう思われているか?」 を全く気にしないだけだ。

TFTはゲームデザイン的に、他のプレイヤーの存在を感じることができない。

一般的にTFTは相当浅いゲームだという風潮があるし、プレイ中に他のプレイヤーの存在も感じられない。

TFTを上手にプレイする動機は、気持ちよくなりたいからだ。

決して人に良い格好をしたいからではない。

※ 特別に情熱がある人以外は、物事をプレイする動機は楽しいからする。TFTに使命感や信仰心を持ってプレイする人がいたら、病的だ。

対戦ゲームの上位層は本当にオタクしかいないので、人にどう思われるか気にするレベルのプレイヤーは話にならない。

平均的LOLプレイヤーは、むしろそう思っているからこそ平均的LOLプレイヤーのレベルに留まっている。

周りの目を気にしないこと、これがLOLの極意だ。

TFTは上手にできるけど、LOLは何年やっても話にならない人を結構知っている。

彼らはまず、人にどう思われるかを克服する必要がある。

新しいTFT3日目 お気に入りの戦術を見つけた

新しいTFTには宿命というシステムがあるのだが、最初は弱いチャンピオンを宿命として使っていた。

統計サイトを見ると、宿命はプレイヤーレベルが5、7、9の時に効率がいい。

プレイヤーレベルが5になると、3ゴールドのチャンピオンも宿命に追加される。

なので2-3でゴールドをレベル4の8にして、2-5でちょうどレベル5になる戦法を発見した。

2-5でキャリーチャンピオン(アイテムを3つ装備させるチャンピオン)を引くと、気持ちよくなれる。

なので3日目はこの戦法ばかり使っていた。

三日目から急に上達を感じたし、よりTFTが楽しくなった。

宿命システムが楽しいので、飽きるまで細々と続けようかなと思っている。

勝てる戦法を発見すると面白い

戦法は戦術よりも下位の概念らしい、なのでこの場合は戦法と書くのが適切だと思う。

LOL初心者の場合は、何故か上手に操作できるチャンピオンを発見すると面白い。

LOLで最も良く見られるのは、ジャングルでひたすらファームをして勝つ戦法だ。

味方に速くファームが出来るプレイヤーがいるだけで、初心者部屋は本当に勝ちやすい。

LOLは特定のチャンピオンしか使わない人がいるが、そういったプレイヤーでも似たようなチャンピオンは使えることが多い。

※ ワントリックポニーという言葉は、人をバカにしている汚い言葉なので、私を使うのを避けている。

戦法的に似ているチャンピオンが多いからだ。

例えばマスター・イーが使えるなら、全てのAA主体ジャングラーが使える。

ドレイヴンが使える人なら、他の全てのADCが使える。

頻繁に使うメインチャンピオンほど上手ではないというだけだ。


LOLでダイヤもしくはプラチナ未満の人は、おそらく自分の気にいった(もしくは勝てる)戦法が発見できていないのではないかと思う。

TFTで特定の構成にこだわる人は少ない

新しいTFTは、自分でどの構成を使うかが選びにくい。

選ばれし者という、カードゲームでいうとフォイルカード(キラキラカードのこと)を引かないと勝てないからだ。

選ばれし者はシナジーが2倍で計算されるので、LOLで例えるなら選ばれし者がないシナジーは、LOLでいうとネタピックになる。

サポートヨリックとか、トップアイバーンとかだ。

絶対勝てなくはないし、たまに活躍もするが、他の選択肢に比べてハッキリ弱い。

TFTはチャンピオンの操作がないので構成を覚えるだけ、なのでよっぽど気難しい人じゃなければ、どの構成でも楽しめる。

格闘ゲームはよほどの達人じゃない限り、同じキャラクターを使うというか、上級者でも1キャラしか満足に使えないのが普通。

LOLだと1レーン3キャラ前後。

TFTだと全キャラ使えて当たり前。

どうやら覚えるコストが関係しているらしい。

終わりに

書いたことのまとめ
  • プレイごとに新しいことを覚える
  • 統計サイトを見ながらプレイする
  • 周りを気にしない
  • 気に入った戦法を発見する
  • もしくは勝てる戦法を発見する
  • 完璧主義は避ける

LOLは試合開始前のピックから試合開始直後の5分くらいは、キッチリしているほど良い。

しかしそれ以外の時間は、いい加減なほど良い。

TFTは逆で開始10分くらいは別なことをしている。

頭を使ったりする部分もないし、ほとんど操作も必要ないからだ。

でも後半になればなるほど忙しくなる。

LOLとTFTは同じクライアントでプレイできるのに、随分と毛色の違うゲームだ。

ゲーマー的な意見を言うと、周りに人が存在するのに周りを認識してはいけないLOLのほうが、ゲーム的に深いと思う。

TFTは集中するのが簡単なので、それはつまり集中力が学べないことを意味する。

LOLは怒りを上手に発散する方法を教えてくれる。

LOLの上級者はAFK中に風呂掃除をすることが多いが、これほど建設的に怒りを発散している人は世の中では珍しい。

実際に「最高の復讐は幸せな人生を歩むこと」 とか 「最高の復讐は相手より成功すること」 といった恐ろしいセリフが名言みたいに扱われているくらい、世間の人は怒りの発散が下手。

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